いらっしゃいませ 
前回から引き続き、映画ばなしです。

映画『コンスタンティン』について。
では、さっそく本題へ向かってレッツ・ゴー
⦿コンスタンティン 2005年
天国と地獄、そして人間界。
本来はバランスをとるために棲み分ける掟があり
行き来する事は出来ません。
ただし、ハーフ・ブリードだけにはその特権が与えられています。
しかし、悪魔ルシファーの息子がその掟を破り人間界への
侵入をもくろみます。
☆メキシコ人の少女に乗り移った悪魔を祓うジョン・コンスタンティン
す・・・凄まじい
少女に憑依していた悪魔を鏡の中に閉じ込め
そのあとは…木っ端みじんです。

悪魔祓いは体力勝負ですね。

⦿ストーリーと小噺
悪魔祓い師(エクソシスト)であるジョンコンスタンティンは、
幼い頃から強力な霊能力の持ち主でした。
そのために、人間ではない何者かの姿が見える生活に
精神を苛まれ…自ら命を絶とうとした過去を持っています。
※キリスト教(カトリック)の訓えでは、自殺は大罪と言われています。
劇中のアイテムでもある、たばことZippoのライター
彼は病魔に侵され、余命を告げられています。
ドクターからも匙を投げられた状態なのですが・・・
煙草は死んでもやめないぞ!!
実は彼が悪魔祓いをしているのは…
正義の為ではありません。
自分が自殺経験者であるがゆえに
何が何でも地獄には行きたくない
と言う一心から
コツコツと、まるでマイレージを貯めるが如く、
たとえ、大元の動機は不純だったとしても、
結果的には人助けに繋がっているわけで…
まさしく、ダークヒーローと言うわけです。
臨機応変な対応が必要でしょうし…
出たとこ勝負もありなのでは?ないかと想像したり・・・。
「その自信は、一体どこから来るの?」
と感じたり、とにかく面白いです。
ストーリ-のテンポも良く、そこにキアヌの美貌も相まって

◎コンスタンティンは、寿命の延長を願うために
天使と人間のハーフ・ブリードであるガブリエルを訪ね、
何とか天国へ行けるようにと懇願します。
コンスタンティン ガブリエル
↓ ↓
ただし、相手もつわものです!一枚うわてでした。
「命を失うのは、あなたが毎日タバコを吸っていたからであって、
自殺うんぬんの話しではありません」と一蹴されてしまいます。
しかしコンスタンティンも引き下がりません。
人助けの為に、これまでいかに多くの
悪魔祓いをして来たかを説明します。

しかし、またしても・・・
「それは、あなたが、天国に行きたくてやってることであって、
慈悲でも自己犠牲でもありません。神の恩赦は期待しないでください」
と、更にとどめを刺されてしまうのです。
※劇中で登場するガブリエルは天使と言う設定ですが…
彼女はあくまでもハーフ・ブリードであり、
聖書に出てくる、大天使ガブリエルとは全く異なるようです。
●ハーフ・ブリード
劇中では、人間界に干渉するために天国と地獄の両極から
送り込まれてくる、天使と人間、悪魔と人間の中間的な存在を
ハーフ・ブリードと名付けているようです。
つまり、天国→ 人間界 ←地獄…という構造です。
こんなことが現実に起きたら大変なことになりますよね。


●登場人物たち
ジョン・コンスタンティン (キアヌ・リーブス)
病魔に侵されているが、最強の悪魔祓い師(エクソシスト)
ちなみにこのポーズは、サタン・ルシファーへ
コンスタンティンからのあいさつ代わりです

この男前は、悪魔祓いの最中に…
俺はジョン・コンスタンティンだ
と決め台詞を発します。
かなりの俺様男なのです。
☆今まで何度もご紹介していますので、
キアヌリーブスの説明は省略します。
アンジェラ・トッドソン (レイチェル・ワイズ)

女刑事。双子の妹の、自殺の謎を解くために
コンスタンティンに近づき協力を求めます。
自分では気が付いていない様子ですが、
彼女も霊感の持ち主のようです。
☆レイチェル・ワイズは1996年の映画
『チェーン・リアクション』でもキアヌと共演しています。
チャズ・クレイマー (シャイア・ラブーフ)
コンスタンティンの弟子、相棒で…少しだけ、霊力があります。
師匠、コンスタンティンに憧れていて、
「俺はチャズだ…」と車の中で彼のマネをしてます。
☆シャイア・ラブーフは、後に映画『トランス・フォーマー』の
主人公をしました。
パパ・ミッドナイト (ジャイモン・ハンスゥ)
↓
かつては、コンスタンティンと同じエクソシストだった。
ハーフ・ブリードたちとの共存を選択し、
彼らの為の酒場を営んでいる。
ジョンが地獄へ行くために座った電気椅子の持ち主。
☆ジャイモン・ハンスゥは、『ブラッド・ダイアモンド』で
ディカプリオと共演しています。
多くの罪人たちが座った椅子だそうです
ビ―マン (マックス・ベイカー)
ジョンの友人であり、協力者。
悪魔祓いに必要な、貴重な道具や武器を
調達してくれる頼れる人物です。
聖水や、聖なるショットガン、ドラゴンの息など
数々の武器を調達してくれる人です。
ヘネシー神父 (プルイット・テイラ―・ヴィンス)
この方も、コンスタンティンの友人であり、協力者です。
自身も霊力を持ったエクソシストなのですが・・・
この世の中の、邪悪な者の声が聞こえる日々に絶望し、
アルコールに依存しています。
ガブリエル (ティルダ・スウイントン)
天国からのハーフ・ブリード。
この天使…結構…いや…相当に腹黒いです。
詳細は…ぜひご覧になって確認くださいね。
☆ティルダ・スウイントンは
『ナルニア国物語』の雪の女王を演じています。
サタン・ルシファー (ピーター・ストーメア)

サタンが素足に白のスーツ姿って…
最初見た時は意表を突かれました。
悪魔なのに、ちょっとだけ
3枚目的な要素も持っています。
サタン・ルシファー
神に反逆して、天国に存在する天使の
3分の1を率い反乱を起こすが、
絶対的な神の力の前では、なす術もなく
天国から地獄へと突き落とされ堕天使となる。
コンスタンティンの能力を高く買っており、
地獄へと呼び込むために必死なのです。
(こんな人から気に入られても‥ねぇ~
)
サタンの息子は・・・父ルシファーに内緒で
人間界を支配しようと画策します。
そのために運命の槍を利用するのです。
※運命の槍…イエスキリストを刺したといわれている、ローマ兵の槍。
悪魔祓いの道具
聖なるショットガン
ちなみに劇中、ジョン・コンスタンティンが持っている銃は
聖なるショットガンと言う物です。
部品の全てが、清められた聖具で作られており、
ハーフ・ブリードたちは、このショットガンの洗礼を受けると、
たちまち蒸発して消滅します。
メリケンサック
これも、司教より祝福された純金でできている特別製。
「父と子と聖霊のみなにおいて…」と、ラテン語で刻まれているらしいです。
これにかかると悪霊やハーフ・ブリードたちは一溜りもありません。
後…ドラゴンの息と言うのもありました。
そうそう
息と言えばキアヌさん。
グラスでクモを捕まえて、煙草の息(煙)をふぅ~と吹き込み、
どこかキアヌとリンクしている部分を感じます
煙草は百害あって一利なし…わかっちゃいるけど
この男前…似合うんだよなぁ~
『コンスタンティン』おもしろいですよ。
宗教色が濃いと仰るお方も中にはおられるようですが、
個人的には、全く気になりませんでした。
どなたでも、十分に楽しめる作品だと思います。
気になる方は是非いかがですか
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