ニート→ドライブ -10ページ目

横浜F・マリノス-サンフレッチェ広島 2-1

ショッキングな敗戦後一週間でどうチームを立て直すかがテーマのゲーム。
それにしても同日の鹿島-新潟戦は先週の敗戦と同様のショックを受けました。
鹿島があっさり散るのは色んな意味で罪深いと思う。


─────────

横浜F・マリノス-サンフレッチェ広島 2-1

試合開始から広島ペース。
前節完敗の不出来を払拭するために中盤をてこ入れ、清水が9試合振りの先発でツーボランチから松田のワンボランチ、兵藤が左、清水右、シュンスケトップ下のダイヤ型。
久しぶりにわかりやすいフォーメーション。

しかしこれが災いしたかパス回しがぎこちない。
中盤からボールを前に運べずマズイ失い方をしてからショートカウンターを受けます。

広島はパスをショートパスを繋いで攻撃的にくるというのが評判としてあるのだけど、どうも横浜と対戦するときはカウンター型になるような気がします。
研究した結果そうなっているのか、マリノスの戦術に対応しているうち自然とそうなるのかわかりませんが、どうも相性が悪い。
例えば鹿島との対戦のように、明らかに地力に差があるという感じではなく、どうもに不運としかいえないような展開になりがち。

この日のサンフレッチェの守備も決して高いラインどりをせず、あくまでセーフティにリトリート。
時にトップの李を残して全員守備という状況が多かったです。

15分清水のミドルシュート、これが合図のようにマリノスが自分たちの新しいやり方を見出したか、パスが回り出します。
ハーフウェーラインから先でスペースを与えられていたわけではないけど、狭いところでも小気味良くパスが展開。
選手同士の距離感はこの日は特に狭かったです。

左サイドバックの田中が度々スペースを生かしたサイド突破。
しかしセンターに高さが足りず。
山瀬、小野が時折仕掛けるドリブルで翻弄するまではいけても、槇野のカバー(この辺はサスガ)でフィニッシュに至らず。

広島はトップの李を目掛けて裏へ走らせるロングボールに徹底。
24分中盤でボールを失ったマリノスがショートカウンターを受けて右サイドに走った森脇、小椋のカバーで一旦奪い返すも、足を振りすぎて空振りした小椋のクリアミスから李に奪われ、キーパー飯倉がペナ内で倒れ込みながらのディフレクション。
こぼれたところを高萩に押し込まれて先制されます。

そしてこの後問題のシーンが。

サンフレッチェ広島おなじみのゴールパフォーマンスを披露せんと選手が集まったところで主審の廣瀬がプレーの再開を強く促して、パフォーマンス自体が中止のお蔵入り。

あえて言わせてもらえば抗議する槇野ら滑稽に過ぎます。

三ツ沢でマリノスサポ集まるゴール裏目の前で奇妙なパフォーマンス披露は意味不明だしやらなくて正解でしょう。
審判に促される以前に自重すべきでした。
そもそも点の入り方からして微妙なもので(この試合の基準ではファールでないのは明らかだけど、場合によってはスレスレ)下手したらサポーターの暴動が起きてもおかしくないし、反対側ゴール裏の広島サポの事を考えれば、彼らが危害を加えられるような事態は想像したくないけど、選手達はそんな事態に発展する危険も考えておくべきです。

楽しみにしている人がいるかどうか知りませんが、ファン感謝デーじゃないんだから時と場合は考えないとです。

33分左サイド山瀬の単独ドリブル。二人をかわして三人目にクリアされるも、田中がペナ外からダイレクトでシュート、一瞬なにが起こったかわかりませんでしたが次の瞬間ボールがゴールへ。
同点。
リプレイで小野がヘディングでコースを変える妙技が確認できました。
このセンス、大器を感じずにはいられませんね。


後半。

にわかにゲームが動き出します。
前半とペース変わらないとみるや9分まず、広島が悩まされていた右サイド(マリノス左サイド)のてこ入れのために森脇に代えてミキッチ。
この交代は広島ベンチをして呻らされました。
この日の田中と左サイドはかなり良くてそこから攻撃が作られていたのに、このサイドが効きにくくなったのは明かで、単独での仕掛け以外にチャンスが少なくなりました。

11分広島、右サイドからのサイドチェンジで左へ、最後は槇野のミドルシュート。栗原に当たってコース脇に。
16分小野のドリブル、自ら持ち込んでシュートまでいきます。ギリギリで左外。

19分広島、森崎浩二に代えて青山。
この交代はこの試合のターニングポイントだったかもしれない。非常に効果的でしたね。
中盤の底から左右、特に右サイドのミキッチへボールを散らせるようになって、マリノスの最終ラインを押し込むことができるようになったし、そのせいでマリノスは攻撃時に中盤の人数が足らなくなり、ただでさえこの日は選手の距離が近い状態で初めてゲームが作れていたのに、距離が離れてしまってはパスが回らなくなりました。

またワンボランチの影響が大きいと思いますが、サイドへ大きく振られるとカバーが間に合わなくなることが多かったです。

マリノス、左サイドから再三のピンチが。
時計が進むたび、サンフレッチェの圧力が増し、試合を見ていてピンチのたびにベンチ動いて欲しいなあと思っていたのだけれど、木村監督微動だにせず…。

しかしこれこそ和司マジック(安っぽい言葉;)なのかもしれない。
運動量が全体的に低下していたし、例えばツートップやプレーに精度を欠く兵藤は格好の交代要員だったとみていました。
ほとんどチャンスも作れない中で、ピンチが多ければ交代は当然の策だと思いますが、我慢しましたね。
そしてこれが実ります。
圧巻。

36分。ボールを奪った栗原がなにを思ったか華麗なテクニックを披露してプレッシャーをかわしシュンスケに預けると、そのまま右サイドをダッシュ。
シュンスケが計ったように栗原にスルーパス。
フリーで受けると数タッチ持ち込んで丁寧にセンターリング。
中央走り込んだ清水がダイレクトシュート。
狙う余裕はなかったそうだけど、しっかりキーパーの逆をついてふかさず撃ちきりました。ビューティフルゴール。

監督はここから小野→端戸 兵藤→狩野 山瀬→松本となお攻撃的な交代を披露して広島には特になにもさせず試合終了。

ゴール後パフォーマンスなんて手慰みより客に向ける大切なモノがここにこそ詰まっているように思いました。


なにより鹿島戦の敗戦から気持ちが切れてなかったのが嬉しい。
上位陣がもたついた中、同順位対決を取ったのは大きいですね。
ACL圏内まだあるかもという希望を持てました。

舞台-中西和久のエノケン

先週は新橋演舞場、今週は打って変わって新宿紀伊國屋ホール。
先週が離宮の満願全席なら今週は年期の入った名物女将が仕切る老舗の小料理屋ってところでしょうか。

毎日高カロリーじゃ体に悪いですから。丁度の塩梅。

ところがどっこい薄味まったりにじじばばが食いついたか、新橋よりも客の年齢層がお高い様子。

小劇場の小さな小屋にひしめき合っております。


$ニート→ドライブ-エノケン
中西和久のエノケン


エノケン・ロッパのエノケンです。

そう、日本のチャップリン日本のバスター・キートン榎本健一。
このエノケンの評伝をそのまま舞台にしたような内容でした。

まず幕が上がると舞台美術妹尾河童の背景セットが目を引きます。
戦前昭和の香りを漂わす、手書きふうの広告看板やらやら。
地味な色味だったり不如意な文字だったり。

そこへなんと客席背後から登場するのが中西演じる榎本健一。
「オレがホンモノのエノケンだ。中西とやらを出せ。最近オレの偽物が多くて困る。だから直接懲らしめに来たのだ…云々」

どうやら、エノケンを看板に掲げるニセ?劇場にホンモノのエノケンが乗り込んできて、タラタラなにをかやりよるということらしい。

そしてこの設定が最後まで引っ張られて意味のある大オチに繋がっていくのだけれど、なんのことやらわからないまま『ホンモノのエノケン』が客に自分語りを語り出すものだから、ここで置いていかれると辛いです。
僕は若干置いていかれそうになりました。

なにしろ僕なぞにとってはエノケンなんて昭和の遺物、スクリーンという名のビデオテープの中でクルクル動き回っていたなぁという印象しかないのです。
あれは二十日鼠だったか義経だったか、ともかく過去の者には違いない。

歴史の銘板に刻まれて砂となって風化する、はずのそれを今世に甦らすというのだから、奇術か魔術かいずれただ事じゃありません。
よって観る者にも幻視力が必要になる。

しかしながら芝居が進みつつあると、いえいえそこは名手中西和久、ぬかりは無いようお目もじいたした。

歌と踊りタップダンスにカンカンに、キャバレー風レビューというのでしょうか、ともかくきらびやかで飽きさせない演出になっています。

エノケンがエノケンを演じつつ自らを語る。時に酒飲みの管巻き言い訳だったり、喜劇役者のプライドだったり。一通り語り終えると、歌と踊りが始まって、時代と共に一つの幕が過ぎゆくという構成。う~ん、わかりやすい。
ミラーボールの光線と女優陣のおみ足でこちらクラクラ。クラゲの毒で麻痺しっぱなし。

2時間弱。十二分満足。


ただし。正直いうとウィキペディアでいいからエノケン基本情報は仕入れていくのだったと後悔しましたね。
オバサマ、オジサマ方はエノケン演じる中西の、エノケンとしてのエピソードトークや小気味のイイギャグに大うけの様子だったのですが、こちとら菊田栄やサトウハチローといわれても小耳に挟んだだけの御名前。
なんのことをか理解しようと務めてもはぁ、ふぅんとの唸り感想しか絞り出せないのでした。

もったいない。


最後に。
出演者のお一人と直接話せる機会がありました。
なんという贅沢。これぞ小劇場。

そこでの打ち明け話によれば役者陣は楽器ダンスなどほとんど初めての人が、一から練習したのだそうです。約一年。
ほへ~。
観ている間はサックス、トランペット、クラリネット、歌や踊りできる人キャストしたんだろうと思ってました。

まあ、これは蛇足ですね。
役者の努力はしかるべきかもしれない。知って得するものでもないのかも。
あたしは結構お得でしたが。

来月ツアーで中京北陸方面廻るみたい、お近くの人どすか。

風邪引いたかも

神さんは挙って出雲にお出っ張り お天道様もおつごもり ますます凍みるぜ 神無月の暮れ

あたしゃね、冬になれば春を待ちわび、春になれば夏に恋いこがれ、夏になったら秋を想う。秋になったらひとりごち去年を思い出して泣く。そんなつまらねぇヤロウなんでスよ。
んで、こう寒くちゃ隅で丸まってる他ねぇ。冬の過ごし方もわからねえ。骨身に凍みるぜ。


グズグズ鼻を鳴らしてケホケホいっとる教員を横に乗せて1時間自動車運転してたら感染ったかもしれないです。
頭と喉が痛い。

こういう教官に限り妙に優しいテンションだから隅に置けないというかたちが悪いというか。
ついつい無駄話しにハナも咲いて、それでハナ垂らしてちゃ仕様がないんスけど。

まったくだらしない免疫細胞どもだぜ。

風邪には気をつけましょう。