大野純司のブログ -16ページ目

1年ぶりにハワイに戻って:永住権の更新に1年半かかる?

 去年8月、99歳の母の世話のために帰省しましたが、365日以上米国に帰国しないと永住権がなくなるので、7月18日、11カ月ぶりにハワイに戻りました。ハワイはやはりいいですね。松山の実家では6月からエアコンを使わないとサウナのように暑いときもありましたが、ハワイに帰ってからエアコンを使ったことはまだ一度もありません。日本の皆様、暑中お見舞い申し上げます。

 

 母のようなお年寄りは、熱中症に気を付けなければなりません。しかし、エアコンを使うと戸を閉めなければなりません。私も部屋でエアコンをつけて戸を閉めているので、いつも居間でテレビを見ている母に何かあっても、私には聞こえないかもしれません。そこで、夏の暑い時期はエアコンの効いたショートステイに入ってもらい、私は一時帰国することにしました。

 ところが入国管理局で一悶着。私のグリーンカード(永住権)は、去年5月に切れたのですが、その2カ月前に更新の手続きを始めていました。8月に帰省した時にはまだ新しいグリーンカードが届いていなかったのですが、更新中であることを証明する証書があり、それを持って出国すれば、問題なく帰国できるとのことでした。

 ところが、この書類にも期限があり、グリーンカードが切れてから1年、つまり今年の5月で切れていたのを知りませんでした。それ自体、お咎めはなかったのですが、グリーンカードで6カ月以上出国する場合は、再入国許可が必要だと言われました。許可なしに再入国する場合は、$600近い罰金を払わなければならないのですが、私は知らないでしたことでしたし、「初犯」でしたので、許してくれました。

 しかし、また日本に戻らなければならないと告げると、既にこの証書が切れているので、次回は6カ月未満でも再入国許可が必要だと言われました。コロナのせいか、メキシコ国境から不法に入国する人が急増したせいか知りませんが、グリーンカードの更新は1年半くらいかかっているとのことです。再入国許可の取得方法を聞いたところ、ホノルルの移民局に行けと言われたので、さっそく翌日行ってみました。

 ところが、アポを先に取らなければならないと言われ、そのための電話番号を教えてもらいました。かけてみたところ、答えたのはAIで、なかなか私が言っていることを理解してくれません。AIは専門用語をやたらと使いたがるので、私は愛子(Ai子)さんの言っていることがよく分かりません。そのうち愛子もしびれを切らしたのか、お助けすることはできませんと言って、切ってしまいました。これではアポも取れません。

 随分薄情な奴だなと思いながらまた電話をし、何回か試行錯誤を繰り返して、やっと生身の人間と話すことができました。事情を説明すると、ちょっと待ってくださいと言われて10分くらい待たされた後、あらかじめ準備された台本を読み上げてプッツリ。質問さえさせてくれません。これならまだ愛子の方がまし。

 仕方なく移民局のややこしいサイトを調べていると、再入国許可には$600以上ものも手数料がかかることがわかりました。だったら、再入国するときの罰金の方が安いので、罰金を払いさえすれば入国できるのであれば、そのほうが安くて手間がかかりません。罰金さえ払えば再入国できるかどうかは、移民弁護士に問い合わせています。

 だいたい、再入国許可が必ずもらえるかどうかもわかりませんし、もらえるとしてもいつもらえるかわかりません。グリーンカードの更新手続きを始めてからもうすぐ1年半になりますので、そちらの方が先に届くかもしれません。

 と言うわけでグリーンカードを待つことにしたのですが、間に合わなければ、8月末に家内に行ってもらおうかと思っています。外国人は、商用か団体旅行でないと日本に行けませんが、家族の世話をするという理由で90日のビザが出るそうです。家内は日本語がほとんどしゃべれませんが、何とかなるでしょう。

 

 チャイナタウンのホームレスが減ったということを先月書きましたが、昼間2ブロックほどヌウアヌ川のほとりを歩いてみました。ホームレスを一人見かけましたが、荷物を置いて陣取っているホームレスは一人もいませんでした。夜ダンボールを敷いて寝る人はいるかもしれませんが、すごくきれいになっていました。

 私のコンドの近くでは、空のビルを再開発して、17階建ての老人向けアフォーダブル(お手頃)アパートが建設中です。年収がこの地域の平均収入の30~50%のシニアアパートだそうで、来年完成予定。来年も母の世話をして、大した仕事をしていなければ、私たち夫婦も入れるかも。

 

 今、ハワイは予備選挙でにぎわっています。イゲ知事の任期が終わり、副知事のジョシュ・グリーン氏が有望視です。彼は医者で、コロナ対策で活躍しました。

 ホームレス問題にも関心があり、政策の一つに掲げています。ホームレス・シェルターで働いている次男は、彼と面識があり、先日も選挙資金集めのディナーに参加しました。

 先月紹介したCOREはホノルル市のプログラムですので、グリーン氏は、直接関与はしていませんが、このプログラムのディレクターも医者で、グリーン氏も賛同しています。次男は、来週から週二日COREで働くことになり、プログラムが成功して通常予算に組まれるようになれば、今のシェルターを辞職してCOREでフルタイムで働く予定です。

 

 過半数の人はマスクをしていません。次男のガールフレンドがコロナに感染しましたが、熱はなく、症状はのどの痛みと鼻水だけです。もう誰も心配さえしてくれませんが、仕事を休まなければいけないと、ぶつぶつ言っていました。

 

 孫はもうすぐ3年生ですが、1年で驚くほど成長しました。以前は、思い通りにならないとすぐにすねていましたが、私が機嫌を取らなくても、すぐに気を取り直すようになりました。

 

 同居している元ホームレスのマークさんは、背中にできものができて手術をしたばかりでした。ちゃんとシャワーを浴びないことが原因かもしれないということで、シャワーを浴びなければ大好きなコーヒーが飲めないということにしたらしいのですが、あまり効き目がありません。何とかその気にさせて浴びさせますが、ちゃんと浴びているのかバスルームで一服しているだけなのかは「神のみぞ知る」です。

 

 猫は2匹とも私のことを忘れていたようですが、またすぐに仲良くなりました。

 

チャイナタウンにホームレスがいなくなった

 チャイナタウンは、ホノルルのダウンタウンの西部にあります。歴史的に、貧しい移民が多い歓楽街なのですが、ここ数年、ホームレスに占領されてしまった感じでした。私たち夫婦は、まだ独身の次男とチャイナタウンのはずれのタワマンに住んでいます。わざわざここを選んだ理由は、息子がチャイナタウンからそう遠くないホームレス・シェルターで働いているからです。

 ホームレスの増加につれ、治安も悪くなってきました。2021年のホノルル警察報告書によると、チャイナタウンの加重暴行事件は、2020年の63件から、85件に増え、35%の上昇です。加重暴行とは、女性や子どもに対する暴行など、刑を加重される重い暴行です。4月には、犯罪常習者が79歳の男性の後をつけ、こっそり背中にライターで火をつけたというショッキングな事件もありました。息子も、事件を目撃したり、被害者を助けたりすることが増えてきました。

 窓ガラスを割られたり、落書きをされたりする事件は、日常茶飯事となりました。なんと、ホノルル警察チャイナタウン派出所さえ窓ガラスが割られたことがあります。派出所ですから、中に警官がいることくらいは分かりそうなものですが、割った40歳の女性は現行犯で逮捕。過去3年間に12回窓を割られたという店主によると、店の商品が盗まれたのは3回だけで、後はただの憂さ晴らしのようです。

 そのチャイナタウンに大きな変化が起きています。その原因の一つは、ブランジアーディ新市長と、スティーブ・アルム検察官の政策です。もう一つは、35年にわたってチャイナタウンでホームレスの炊き出しなどをしていたリバー・オブ・ライフ・ミッションが、チャイナタウンからの移転に合意したことです。息子が働いているホームレス・シェルター、IHS(Institute of Human Services)もキリスト教の団体ですが、リバー・オブ・ライフは、私が属している教団も関わってきた団体です。

 麻薬や精神病などの問題を抱えたチャイナタウンのホームレスは、ピーク時には250人ほどいたと推定されていました。ダウンタウン・チャイナタウン町内会によると、今は50人ほどに減ったようです。

 以前、ヌウアヌ川沿いのリバー通りは、麻薬売買、違法ギャンブル、売春でにぎわっていました。夜はホームレスが道の両側にびっしり寝ていましたが、今はほぼ見られなくなりました。ホノルル警察署と連携して月一度市民パトロールをしているグループも、その変化に驚いています。チャイナタウン・ビジネス&コミュニティー協会会長のシュバート・ウォックさんも同意見で、「希望がある」と述べています。

 ブランジアーディ市長も貢献しています。彼は、就任当初からチャイナタウン改善を訴えており、2021年3月の一般教書演説でもその改革を訴えました。その後、市は、地域における警察のパトロールを増やしました。

 その中で結ばれたのが今回のリバー・オブ・ライフとの契約です。炊き出しを続けるべきかどうかは、政治的問題にもなっていたのですが、4月に、リバー・オブ・ライフが移動式の炊き出しに切りかえました。

 リバー・オブ・ライフによると、この新しいアプローチは非常にうまく行っており、炊き出しをする場所にホームレスが集まるのではなく、ホームレスが集まる場所に食事を持って行くようになりました。チャイナタウンで炊き出しをしていた時は1日200食でしたが、現在は、市と協力しながら、300~325食に増えたそうです。

 ポール・ゲイツ牧師によると、一か所でまとめてやるのではなく、移動式にすることによって、一か所の人数が減り、ホームレスと個人的な会話をする機会が増えたそうです。この2カ月で11人が社会復帰したとのことです。

 しかし、全体的にみると、ホームレスは、いなくなったのではなく、移動しただけです。息子が働いているシェルターに近いイヴィレイの、$170万かけて建てた27家族が住めるホームレス施設も、お役所の煩雑な規制に縛られて、まだオープンしていません。

 チャイナタウンのホームレスをシェルターに入れるために2021年10月に作られたのが、市のCORE(Crisis, Outreach, Response and Engagement、危機、支援、対応、関与)というプログラムです。

 ホームレスは、緊急でなくても、本人が自分で病院に行けない、あるいは目撃者が自分で助けることを躊躇して、救急車や警察を呼ぶことが多いのです。年間百万ドル(現在の為替レートで約1億3500万円)以上の医療費を使うホームレスもいるそうです。

 その仕事を、ソーシャルワーカー、救命士、コミュニティー・ヘルスワーカーにやってもらおうという試みです。911(日本の119と110を合わせたもの)への電話で、ホームレスに関するものは1日20~30件だそうです。救急医療を必要としないものをCOREに回し、医療以外のサポートもしようというものです。まだ十分に機能していませんが、実は、息子もこのプログラムからリクルートされ、転職するかどうか、現在検討中です。

 もう一つの新しい試みは、SUDA-FAST(薬物使用障害迅速評価)です。麻薬所持の重犯罪で逮捕された人が、本人、検事官、公選弁護人、裁判官の合意の下、薬物乱用予防プログラムに入るのです。既に115人の犯罪者がこれに参加しています。

 また、ホノルル警察は、ウィード&シードと呼ばれるパトロール強化策を始めました。これは、スティーブ・アルム検事がハワイ州連邦検事であった1990年代後半に実施したもので、チャイナタウンやその西に隣接するカリヒの犯罪が3年間で70%も減ったという実績があります。ウィードは雑草、あるいは雑草を抜くという意味で、シードは種、あるいは種を蒔くという意味ですが、望ましくないものを除いて、そこに望ましいものを蒔くという意味です。

 年中無休でチャイナタウンを徒歩で巡回するという案ですが、警官の労働組合は、警察官の数が足りないことを問題視しています。ホノルル警察は、現在警官が322人不足しており、193人の警官が引退できる歳です。町内会で追及されたブランジアーディ市長も、これを認めています。

 ホノルル警察は、チャイナタウン・タスクフォースを設け、検事局と協力して、ウィード&シード・プログラムを進めています。これにより、告訴を迅速にし、保釈金も上げることができるようになったばかりでなく、ソーシャル・サービスを早く提供できるようになりました。

 私は、去年の8月から松山の実家で99歳の母の世話をしていますが、米国から365日以上離れていると、永住権がなくなりますので、来月ハワイに一時帰国する予定です。チャイナタウンがどれだけ改善されたか、この目で確認できるのを楽しみにしています。

 オンライン新聞、ホノルル・シヴィル・ビートの記者、デンディー・フォーセットさんは、チャイナタウンのホームレスに関する記事をいくつも書いており、このブログでも参考にさせていただきました。

 彼女は、当初、ホームレスに対する同情心から、彼らを追い出そうとしているチャイナタウンのビジネスに対して、憎悪感を持っていたそうです。しかし、調べていくうちに、そんな単純な問題ではないことを理解するようになったと述べています。何の理由もなく店に侵入して店主を襲ったり、店の中をめちゃくちゃにしたりされたのではたまりません。

 私自身、持ち家をホームレス・シェルターとしてIHSに貸したこともありますし、同居している息子は、一人のホームレスのご老人をルームメイトにして、世話をしています。息子は、チャイナタウンは確かに良くなったが、ホームレスの問題が緩和されたかどうかは疑問だと言っています。チャイナタウンがきれいになることは大歓迎ですが、ホームレスの問題を根本的に解決しなければ、もぐらたたきゲームになるだけです。ここに紹介されたいろいろな新しい試みが、そのために役立つことを願っています。

天地創造:科学との調和

 旧約聖書は、天地創造の物語から始まっています。その記述は、理論物理学や進化生物学と調和するものなのでしょうか、それとも、相反するものなのでしょうか。

 科学がだんだんと多くの疑問に答えていくにつれ、すべての疑問は最終的には科学的に説明することができると考える人が増えました。特に、進化論がその考え方を助長し、聖書の最初の書物である創世記1章の創造の話はただの神話に過ぎない、と多くの人が考えるようになりました。私も高校1年生の時にクリスチャンになるまでは、そう考えていました。

 私はブログで聖書の解説をしたことはありませんが、クリスチャンを含め、多くの方が創造の話を誤解しておられるので、説明させていただきたいと思います。

 聖書が科学の教科書でないことは誰もがわかっているはずです。聖書は、創造主について教えるものではあっても、宇宙がハウ(どのように)できたかを教えるものではありません。逆に、科学は、どのようにできたかを説明できても、その背後にあるかもしれない第一原因や目的を説明するものではありません。

 聖書に限らず、文書というものは、どの時代のどの文化の人が読んでもわかるように書くことは困難です。聖書は、当然、聖書が書かれた時代のユダヤ人が読んで解るように書いてあります。現代人は、聖書を読んで進化論と比べますが、それは時代錯誤です。当時の人は、そんなことを考えながら読みはしませんでした。大切なのは、当時の人がこれを読んでどう理解したかです。

 創造の話に出てくる具体的な内容は、当時の世界観を反映しています。例えば、創世記1章7節は、「神は大空を造り、大空の下と大空の上に水を分けさせられた」とあります。これは、現代の人が読むと、何の事だろうと思うかもしれません。大空の上の水というのは雲のことではないかと思うかもしれませんが、当時の中近東では、空の上に海のようなものがあると信じられていました。当時の読者はこれを何の抵抗もなく読み過ごしたのです。

 肝心なのは、聖書と当時の世界観の相違点です。今から千年後、考古学者が図書館を発掘し、トランプ大統領の伝記を2冊発見したとしましょう。一つは彼の反対派、もう一つは賛成派の人が書いたものだとします。トランプ大統領がいつどこで何をしたかという詳細は2冊とも似ているはずですが、大切なのは違いです。どう違うかを見て、二人の著者の意図をくみ取ることができるのです。

 では、この創造の物語は、当時の世界観とどう違うのでしょうか。まず、神が被造物の一部ではないということです。当時の宗教は多神教で、神々は自然の一部でしたが、聖書は、神が自然の創造主であることを明確にしています。

これは、1章21節を見てもわかります。「神は水に群がるもの、すなわち大きな怪物、うごめく生き物をそれぞれに、また、翼ある鳥をそれぞれに創造された。」

 ここに出てくる怪物とは、クジラを指していると思われますが、当時の人から見ると、これはまさに怪物で、神扱いされていたようです。聖書は、鳥類や爬虫類などの大まかな分類をしていますが、特別に名指しされている種はこれだけです。当時の人は、これを読んで、あの怪物も神の被造物なのだ、と理解したのです。

 もう一つよく問題にされるのが、神が6日で天地を想像し、7日目に休まれたということです。1日24時間と解釈すれば、明らかに科学と矛盾しますが、果たしてそうでしょうか。6日間による創造に関しては、ここ以外に、もう一か所聖書に出てきます。そこに何かのヒントがあるかもしれません。

 モーセの十戒は、エジプトで奴隷になっていたユダヤ人が解放されたときに与えられたものです。その一つが安息日で、週の終わりの日は、家族も奴隷も外国人も家畜も、休ませてあげなければならないというものです。ユダヤ人が日曜日ではなく土曜日に休むのはこのためなのですが、この戒めは、他の戒律と違って、かなり長い注釈がついています。その一部をご紹介しましょう。

 「六日の間に主は天と地と海とそこにあるすべてのものを造り、七日目に休まれたから、主は安息日を祝福して聖別されたのである。」(出エジプト記20章11節)

 もちろん全知全能の神が休む必要などないのですが、これは擬人法です。ユダヤ的論法の一つで、神でさえ休まれたのだから、我々人間はなおさらそうするべきだという論理です。お前たちは、エジプトでは休みなく働かされていたが、エジプトを出て約束の地に入ってからはそんなことをしてはいけないという、当時の労働基準法のようなものです。大切なのは6日間で創造したことではなく、7日目に休まれたことなのです。

 ほかにも、この創造の話が科学的知識を教えるためのものではないことがわかる理由があります。創世記1章の創造の話では、動物が創られてから最後に人間が創られます。しかし、2章のアダムとエバの創造の話では、まずアダムが創られ、動物が創られ、動物の中にはアダムにふさわしい助け手がいなかったので、アダムのあばら骨からエバが創られました。

 アダムは、エバを見てこう言います。「これをこそ、女(イシャー)と呼ぼう。まさに、男(イシュ)から取られたものだから。」「アー」というのはヘブライ語の名詞の女性形で、イシュ(男性形)の女性形はイシャーなのです。エバこそが自分の片割れであることを表した、ロマンチックなストーリーです。男の罪に対する罰として女が創られたというギリシャ神話とは、大違いです。

 聖書に限らず、すべての文章は、文字通りに解釈するべきところと、そうでないところがあります。詩編93編1節に「まことに、世界は堅く立って、動かされることはありません」とありますが、これが天動説の根拠として使われたこともありました。これは詩ですし、これを文字通り解釈するべきだと考える人は、今はいないでしょう。

 創造の物語も、21世紀の知識人として読むのではなく、当時の人が読んでどう思ったかを考えるべきです。神話に過ぎないと考える方も、神話だから科学的ではないと考えるのは当然ですが、神話という文学的ジャンルに属しているものには何の真理もない、とは思わないでしょう。