回廊を行く――重複障害者の生活と意見 -11ページ目

2008年元旦

早雲寺紋 早雲寺紋

 謹賀新年



つたないこのブログを読んでくださる皆様、本年もよろしくお願いいたします。

読みにくいことは自覚しておりますので、今年は何とか改善していきたいと思います。

昨年はブログでお付き合いしていた方々のうち、何人かの方が休止されました。とても残念です。その影響でコメントが減ると、書く気が薄らぐことを痛感しました。もしROMの方がおられましたら、どうか一言でもコメントをお願いいたします。

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歳末川柳一束

冬の欅 冬の欅


 12月ともなると、ほとんど外には出ないのにさすがに落ち着かず、材料はあってもなかなかブログを更新できませんでした。もう大晦日ですから、本文より先に作ってあった川柳を少しアップします。順不同です。

 では本年も御愛読をありがとうございました。来年もよろしくお願いします。



出さぬより 声価の落ちる 出し遅れ

 薬害肝炎の福田首相。

 

責任を 認め半身の 構えなり

 責任を認めながら議員立法とは不可解。

 

ほのめかす 方が罪深 ねだるより

 守屋夫人はバイヤー志願? 新商品の情報を企業に報告

 

乱射あり まんざらでない 媚米族

 これで社会もアメリカ並み、とあの人とあの人あたり悪い気はしていないかも。

 

金出さず 知恵も出せない 教育再生

 財界人もそろっているのに、お金を出せばできる改善も提案せず

 

親方は 放置プレイで かわいがり

 小泉部屋の親方は入門させて利用して、その後の面倒は見ず。

 

退陣の 理由ころころ 変わるなり

 党首会談を断られた⇒身体衰弱⇒大連合の捨石。

 他にも政治資金偽装や、オーストラリアでブッシュに叱られたなど。

 要するに逃げたかったので、理由はでまかせ。

 

改革は 古きを捨てて 省みず

 叩き込んだ技能が人員切捨てなどで絶滅危惧に
 

 

皇室は 男系自分は 女系なり

 安倍さんの絶対矛盾的自己同一。
 

 

いいところ 民営にして 後は捨て

 企業人にプランを任せると、そうなるのが当然



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社会倫理の衰退

切符切符の手渡し


先日ある許可証の更新のために事務所に行きました。これまでは顔写真が必要で、ストックがないので慌ててボックスで証明書写真などを撮っていたのですが、今回は別の用途で作ったデジカメ写真があったので、顔の写りや背景、それにもちろんサイズも考えて複数の顔写真を持参しました。すると何と今回から電子情報の入ったカードになったので顔写真は不要とのこと。デジカメ写真の選択やプリントに余計な労力を使ったものですが、いくらデータが入っているとは言え、写真なしのカードを行使していいのかという疑問も感じました。


クレジット・カードにも写真はありませんが、このカードの場合はサインもなく、決められた施設には改札のようにカードを使って入れるということです。駅の改札で自動式が普通になったのはいつ頃でしょうか。私が東京で就職した1970年頃にはまだほとんどなく、私が体験したのは関西に行ったときが初めてで、定期券が磁気式のカードになったのはいつごろからだったか思い出せません。


こじ付けかもしれませんが、日本人が社会倫理を軽んじ始めたのは、磁気式のカードで改札をくぐるようになったのも一つのきっかけではなかったでしょうか。センサーによって身長をチェックしているので子供のカードは使いにくくなっているそうですが、昔の提起では女性の場合赤い線を引いていたのがなくなっています。今では他人名義のカードは使い放題でしょう。定期を使ってのキセル乗車は経験者の多かった悪事ですが、これも他人名義の定期券の使用も、改札口に駅員がいるのでいけないことをしているという意識から免れることはありませんでした。


スーパーなどのセルフサービス・ストアの蔓延もやはりきっかけの中の一つでしょう。これは万引きが増えたというだけのことではありません。そもそも企業が利用者と接する場面で省力化を行うということは、つまりは従業員が行なうべき動作を利用者にやらせるということなので、銀行のATMの操作など、仕事として日常的に行なっていない限り、常にミスをしないかの緊張が要求されます。金融機関の合併などでシステムが変わると負担が急激に増加します。最近は高齢者が「キレル」ことが多くなったと言われますが、外に出ると機器の操作という不慣れな仕事を強制される状況のせいであるという説を読みました。まったく同感です。


日本人の社会的倫理感の低下について教育にその原因を求めて、教員にいやが上にも負担を強いるという考え方の人が少なくありません。道徳とかモラルというと政治的色彩がつきそうなのでここでは社会的倫理と表現しているのですが、その大根は不易であるというのは必ずしも否定しませんけれど、それでも具体的な場における社会倫理はどうであるかという場合、我々がそれなしではすまない数多くの機器の存在を組み込んで考えるべきだと思います。


車や携帯電話が代表的なもので、これらについてはマナー論としてある程度論じられていますが、自動改札の増加による罪悪感の低下、金融機関における機器利用の強制からくるストレスの増加、大型の店舗を探し回ることによる疲労とそれによる他への配慮の喪失、こういったものを考慮に入れた新しい社会倫理を考えてみるべきではないでしょうか。


☆倫理感 失って得る 格差かな


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カードは心臓に悪い(?)

credit cardcredit card


使っているカードの明細が来たので点検してみたら、正体のわからない項目が一つありました。右の方の外貨の項に日本円でいくらとかも記入してあります。額は円で4桁と大したことはないのですが、何のことかわからないと気持はよくありません。思い当たるところというのははっきりとはないのですが、少々怪しいところを見ている間に、うっかりクリックしたことがないとは断言できません。YESかNOかを要求する画面が急に出てきて、こういうのはどちらもクリックしないで右上の×をクリックするとどこかで読んでいたので、いつもそうしていますが、それでも消えないのでやや強引にその時の背景の画面ごと消したこともあり、安心できません。不慣れな頃はうっかりYESをクリックしたら、文や映像ではなくソフトがダウンロードされ始めたので、慌てて止めた経験もあったものですので。


その怪しげな支払先は DRI*TRENDONLINE (ORDERFIND.COM)と記載されていたものです。何だかいかにもありそうなところがいよいよ怪しげでしたが、ORDERFIND.COMでググッたらそれに触れたブログがいきなり三つも出てきました。いずれも今年の春のものですが、一様に支払先の見当がつかず不安にかられた用紙が読み取れましました。結局トレンドマイクロだということでほっとしたというのも同じですが、中のひとつには19もコメントがあって、これも異口同音に見慣れない支払先で心配したが、そのブログに行き当たって安心したと書いてありました。私にしてもその日付でアンチウィルスのソフトを申し込んだので、相手さえわかれば問題はありません。


ブログには触れていませんが、 現地通貨額」「通貨略称」に○○○○.○○ JPYという記載もあり、支払先が海外かと思ってしまったのも不安の一因です。早速トレンドマイクロに人騒がせな記載を止めろとメールしたのですが、十日たってもなしの礫です。この企業は外資でしょうから、カード明細の記述はグローバルなものだから変更できないという返答を予想していたのですが、返事そのものが来ないのでは、要するに企業としてはカード会社から金を回収すればいいので、その余のことは知っちゃいない、顧客サービスはカード会社の任務だという立場なのだと、現時点では解釈しています。もちろんですが、遅れても返答があれば、きちんとこの回のコメントなどで報告する予定です。


☆払うべき 金に脅しは 不要なり


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刑罰を考える

留置場 拘置所


私は原則として死刑には反対なのですが、日本では諸外国に比べて死刑制度廃止に反対が多いそうですね。四国坂出市の祖母と孫姉妹の殺人事件などを聞くと、なかなかこの傾向は変わらないのもわかる気がします。死刑を廃止したところで残虐な事件が少ないかというと、そうとは思えないので、やはり国民性というのはあるのでしょうか。


死刑の目的としては、予防・威嚇・報復といったものがあげられますが、これまでのように死刑の執行が公にならないことになっているのでは、威嚇や報復という目的にはそぐわない気がします。最近ではそれを改めて公表するという動きがあるようですが、死刑制度が存続する以上その方が合理的といえないこともありません。


予防というのは死刑を受けるような犯人の脅威から社会を防ぐ予防効果と、犯人自身が同じような事件を再び起こすことへの予防効果を考えているようですが、これは死刑制度のある国とない国では凶悪犯罪の生起率に差はない、あるいは制度のない国のほうが低いというデータが繰り返し報告されていますから、そもそも凶悪犯罪の少ない国で死刑を廃止したのだという反論もあって、決着がつかないようです。


ここで考えてみたいのは死刑制度が存在するとして、どのような罪に死刑を科するかです。刑法では殺人の他に汽車転覆による致死、水道毒物混入による致死、現住建造物等放火などで最高刑が死刑となっており、また内乱の首謀者も死刑です。さらに厳しいのは81条の外患誘致で、「外国と通謀して日本国に対し武力を行使させた者」の場合の刑は死刑のみです。さらに人質をとったり、飛行機を乗っ取って墜落させたりした場合についても、死者が出ると最高刑として死刑が他の法律で定まっています。


こうならべると何だか死刑制度があるのも無理はないという気にもなりますが、私としてはやはり犯意と計画性に重きをおきたい。上記のうち殺人が一番突発的に犯されやすいのですが、そのような場合は仮に被害者が多くても死刑の適用は考えた方がいいと思います。もっとも、一見突発的に見える殺人でも、間を置いて複数回犯すようだと、これは死刑がある以上はやはり死刑になりうるでしょう。


一方で、計画と実行に時間をかけ、その間に考え直す機会も少なくなかった場合、それでも罪を犯す者は「予防」のために死刑があると効果的かもしれません。突発的に人を殺す場合には死刑の威嚇も念頭に浮かばないと言いますが、長い期間をかけての犯罪であれば、反省の機会も多いと見るべきでしょう。中国は死刑の件数が多いということで悪評が高いのですが、その中には経済犯が含まれているということです。どのくらいの割合であるかはわかりませんが、時として地方政府の高官であった者が死刑に処せられたという報道を見ますから、経済ないしは行政における悪行にも死刑の可能性はあるのでしょう。これは社会主義の原則からくるものであって、私の言うように犯行の時間的な長さは関係はないかもしれませんが、結果的にはその点でほぼ一致しているようです。


防衛省の前次官の収賄は課長時代からの長い期間に続けられたと報道されています。もし政府やあるいは大企業の高官が、その地位を汚すような犯罪、収賄や贈賄やあるいは脱税などを長期間行なうとすれば、適用される罪名の最高刑として死刑が含まれることの効果は、殺人の刑に死刑があることとは比較にならぬ威嚇効果があるのではないかと思います。


もっとも、商社と協力して外国の軍需産業に有利に取り計らうということは、単純な収賄だけでなく「外患誘致」につながるかもしれません。これならば現行の刑でも死刑が考えられますね。目下は「同盟国」であっても、相手が外国の軍需産業であれば、いつ何時敵国に変わらないという保証はないのに、職を枉げて有利に取り扱い、あまつさえ防衛省官僚のトップがその犯罪に加担しているという事実を握られるのは、「外患誘致」という概念によく当てはまるものではないでしょうか。


いわゆる右寄りの言論が、この点から危機意識を持たないようなのは意外です。防衛省と外務省は、国際社会における日本という国家の中枢ではないのでしょうか?


☆有期より 無期より重い その罪科



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おねだりと量刑

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高級官僚や政治家の収賄の裏には、ほとんどの場合その妻の存在が大きいということを書くつもりいたのですが、守屋前次官の夫人が同時に逮捕されるとは予想外でした。ですがこの夫人も、取調べが済めば処分保留で釈放されるだろうと思ったら、過去に2、3例ある夫人逮捕のケースでも、いずれも夫人は処分保留のまま起訴もされなかったというデータが新聞に載っていましたから、こっちの方は予想が当たりました。


岸信介とか田中角栄といった、権勢欲も金銭欲も超弩級の政治家の場合は例外ですが、普通一般の官僚や政治家だと夫人の目を逃れて派手な生活はできないので、それが続いていたというのには、事実上「身分なき共犯」状態が続いていたということになります。もっとも政治家の実生活にほんの少しばかり触れたことのある経験から言いますと、政治家の日常生活は相当部分が貰い物ですんでいます。米とか野菜とか魚とかは、選挙区、少なくとも地方の選挙区から送られてくるので、使わないわけにはいきません。届け物はなるべく送り返すような潔癖なケースでも、生鮮食料品となればそうもいかず、家庭を管理する主婦としても感覚がだんだん鈍化してくるのは是非もないように思います。


そこから「おねだり」にまで至るかどうかは結局夫婦それぞれの性格によるのでしょうが、才能よりもむしろ「パワー」によってのし上がったような夫と、仕切り上手な夫人の組み合わせでは、今度のようになるのがむしろ自然かもしれません。


ところで収賄罪の刑は懲役5年以下。請託収賄だと7年以下ですが、これも新聞紙上のデータによれば徐々に実刑が増え、刑期も長くなっているようです。もし刑期が収賄の額に比例するのであれば、今回のケースはあまり長い契機にはならないでしょう。問題はことが防衛という、国家重視の立場から言えばもっとも重大な問題を巡っての収賄であったことで、この辺を考慮して厳しい刑を与えないならば、日本では裁判すら司法官僚を含めた高級官僚の互助システムの一つと言われることになるでしょう。


☆法廷で 揺るぎ見せるか 夫婦愛


 

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今は昔

大学 大学キャンパス(慶応)


聴覚障害学生のサポート体制に関する全国調査』 という資料が一昨年出されているのを見つけました。現在の筑波技術大学にある日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)事務局によるもので、調査を実施してまとめられたのは白澤麻弓という方です。


内容は全国の大学・短期大学1258校から得た719校のデータ(回答率57.2%)よりなるもので、内訳は現在聴覚障害学生の在籍あり:33.0%、過去三年間に障害学生の在籍あり:7.0%、在籍なし:58.8%となっています。(いずれも719校に対する比率。以下同様)。一方で聴覚障害学生の支援に携わっているかどうかという質問に対しては現在関わっているというのが21%、過去に関わっていたというのが4%、関わっていないが58%、無回答が17%ということです。


在籍する聴覚障害大学生の人数は各大学・短期大学によって1名から30名以上までの幅があり、また筑波技術短期大学には150~200名の聴覚障害学生が在籍しているため、全体で約800~850名の聴覚障害学生が現在我が国の高等教育機関で学んでいるといえるとあります。具体的なサポート手段としては配慮事項の通知が179校(62.6%)、ノートテイクの実施が127校(44.4%)、教官による配慮が107校(37.3%)、学生同士の配慮が101校(35.2%)、相談窓口の設置が100校(34.8%)、試験での特別措置が56校(19.5%)、手話通訳の設置が35校(12.2%)、パソコン通訳の設置が34校(11.8%)などとなっています(%は現在または過去に聴覚障害学生の在籍がある大学・短期大学287校に対する比率)。このうちノートテイクについては、学校当局が学生から募集し、若干の謝金を給しているところが約6割あるということです。


より詳しくは調査書の本文を読んでいただきたいのですが、ここで私自身の大学生活を思い起こさないわけにはいきません。私が大阪の国立大学に入ったのはたしか1962年でしたが、当時も聴覚障害をもつ人で大学に在学あるいは卒業していた人は数人はいました。私と同期にも何人かいました。で、その頃の大学で何らかのサポートがあったかと言うと、ないこともなかったとしか言えません。まず聞こえなくても試験に受かれば入学できるかと打診し、個人的にですが一応の了解をもらって、試験の際ミスプリなどの通告があれば知らせてもらえるように依頼しておきました。合格後は上にある「学生同士の配慮」がほとんどすべてで、それも組織だったものではなく、すべて講義ごとに自分で依頼したのですが、今から思うとほとんど初対面の相手もいたのに、よく頼めたものだったと思います。高校の時はいろんな先生がいたもので、心から支援してくださる先生も多かったのですが、中には「聞こえないで国立大学なんて聞いたこともない」という人もいました。私が今一歩覇気に欠けていれば、その人の言うことを裏書したかもしれません。


それらを思うとまさに隔世の感ですが、同時にまだここまでなのかという思いも感じます。私としては、定年退職後はパソコンによる要約筆記者のサポートを受けて、興味のある講義を聴講しようかと思っていたのですが、ニーズに比べてサポートができる人の数が少なく、呼吸不全という別の障害が発生したこともあって、つい遠慮・逡巡をしてしまいます・・・今回は私的な回顧になってしまい申し訳ありません。


☆あらためて 昔の自分 誉めてやり


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派遣業者の品格

労働者派遣法 「労働者派遣法」


11月12日にNHKで放送された『1000人にきくハケンの本音』は見た方もおられるでしょうが、派遣業者の意識を知るために参考になると思いますので紹介します。1000人の派遣労働者とインターネットでつなぎ、アンケートなどをとりながら『ハケンの品格』の作者である中園ミホ氏、派遣業大手の経営者奥谷禮子氏、東工大社会学教授橋爪大三郎氏の3人がコメントをするという構成でしたが、ここでは主として奥谷氏の発言を引用します(斜字の部分)。


参加した派遣労働者の中には電話に出ることを承諾した人もおり、その中の一人が上司から食事をあまりしつこく迫るなどをされたので退職したと述べたのに対して、


「そういう場合派遣会社の営業担当にまず相談して、そこから先方の会社の上司にこういう現実があると言ってもらうのが一番早いんですね。」


ここで中園氏が「でもその会社にずっといたかったら・・・」と言うと、


「ちゃんと正規なルートを通せば、あるレベルの会社であれば、変にもめるのはいやですから〔対応するでしょう〕」


ここで司会が「今通っている会社は『あるレベル』以上ですか以下ですか?」と聞くと、その人は「行ってるときにセクハラ講習やってるのを見たことないです」。ここで奥谷氏は、


「レベル以下かもしれないわね」。


この話題はここまででした。次に「ハケン社員を一字で表わすと」という設問に対して、回答の数は「忍」「耐」「楽」がベスト3でしたが、奥谷氏は「伸」、中園氏は「生」、橋本氏は「専」。派遣労働者が選んだ字に意見をつけたもの中からコメントをつけるというのに、奥谷氏は字を「忍」として「正社員はできることも派遣はできない。クライアントとの折衝とか」と言っている人に対して、


「これは後ろ向きにとらえすぎだと思う。どうしても派遣だから『何しちゃいけない』と弱くなるが、むしろ『自分をこう使ってほしい』と積極的に親会社を通して言った方がいいと思います。そうすると仕事の枠も増えて、給料も上がることがある」。


これには中園氏が「そう? 主張すると『社風に合わない』と言われたりすると聞いたが」。しかしこれもここまででした。それから正社員と派遣の意識について、


「何で自分は正社員というところをとっているのか。自分なりの価値観をはっきりさせていないと悩むことになる。正社員になり、どんなに苦しくとも出世するという価値観を持っていないでいつも相対的な価値観だと、常に自分自身がウロウロするという状況になる」。


これには橋本氏は「自分で選んで派遣とか正社員になっているのではない」。中園氏は「みんなが奥谷さんのようにタフでパワフルならいいが」と発言していました。


これ以上の注釈はつけませんが、疑問に思ったのは「格差はあって当然」とか「過労死は自己責任」とかの発言が知られている奥谷氏 を、NHKが何故コメンテイターに選んだかということです。番組のコンセプトからいって派遣業界からも出すのはわかるのですが、もう少し人と話がかみ合う経営者もいることでしょう。あるいは、食品業界で名門企業が軒並み偽装で摘発されている現状から判断して、派遣業界も誰を出そうが同じだと思ったのでしょうか? もっとも奥谷氏個人について言えば、彼女は意外に謙虚な人であり、自分でやれたようなことは大抵の人ならやれる筈と思っているのかもしれません。


☆選べると 思える人の おめでたさ



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本人の確認

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私の携帯電話はソフトバンクですが、これはJ-phone以来のものです。主に使っている銀行が替わったなどの理由で料金引き落とし用のクレジット。・カードを変更しようとしてWEBで調べたところ、方法が二つ あるとありました。


(1)ソフトバンクショップまでお申し出ください。

(2)お客さまセンター(総合案内)まで、契約者ご本人さまよりお電話にてお申し出ください。

のいずれかで、いずれの場合も「『支払方法変更申込書(ハガキ)』をお渡しいたしますので、必要事項をご記入のうえ郵送してください。」とのことでした。


聴覚障害者である私には(2)の方法はとれませんので、現在使用中の電話機を購入したショップに行き、はがきを貰おうとしたら、その場でできるといわれてすぐに変更してもらいました。これで一件落着と言いたいところですが、問題は(2)の、「本人さまよりお電話にて」という部分です。本人確認のためと言われますが、電話をかけられない者がいるということは考えてもみないのでしょうか。そういえば銀行や郵便局の私の名義になっている口座の扱いで、家内が電話で変更などを申し込んでも、「本人が出ないと・・・」とスムーズに進まず、家内がわざわざ郵便局や銀行支店に足を運んだことがありました。また10年以上前のことですが、道でセゾン関係のクレジット・カードの宣伝パンフを渡され、当時は何も持っていなかったので入ろうかと思ってよく読むと、「お申し込み後、ご本人に電話して確認する」というくだりがあったので断念した記憶があります。何年かあとに新しいパンフを見るとその事項はなくなっていましたが。


電話に出れば本人だと確認できるというのはどういうことでしょうか? まさか声紋のデータを持っていて、電話の声をチェックするというのではありますまい。いくつか質問して、本人であることを確認しようというのでしょうが、もしパスワードさえ知っていれば他人が「本人」になりすますことは可能でしょう。何かトラブルのあったときに備えての、「ご本人に電話で確認した」というアリバイのためでしょうか。


他の携帯電話の会社、ドコモとauがどういうシステムであるかは、ソフトバンクと違ってうまく検索で探せませんでしたし、また他の何かの会員のようなものでやはり電話連絡の手順があった記憶もありますが、ソフトバンクの場合聴覚障害者への対応に力を入れているという事実があるので、とくに名を上げて記しておきたいのです。私の行ったショップ自体が「ハンズサインセンター渋谷」 といい、手話と筆記で対応してくれるところです。渋谷の中心地にスペースと人員を割き、携帯の面倒なシステムや機能を手話や筆記で説明してくれる一方で、「ご本人さまよりお電話にて・・・」と要求する配慮のなさは、障害者の状況を健常者が理解することはたやすくないと、つくづく思わされます。


ソフトバンクの行なっていることが見てくれのサービスだとは思いませんが、聴覚障害者の従業員もいるはずですから、何とかならなかったものでしょうか。ことは聴覚障害者に限りません。これを読んでくださっている健常者の方々も、ひょっとして障害者に配慮しつつも、一方で障害者には無理な要求をした経験はないでしょうか。もっとも私自身も、私がもたない障害のある方について、完全にそのニーズを理解できるかというと、自信はありませんが。


☆木によって 魚を求めて 気がつかず



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安全の実感

volleyballバレーのボール


私の家はマンションですが、たいして大きくはありませんが1階なので庭があります。隣に次男一家が住んでいるので、庭伝いに行き来できるのは便利ですし、また幼い姉妹が自分でやってきて、「来てうれしい。帰ってうれしい」状態をもたらすのを楽しむこともできます。隣は元は私の両親の家でしたが、続けて身罷ってから短期間空き家になった後に次男夫婦が納まりました。


同規格のマンションが二棟あり、間が公園のようになっていて、庭との間には2m足らずの生垣があり、鍵のかかる扉もついています。公園では昔よりは減ったとは言え、小さい子どもが遊んでいることも多いのですが、この間の週末に大きなボールが飛び込んできました。バレーのもののような硬質なボールだったらしく、上下2枠のガラス戸の上のほうに当たって、ガラスは大破しました。すぐに子どもの父親が来て弁償してくれることになり、幸いにもその日のうちに元のとおりになりましたが、これには本当に安心しました。


というのは、30年ほど前に隣に両親がおり、こちらは長男次男を加えた4人家族だった頃、年末で隣で一緒に食事をしようというときに、当時学齢前くらいだった長男が張り切ったのか、ガラス戸をあけないで突っ込んできて、この時は下の枠内のガラスが粉々になったことがありました。幸い長男にはほとんど怪我はなかったのですが、割れたガラスのところを父がビニールの風呂敷やガムテープで応急手当したことを覚えています。年末だったので修繕まで2、3日かかったと思います。


今考えると不思議みたいなのですが、その時は寒いと困るとは考えましたが、防犯的な心配は全然誰の念頭にも浮かばなかったようでした。これに引き換え、今回のケースではとっさに考えたのはすぐにふさがないと大変ということでした。


これは、昔に比べると物騒になったということなのでしょう。もっとも、同じ区のかなり離れたところで一家全部が惨殺されたという未解決の事件もあるのですが、近隣で犯罪があったという話はあまり聞きません。それでもやはり犯罪が増えているという気分はあります。これに対して「犯罪統計の信頼性と透明性 」という論文もあり、犯罪増加の典拠とされる『犯罪白書』の記述が、今から見るとずっと「治安がよかった」頃から引き続いて「治安は悪化している」としていることを指摘し、犯罪とされるもののカテゴリーの変化とか、「犯罪の増加」につながるような要因を述べています。


一方で毎日のマスコミ報道に接していると、犯罪は増加しつつあるという方にどうしても加担したくなるのですが、以前なら考えられなかったような犯罪のパターンが出現し、それを詳報する報道の量が膨大になっていますので、事件の量と報道の量を取り違えないようにする構えも必要だなと思ったものでした。


☆セキュリティ 費用も被害の 額を増し



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