航空自衛隊の飛行隊でも輸送隊と空中給油を担う部隊があるのが小牧基地だ。
小牧基地には転地訓練で行ったことがある。
以下産経ニュースより転載
航空自衛隊小牧基地には第1輸送航空隊直轄の第401飛行隊、第404飛行隊が所属する。
第1輸送航空隊は、主に人員・装備品の航空輸送や車両・物料の空中投下、戦闘機に対する空中給油を行う部隊。
401飛行隊は輸送機の「C-130H」、404飛行隊は「KC-767」空中給油機を使用する。
空中給油機としても活動
第401飛行隊の「C-130H」は、米国ロッキード社が1950年代に開発を始めた。
原型となる「YC-130」が初飛行したのは、自衛隊が発足したのと同じ1954年。
以後、改良が続けられ、現在では本国のアメリカをはじめオーストラリアやインドなど70カ国以上で運用され、「ハーキューリーズ」のニックネームで親しまれる。
輸送力と性能に優れ“世界最高の輸送機”と呼ばれている。
航空自衛隊は昭和56年度に購入を決めた。機体の全幅40・4メートル、全長29・8メートル。
アリソン社製のT56-A-15ターボプロップエンジンを4基搭載し最高時速は620キロ。
近年、空中給油機としての活動ができるよう、空中給油ポッドを翼下に搭載した「KC-130H」仕様の機体も増えつつある。
92年カンボジアでのPKO業務を皮切りに中東のゴラン高原やモザンビーク共和国といった地域に派遣。
04年からのイラクへの復興支援では空色に塗装され、自衛隊の国際貢献に活躍した。
他にも患者輸送のために集中治療室並みの環境がそろう機動衛生ユニットが搭載できるなど、目的に合わせた高い汎用性を持つ。
30トン積載、7000キロの航続距離
第404飛行隊の「KC-767」空中給油機は、旅客機の「ボーイング767-200ER」がベース。
最大速度は時速850キロ。ゼネラル・エレクトリック社製のCF6エンジンを2基搭載。
30トンの搭載量で7000キロの航続距離を誇る。
胴体の尾部にある戦闘機などへの空中給油機用のフライングブームが特徴。
ブームの長さは約6メートル。
5台のカメラによる遠隔視認装置で、給油を行う。
機体の大きさは全長が49メートル、全幅が48メートルだ。
平成20年度に実用試験、本格運用は22年度から始まった。
“足の速さと長さ”を生かして人員や物資の輸送にも用いられている。
2014年、国連による西アフリカでのエボラ出血熱対策ミッションでは、防護服などをガーナへ輸送した。
401飛行隊のマークは天馬、404飛行隊のマークは黒い馬が描かれ、それぞれ馬がモチーフとなっている。
航空小牧基地は自衛隊国際貢献の一大拠点としての役割を担う。
(写真報道局 彦野公太朗)
(産経ニュース)
国際貢献の拠点とは重要な基地だね。
航空自衛隊の航空機と言えば戦闘機とかがいつも大きく取り上げられるけれど、輸送機や空中給油とか支援部隊も大事だね。
考えてみれば、現役の頃も予備自になってからも空自の輸送機で移動することがあって御世話になっているのが輸送機だね。
最後に乗ったのはC-1輸送機だったけれど・・・。