私が４００万円を失った経緯
会社辞めます宣言をした私を、エリアマネージャーは必死に引き留めました。
そりゃあそうです。
自分が育てた部下だし、今、U社の仕事の全てを把握しているのは私だけ。
でもね、私はもうこの会社に愛想も尽き果てたというか
自分は会社のために必死でやってきたのに、私が両親が倒れて大変なときに、誰も助けてくれなかったから
会社にそこまで求めるべきじゃないのかもしれないけど
でも、私だったら、大変な思いしてる人がそばにいたら、力になってあげるのにな
仕事なんか気にしなくて大丈夫だよって言ってあげるのにな
まぁ、私が助けてもらえなかったのは、自分の人徳がなかったせいかもしれないけど。
要するに、私は独身で、残業も休日出勤もできて、よく働いたから、会社にとって都合の良い人材だったわけで
家族が病気になって、残業ができなくなったら
用済みってことでしょ
別にいいよ
会社なんてそんなものよね
でもさ、そんな会社なら、こっちから捨ててやる
私は自分で最終出勤日を決めて、その日までのんびり始末書を書き、ハム子に引継ぎをして過ごしました。
そして、出勤最終日に、ばばぁにキッチリと始末書を提出し、ちょっと！急に辞めるなんて無責任じゃない！とかなんとかギャアギャア騒ぐばばぁに
大丈夫で～す。ハム子にキッチリ引継ぎしてありますから～。
と言って、会社を去りました。
こうして、私はサクッと有給消化に入りました。
でもね、これで終わりじゃありません。
私の中に、怒りの炎がメラメラと燃えていました。
ばばぁと、ハム子に対してです。
まぁ、ばばぁは人望もないし、ほっとけば勝手に潰れるでしょう。
でも、ハム子は許さない。
私は基本、因果応報って信じてます。親の教育がそうだったからです。
自分のしたことは、いつか必ず自分に返ってくる。
そう教わって育ちました。
だから、今回のことも放っておけばいいのかもしれない。
でも
どうしても、どうしても許せなかった。
自分はばばぁの陰に隠れて、でも思い通りに操っている。
今回のことは、みんなばばぁと私の揉め事だと思っているけど、実際はちがう。
黒幕はハム子。
私は、復讐を誓いました。
私を敵にまわしたこと、後悔させてやる
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