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本日、非常事態宣言を解除

ここのところ、ブログを更新できていませんでした。土、日、月とせわしくて。


昨日お会いした東国原知事は、この暑さにも夏バテもなく超元気に頑張っておられましたが。


あれっれ・・・・「せわしく」って漢字では「忙しく」って書くんですかね。漢字変換するとそう出てきますが。理系なので国語には自信がありません!


県が27日午前0時を持って、家畜の移動禁止・制限区域が99日ぶりに県内全てで消滅し、それに併せ非常事態宣言も解除されました。これを受け、「感染拡大の防止のため無観客試合で実施していた第92回全国高校野球選手権宮崎大会は、本日午前の準決勝から一般客の入場を受け入れ、球場に歓声が戻ってきた。休館していた宮崎市内の県立の図書館や美術館、体育館など90以上の公共の文化・スポーツ施設も再開、日常を取り戻す動きが次々と出ている。」と報道されています。


よかった、よかった。いよいよ今日から復興支援対策が本格的に。

しかし、昨日訪問した川南町でも、県庁でも要望の強かった項目の一つに、「国から復興支援対策費が下りてこない。具体化していない。」「一刻も早く国からの支援金が欲しい。」との切実な声でした。


川南町は、防疫対策に町の貯金(財政調整基金)を2億円以上取り壊し残額が7千万円余となってしまい、今後の復興支援対策がとても不安だと訴えられていました。


「がんばろう宮崎」県内外からの数多くのかけ声は聞こえますが、ここに来ても国の動きが今ひとつ見えてきません。


議会執務室で例の口蹄疫レポートを手直していると、愛みやざきの武井議員がやってきて、いくつかの課題について意見交換しました。「国の支援が急がれるね。」


これからが復興支援の正念場です。全国のみなさん、今後とも応援よろしくお願いします。ぺこっ!





会議の後で映画見てきました。

護憲大会の会議が昼前に終わり、12:40始まりの織田裕二主演 「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」 を見てきました。前2作も見ていますが配役は、いつもの人、復活の人や新人やら。


小泉今日子さんが帰ってきていました。今回も凄い迫力で。

織田裕二のファンなので「県庁の星」とかも見ましたが。

3作目、うーん、係長兼本部長。評価は別なところで。

最後の最後のシーンが(!)意味不明でした。ただ職場に帰るだけ?


映画は観たモノノ、やっぱり頭の中は「口蹄疫」。

昨日、公開予定もない口蹄疫レポートを暗くなるまで議会執務室で修正し、体裁も整えてやれやれ一段落と思っていたら、朝刊に農林水産省の疫学調査チームの第4回検討議の詳細が。


記事によれば、4月20日の1例目確認以前(3月中旬には)に、10戸以上の農場にウイルスが侵入し、初発は6例目の水牛農場が疑われるとの見解を示したとのことです。8月中に中間報告をまとめる方針とやら


発生当初に児湯の関係者から聞いた内容ともほぼ合致します。これで、初発は、1例目だったのか、6例目。7例目だったのか終止符が打てるのでしょうか。

レポートも一部修正が必要です。初版発表(!)の本文はA4で4ページだったものが、今では9ページまでにふくらんで。資料編も8ページ。発表予定もないレポートをいつまで修正し続けるのか、清浄国復帰までですか?


明日は、夕方から社民党の口蹄疫調査団が宮崎に入り、その打ち合わせ。明後日月曜日は、早朝より川南町の役場や農家、埋却地などを調査、午後は東国原知事との面談や担当部長等との意見交換になっています。まだ当分は、口蹄疫対応漬けの毎日ですね。




マーカーワクチン

暑い日が続いています。熱中症に注意しましょう。
敏さん、いつもありがとうございます。

今日も口蹄疫の話題で恐縮です。

今日の朝日新聞1面に、今回児湯地区で使用したワクチンがマーカーワクチンであったと識者のコメントが載っています。

「えーっ!」驚きでした。マーカーワクチンだったのに有効に活用されていない。結局ワクチン接種した家畜は全頭殺処分になり。

OIE(国際獣疫事務局)の国際規約での清浄国復帰の条件は、患畜、ワクチン接種した家畜の全頭殺処分後3か月後だけと思っていました。ところが2002年の総会で「第3の選択肢」を加えた。「ワクチン接種した家畜に自然感染による抗体がないことを証明すれば6か月後には清浄国に戻れる。」

マーカーワクチンだったのに有効に活用されなかったのか、全頭殺処分ありきだったのか。

参考までに私が執筆中の口蹄疫レポートでは、


「ワクチン接種と全頭殺処分」
  ① 現状では、今回のような流行を食い止めるために健康な家畜にワクチン接種を行う事態が起こりえる。健康な家畜でありながらワクチン接種した家畜を全頭殺処分しなければならない根拠は、口蹄疫に罹患しての抗体取得かワクチン接種での抗体取得のかの区分が難しいからとの理由だと聞く。そうであれば口蹄疫に罹患してできた抗体とワクチン接種してできた抗体とが区分できればワクチン接種した健康な家畜は基本的に殺処分しなくて良いはずである。この区分ができる「マーカーワクチン」の開発が急げば良いことになる。
   ところが、口蹄疫の全頭殺処分方針は、畜産業者と農林水産行政当局とで「食肉輸入の非関税障壁を維持することが目的である」との主張も存在する。ここでは簡潔に記述するが、ワクチン接種した家畜は前述の理由から全頭殺処分しないとOIEから清浄国として認知してもらえない。「清浄国」なら、「清浄国」に対して食肉を輸出できるし、「汚染国」からの食肉輸入を禁止できるからである。「非清浄国」=「汚染国」の状態では、他の「汚染国」からの安い肉の輸入を拒否する理由に乏しくなる。「口蹄疫ワクチンが使用できない理由は、有効性が低いからではなく、畜産業保護のためである。」 方策を見いだしたい。

この部分は修正を加えないといけないですね、大幅に。
真実はどこにあるんでしょうか。

中村県議会議長、知事ブログに苦言

今日の朝日新聞宮崎版に、中村幸一議長が昨日の総務政策常任委員会で、山田農水大臣に対する最近の東国原知事のブログの内容に「あれを見て政府が金を出そうという気になるか」「県職員はもっと知事に意見すべきだ」と苦言を呈したと載っています。ほかの委員からも同主旨の発言もあったようです。

近頃の知事のブログ内容については、一昨日の一般質問でも西村議員と私が取り上げていましたが、議長の立場ながらここまではっきり発言されて。

実は、東国原知事は、以前本会議の答弁で中村議長を「先輩」と呼んでいます。
もちろん都城の同郷でもありますが、7年半前の県議選の時に中村議長の選挙カーに早稲田大学在学中だった東国原知事が同乗したことがある間柄なんですね。そういう関係もあり中村議長が「後輩」にはっきり物申した感があります。

まあ、これぐらいの忠告でへこたれる東国原知事ではありませんが。

口蹄疫県負担67億円の見込み

昨日の口蹄疫集中審議(一般質問)のなかで、5度に渡る口蹄疫対策に係る一般会計補正予算総額592億円のうち国の財源(交付金など)を見込んでも67億円の県の持ち出しになるとの総務部長の答弁がありました。


自主財源の乏しい本県にとって67億円は相当な金額であり、歳入不足により来年度予算編成が危ぶまれるほどの大きな影響が出ます。


本県がこれまで怠慢をして財政悪化を招いたのであれば致し方ないことですが、職員一丸となって財政健全化に努めていながら、まさに「激甚災害」に遭ったばかりに、県民生活に大きな悪影響を与えることになりはしないか。


国はこの口蹄疫禍を災害と認めていただいて、充分な支援をいただきますよう重ねて訴えられずにはいられません。


感染ルートが特定できない現状では発生農家は被害者である。理想的な防疫体制であったはずの県畜産試験場川南支場・家畜改良事業団でも発生しており、防疫の困難さを示す事例でもある。まさに、農家にとっては「不可抗力」であり災害そのもとと断言できる。家畜伝染病は、「国家防疫」ということを今一度明確にすべきである。防疫処置の「発生農家責任」から「国と県の責任」の明確化が急がれる。
また、同様の理由から防疫対策費の全額国費負担は当然国の責務である。 
 

口蹄疫集中質問無事終了!

県政史上初めてであろう(1日の質問者8人、なおかつ臨時議会)一般質問が無事終了しました。夜も更けているので簡潔に報告を。


まず私の質問から。

持ち時間4秒を残して予定した質問すべてを終了、ホッ!

子供のころ実家は畜産農家であったことから始まり、2001年11月に篠原副大臣が農水省研究所長時代の論文を引用して地産地消の質問をしたこと。非常事態宣言の解除時期、復興支援策、感染ルート解明、家畜伝染病予防法の抜本的改正など幅広く東国原知事や農政担当部長などに考えをただしました。


知事は1日に8人もの質問攻めにあいましたが、終始丁寧に答えておられました。特に印象に残った答弁は、「国家防疫」。何度となく使っておられました。質問者みんな家畜伝染病の防疫責任は一義的に国にあり、国家防疫の考えには賛同していました。他の議員の質問もいろんな提案を聞けて政策立案上でも深まり、有意義でした。


明日は常任委員会、明後日は最終日本会議(常任委員長報告、議案の採決等)です。







明日の質問

いよいよ明日が口蹄疫の質問の日。8人の質問者のうち2番目に登壇なので同趣旨の質問がかぶる心配も余りなく余裕ではあるのですが。

休日なのに県庁の担当者から質問内容の確認の電話が。『民間種雄牛の殺処分も終わり児湯地区の移動制限区域も解除されました。議員、「復興支援」の質問内容が変わりませんか。』
確かにこの2日で大きく動きました。新たな次の段階、国のOIEへの清浄国復帰申請への動きを聞きたいと考えています。

自身でブログを開設したこともあり、今朝から口蹄疫に関するブログを散策していました。知事のブログを紹介している有名人、三原じゅん子さんや泉谷しげるさんのブログにぶちあたり、そのコメントを読んでいました。東国原知事を応援している人、知事のブログを読んでいる人のコメントが過激で!知事VS山田農水大臣 自民VS民主 みたいな構図になっちゃってる、なっていますよね。例の知事の過激なブログの内容は、大方理解できます。コメンターたちがおっしゃるように確かに山田大臣じゃなかったら違う展開になった可能性もあると思います。「県の責任、県の責任」というのも県民としては黙っておれません。

しかし、これ以上立ち入れません。自民VS民主なんて絡んでくると私の立場では。

1人のコメントが眼を引きました。「知事として、甚大な被害を受けた宮崎県復興のリーダーとして先頭に立って頑張って欲しい」
おっしゃるとおりです。知事を先頭に県民一丸となって復興支援に当たらなくては。

明日の質問、どこまでつっこめば良いやら。思案中、、、。

口蹄疫その3 もっと穏やかにいきましょうよ、知事!

今日も相当暑いですね、南九州だけ梅雨明けが延びていますが。

今日もまた、口蹄疫の話から。

昨日、児湯地域で最後に残っていた種雄牛6頭の殺処分・埋却が終わり、夕方には農場の消毒まで完了。
本日午前0時に家畜の移動制限区域は解除されました。4月20日の1例目発生から90日ぶりのことです。

地元では昨日、図書館や体育館などなど公共施設の再開も始まったとか。
早くもとの状態に戻って欲しいですね。

ところで「非常事態宣言」はどうなったんでしょうか。児湯地区は解除されて、宮崎市地域のみ残っているんでしょうか。
現時点ではわかりませんが、全ての解除は27日に予定されている宮崎市跡江を中心とした移動・搬出制限区域の解除後になるんでしょうね。 

少しずつ前へ進み出した感じです。

それにしても、昨日の知事の報道コメント、自身のブログすごいですね、あふれんばかりのエネルギーというかベクトルが東京に向かって。国の反応が心配です。

復興はこれからです。
知事、もっと穏やかにいきましょうよ。

きょう篠原副大臣が種雄牛所有者を訪問されたと報道

 夕方のローカルラジオのニュースで、篠原副大臣が知事の説得で殺処分を同意した民間種雄牛農家を訪問され「私の力足らずで種雄牛が殺処分になったことを申し訳ない」と謝罪されたと報道しています。

 

 この種雄牛の殺処分を巡り「例外を認めて欲しい」知事と「例外は認められない」山田農水大臣の立場の違いが、「対立」として昨日までテレビ、新聞をにぎわしていました。


 本日、政府現地対策チームを実質的に解散し本部長だった篠原副大臣は早い時間に帰京されるものと思っていました。それが、高鍋町の当農場を訪問され所有者にお詫びされたとは。。 副大臣のお人柄を表しているようです。


 篠原副大臣のことをそんな知っているわけではありませんが、副本部長として県庁に滞在中に2回お会いしました。1回目は、県議会各会派代表と政府現地対策チームとの意見交換会で、2回目は、私が図々しく一人で執務室に面会に行きました。事の発端は携帯にかかってきた1本の電話でした。


 7月8日お昼前に登録していない携帯番号から電話がかかりました。

「満行さん、口蹄疫対策本部長の篠原です。この前の意見交換会はご苦労様でした。満行さんは、2001年11月県議会の質問で私の論文を引用して地産地消の質問していますよね。この前会ったときに同一人物って気づいていました?。」「えっ、あのう、、、、、、、、、。研究所長で。。」「どこかの誰かが僕の論文を引用して県議会で質問しているのは知っていたんだけど、今日その質問をネットで探したらmitsuyuki.com 都城の満行さんだった。忘れないうちに電話しとこうと思って。」私は電話を切るまでおどおど!


 その時の私の質問要旨は、BSEが国内でも発生し大混乱に陥っている状況のなかで、BSE・口蹄疫の予防には稲わらや飼料の国産化、地産地消の推進しかないないというものです。その中で篠原副大臣(当時は農林水産政策研究所長)の論文を引用しています。 http://www.mitsuyuki.com/shitsumon/s200111.htm


 恥ずかしながら同一人物とは気づきませんでした。でも、なぜ、官僚である研究所長が、時の上司にあたる事務次官などとは正反対の論文を発表できたのか。相当な圧力がありそうな。それから衆議院議員に転身された事にも興味があり、それで、翌日勇気を出して電話しました。秘書の方から「今からなら会えるそうです。」と返事を頂き広い対策本部室に行きました。


 お会いして多くの疑問は解けました。気軽にお話をしていただきました。といっても口蹄疫の話はほとんどしませんでしたが。民主党でもない社民党県議に親しく接していただき、副大臣のお人柄を感じた20分でした。

 前日に、県内9市議長会との意見交換会で私の質問の一件のことも触れられたと聞きました。  

 

 そういう出来事があり、今日のニュースがとても身近に感じました。


 篠原副大臣のますますのご活躍を祈念しています。どうかこれからも宮崎をよろしくお願いします。

口蹄疫がいよいよ収束へ

 民間種雄牛6頭の殺処分に所有農家が同意され今日中に殺処分されるようです。埋却と畜舎の消毒が完了すればいよいよ児湯地区の移動制限区域の解除も可能となります。

 また、県庁内に設置されていた国の現地対策チームは一定の区切りがついたとして本日、体制を大幅に縮小し農水省職員6人ほどを残し、本部長の篠原副大臣以下各省庁の担当者は東京に引き上げるとの報道です。

 いよいよ復興支援がメインとなります。口蹄疫特措法に盛り込まれている復興支援のための地域再生基金の創設や、被災農家の営農再開支援、畜産関連業に限らず打撃を受けた多くの企業の支援が急がれます。

 ワクチン接種決定時や、民間種雄牛処分を巡る動きなどもあり、国と県、畜産農家の意志疎通がスムーズとは言えない時期もありましたが、今後は国の財政支援など全面支援を仰ぎながら宮崎の復興を図らなければなりません。県民一丸となって頑張りましょう。