見てわかる障害、わからぬ障害
「障害をもつ議員」で永田町に障害者の議員がいなくなったということを書きましたが、正確には障害をもつ議員が少なくとも一人はいます。民主党の参議院議員で、血液製剤のせいでHIVキャリアになった方です。
もちろんこういう方を軽視するのではありませんが、障害者の議員がいることの意味で最大のものは、障害者を肉眼で見るということです。私などでも障害者をはじめて見ると言われた経験があるのですが、その際よく聞く言葉は、「障害者らしくない」。もちろんこれはこちらの意を迎えるつもりで言うのが多いのですが、もう一つは障害者の実物に接したことがなく、それまでは観念的な障害者像しかもっていなかったので、健常者と変わらぬ面が多くて驚いたというものです。
「機能的な服を着ているかと思ったらスーツだった」。「大学を出て結婚して子供まであるそうだ」。これが私と会った後での感想ですが、福祉関係の学校の学生でもこういうのが珍しくないので、似たような考え方はかなり一般的なのでしょう。議員ともなればそれだけで注目され、障害者であっても能力のある者はいること、かつその行動や生活も、障害に直結するものは別として、健常者と異なるものではないということを知らせる意味があります。仮に政治的業績があまりないにしても、今の段階ではいるだけで意味があります。
そのためにはやはり一見して障害者とわかる方が効果的でしょう。まず第一に車椅子で、障害者=車椅子ユーザというイメージの固定は困ったものですが、それでも車椅子は有力なサインとなっています。目の不自由な方も見てわかる障害の一つでしょう。耳が不自由な方は、これは、ペースメーカーなどと並んで「見てそれとわからぬ身体障害」の代表です。配慮が遅れがちなのはそのせいが大きいと思われます。車椅子、視覚障害の次に聴覚障害の議員も出現して欲しいものです。
もちろんこういう方を軽視するのではありませんが、障害者の議員がいることの意味で最大のものは、障害者を肉眼で見るということです。私などでも障害者をはじめて見ると言われた経験があるのですが、その際よく聞く言葉は、「障害者らしくない」。もちろんこれはこちらの意を迎えるつもりで言うのが多いのですが、もう一つは障害者の実物に接したことがなく、それまでは観念的な障害者像しかもっていなかったので、健常者と変わらぬ面が多くて驚いたというものです。
「機能的な服を着ているかと思ったらスーツだった」。「大学を出て結婚して子供まであるそうだ」。これが私と会った後での感想ですが、福祉関係の学校の学生でもこういうのが珍しくないので、似たような考え方はかなり一般的なのでしょう。議員ともなればそれだけで注目され、障害者であっても能力のある者はいること、かつその行動や生活も、障害に直結するものは別として、健常者と異なるものではないということを知らせる意味があります。仮に政治的業績があまりないにしても、今の段階ではいるだけで意味があります。
そのためにはやはり一見して障害者とわかる方が効果的でしょう。まず第一に車椅子で、障害者=車椅子ユーザというイメージの固定は困ったものですが、それでも車椅子は有力なサインとなっています。目の不自由な方も見てわかる障害の一つでしょう。耳が不自由な方は、これは、ペースメーカーなどと並んで「見てそれとわからぬ身体障害」の代表です。配慮が遅れがちなのはそのせいが大きいと思われます。車椅子、視覚障害の次に聴覚障害の議員も出現して欲しいものです。
障害をもつ議員
今度の選挙で障害者で立候補されたのは、知る限りでは東京12区の八代英太氏(無所属前)、愛知3区の藤本栄氏(無所属新)、福岡2区の平田正源氏(民主新)の3名です。いずれも落選でしたが、これまでは八代氏が衆議院では唯一の障害者議員であったので、これで誰もいなくなりました。
ただし内部障害者、例えば心臓ペースメーカーを埋め込んでいて、それを公表していないような人などは他にいるかもしれません。障害を公表してそれを政治活動の一つの軸にする人がいる一方、身体的欠陥を明らかにしては政治生命にかかわるという考え方の持ち主もいるでしょうから。
私としては障害をもつ議員は増えて欲しいし、障害をもっている議員はそれを明らかにして欲しいと思います。国会としては議員にあらゆる便宜を図らねばならないので、そのことを通じて国会周辺の障害者に対する配慮の度が増すからです。八代氏が参議院議員になったときは議員会館に車椅子のまま乗れるエスカレータが設けられました。衆議院議員に転じたときは衆議院議員会館にも作られました。一度設備が出来上がると、八代氏が落選中もエスカレータ撤去ということにはさすがにならなかったので、陳情に来た車椅子の方々が重宝していたものです。
また、この前の参議院議員の改選まで全盲の方が民主党におられましたが、これに対しては国会図書館がノウハウを用いてサポートしたそうです。ノウハウというのは、学術文献を視覚障害者のために録音する事業の事務局が国会図書館にあるので、そこで培った知識が役に立ったというものです。
こういう具体的なことはさておいても、障害者に議員をはじめ、役人やその他の永田町の住民が直接接するという体験を与えたことは大きいと思います。その意味で障害者議員が衆議院からいなくなったことは、障害者像を再び観念的なものに戻してしまわないかという不安があります。
そうでないまでも、勝ち組・負け組と格差をつけたがるよう風潮を、巨大与党が後押しする状況が当分続くようですから。
ただし内部障害者、例えば心臓ペースメーカーを埋め込んでいて、それを公表していないような人などは他にいるかもしれません。障害を公表してそれを政治活動の一つの軸にする人がいる一方、身体的欠陥を明らかにしては政治生命にかかわるという考え方の持ち主もいるでしょうから。
私としては障害をもつ議員は増えて欲しいし、障害をもっている議員はそれを明らかにして欲しいと思います。国会としては議員にあらゆる便宜を図らねばならないので、そのことを通じて国会周辺の障害者に対する配慮の度が増すからです。八代氏が参議院議員になったときは議員会館に車椅子のまま乗れるエスカレータが設けられました。衆議院議員に転じたときは衆議院議員会館にも作られました。一度設備が出来上がると、八代氏が落選中もエスカレータ撤去ということにはさすがにならなかったので、陳情に来た車椅子の方々が重宝していたものです。
また、この前の参議院議員の改選まで全盲の方が民主党におられましたが、これに対しては国会図書館がノウハウを用いてサポートしたそうです。ノウハウというのは、学術文献を視覚障害者のために録音する事業の事務局が国会図書館にあるので、そこで培った知識が役に立ったというものです。
こういう具体的なことはさておいても、障害者に議員をはじめ、役人やその他の永田町の住民が直接接するという体験を与えたことは大きいと思います。その意味で障害者議員が衆議院からいなくなったことは、障害者像を再び観念的なものに戻してしまわないかという不安があります。
そうでないまでも、勝ち組・負け組と格差をつけたがるよう風潮を、巨大与党が後押しする状況が当分続くようですから。
自爆テロ?
9月11日を投票日に設定したのは、考えようではアルカイダに対する挑戦みたいなもので、スペインのようにテロに見舞われなければよいがと、思った人もいたでしょう。寝た子を起こすなというつもりか、あまりマスコミでは言われなかったけれど。ところが結果はテロ同然と言いたいくらいのものでした。外部からではなく、内部からの自爆テロです。日本人にはせつな的な破滅を好むDNAがあるじゃないかと思ってしまいそうです。
自分じゃ自民党に入れてしまったお年寄りも、こう勝たせすぎると後が恐いと言っているそうです。この懸念はおそらく正しいので、郵政改革というシングル・イシューの選挙だと自ら唱えていたのだから、決して白紙委任状を渡したわけじゃないという正論も、もう、大勝した者の耳には入らないでしょう。
ただこれはこれまでの例が証明していますが、勝たせすぎると逆方向にバランスをとる動きが必ず出てきます。来年の国政選挙が参院選であることは、その意味で幸運とも言えます。衆院選と違って、政府に有利な時期に行うという手段が使えませんから。
もし来年の参院選も今回のようであれば、前に書いたヒトラーを独 裁者にしたプロセスを、日本が再現することになるかもしれません。
自分じゃ自民党に入れてしまったお年寄りも、こう勝たせすぎると後が恐いと言っているそうです。この懸念はおそらく正しいので、郵政改革というシングル・イシューの選挙だと自ら唱えていたのだから、決して白紙委任状を渡したわけじゃないという正論も、もう、大勝した者の耳には入らないでしょう。
ただこれはこれまでの例が証明していますが、勝たせすぎると逆方向にバランスをとる動きが必ず出てきます。来年の国政選挙が参院選であることは、その意味で幸運とも言えます。衆院選と違って、政府に有利な時期に行うという手段が使えませんから。
もし来年の参院選も今回のようであれば、前に書いたヒトラーを独 裁者にしたプロセスを、日本が再現することになるかもしれません。
ヒトラーの教訓
郵政改革に賛成という選択肢として、全選挙区に賛成する候補者を立てると小泉首相が語ったと聞いた時、これは事実上の国民投票を狙っているなと思いました。シングル・イシューに仕立てた総選挙で、賛成派反対派の候補がそろうとなれば、これは明らかに国民投票です。
次に連想したのはヒトラー。1930年代に彼が全面的に権力を握った過程では、圧倒的な支持率を獲得した国民投票が大きな要因になっています。国際連盟からの脱退やオーストリアの併合など、世論が一方向に流れているものをテーマとして、その結果を自らの権力確立に役立てました。フランスのドゴール大統領が大きな政治問題が起こるごとに国民投票を実施しようとして、その危険性を言われたことを思い出します。
ヒトラーの場合、国民投票を行う一方、国会の解散⇒選挙を繰り返して、その都度ナチの議席数を肥え太らせていったことも見逃せません。1930年の選挙でナチ党が第2党になって以来、1938年までに行われた国会の選挙は5回はあり、2年に1回以上選挙があったわけです。そのせいか今のドイツでは国会の解散には厳重な規制があり、今度の選挙も与党が自ら信任案を出して否決させるという形で選挙に持ち込んだそうです。
解散は内閣の総辞職か不信任案可決によるとするのが憲法の第69条の規定ですが、実際に歴代の内閣は天皇の国事行為に衆議院の解散があるとした第7条によって行うことがほとんどで、それを批判する論点はもっぱら憲法論でした。その裏にナチ勃興期のこのような経験が意識されていたのでしょうか。
小泉=ヒトラー論はちょっと漫画的だと思ってしまいそうですが、こう考えてみるとそうとも言い切れないようです。
次に連想したのはヒトラー。1930年代に彼が全面的に権力を握った過程では、圧倒的な支持率を獲得した国民投票が大きな要因になっています。国際連盟からの脱退やオーストリアの併合など、世論が一方向に流れているものをテーマとして、その結果を自らの権力確立に役立てました。フランスのドゴール大統領が大きな政治問題が起こるごとに国民投票を実施しようとして、その危険性を言われたことを思い出します。
ヒトラーの場合、国民投票を行う一方、国会の解散⇒選挙を繰り返して、その都度ナチの議席数を肥え太らせていったことも見逃せません。1930年の選挙でナチ党が第2党になって以来、1938年までに行われた国会の選挙は5回はあり、2年に1回以上選挙があったわけです。そのせいか今のドイツでは国会の解散には厳重な規制があり、今度の選挙も与党が自ら信任案を出して否決させるという形で選挙に持ち込んだそうです。
解散は内閣の総辞職か不信任案可決によるとするのが憲法の第69条の規定ですが、実際に歴代の内閣は天皇の国事行為に衆議院の解散があるとした第7条によって行うことがほとんどで、それを批判する論点はもっぱら憲法論でした。その裏にナチ勃興期のこのような経験が意識されていたのでしょうか。
小泉=ヒトラー論はちょっと漫画的だと思ってしまいそうですが、こう考えてみるとそうとも言い切れないようです。
投票以前のこと
選挙と障害者と言えばまず思い浮かぶのは、障害者が自らの利益を主張する議員を選ぶことでしょう。障害者本人が立候補して議員になることもあり、八代英太氏が代表的ですが、ここでは選ぶ側の障害者について考えます。
『障害者白書 平成16年版』の第1編・第5章・第2節の3に「情報提供の充実」という項目があり、その中で「国政選挙における配慮」として次のように述べられています。
国政選挙においては,点字による「候補者名簿及び名簿届出政党等名簿」の投票所等への備付け並びに「選挙のお知らせ」の配布,投票所における車いす用スロープの設置等により,障害のある人が投票を行うために必要な配慮を行っている。なお,平成7年からは,参議院比例代表選出議員選挙における政見放送に手話通訳を導入したほか,平成8年の衆議院小選挙区選出議員選挙からは,政見放送として政党が作成したビデオを放送することができるようになったことに伴い,政党の判断により手話通訳をつけることが可能となっている。
実際にこのような配慮が行われているかと言うと、投票所にスロープを要求したら、「不在者投票でやってくれると、市役所本庁が投票所だから、そこならスロープもある」と言われたとか、投票所に至るまでに長い石段があったとか、いろいろな話を聞きます。手話通訳について触れていますが、参議院比例区の場合を除いて義務化されておらず、衆議院小選挙区の場合は候補者によって手話・字幕・テロップのいずれか、あるいはその組み合わせが選ばれ、そのどれもないということも少なくありません。参議院の地方区と衆議院の比例区の場合は、手話通訳も字幕も認められていません。念のために書いておきますが、聴覚障害者と言っても手話を使いこなすのは2割程度で、文字によって情報を保障する必要は大きいのです。一方、視覚障害者が選挙広報に接しにくいのは自明ですが、その点訳やテープによる音声化についてはボランティア的な努力はあるのですが、選挙管理委員会からのいろいろ規制があり、すべての視覚障害者が点字や音声のものを入手できるわけではありません。
また投票所まで行けないような人のためには郵便投票の制度があるのですが、その資格が厳しく、たとえばいわゆる寝たきりの患者には郵便投票ができません。
このように障害者は投票以前にも情報の入手が困難であり、また物理的にも投票の場から遠ざけられがちです。しかし主務官庁の総務省が公選法の細かい規則に拘泥するせいもあって前進はあまり見られません。話は違うようですが、洋上投票というものがあり、仕事で船に乗っている人々がファクシミリによって投票するというものですが、秘密の保持のために特殊な仕掛けが必要で、そのための器具が1台200万、合計で約1億円。前回衆院選(03年11月)で48隻約300人が投票したので、単純計算すると、1票の費用は約36万円になるとのことです。参政権は神聖ですから費用の多寡を言うことはできませんが、障害者の参政権を守るためにも、予算と使い制度を改善して欲しいものだと改めて思います。
『障害者白書 平成16年版』の第1編・第5章・第2節の3に「情報提供の充実」という項目があり、その中で「国政選挙における配慮」として次のように述べられています。
国政選挙においては,点字による「候補者名簿及び名簿届出政党等名簿」の投票所等への備付け並びに「選挙のお知らせ」の配布,投票所における車いす用スロープの設置等により,障害のある人が投票を行うために必要な配慮を行っている。なお,平成7年からは,参議院比例代表選出議員選挙における政見放送に手話通訳を導入したほか,平成8年の衆議院小選挙区選出議員選挙からは,政見放送として政党が作成したビデオを放送することができるようになったことに伴い,政党の判断により手話通訳をつけることが可能となっている。
実際にこのような配慮が行われているかと言うと、投票所にスロープを要求したら、「不在者投票でやってくれると、市役所本庁が投票所だから、そこならスロープもある」と言われたとか、投票所に至るまでに長い石段があったとか、いろいろな話を聞きます。手話通訳について触れていますが、参議院比例区の場合を除いて義務化されておらず、衆議院小選挙区の場合は候補者によって手話・字幕・テロップのいずれか、あるいはその組み合わせが選ばれ、そのどれもないということも少なくありません。参議院の地方区と衆議院の比例区の場合は、手話通訳も字幕も認められていません。念のために書いておきますが、聴覚障害者と言っても手話を使いこなすのは2割程度で、文字によって情報を保障する必要は大きいのです。一方、視覚障害者が選挙広報に接しにくいのは自明ですが、その点訳やテープによる音声化についてはボランティア的な努力はあるのですが、選挙管理委員会からのいろいろ規制があり、すべての視覚障害者が点字や音声のものを入手できるわけではありません。
また投票所まで行けないような人のためには郵便投票の制度があるのですが、その資格が厳しく、たとえばいわゆる寝たきりの患者には郵便投票ができません。
このように障害者は投票以前にも情報の入手が困難であり、また物理的にも投票の場から遠ざけられがちです。しかし主務官庁の総務省が公選法の細かい規則に拘泥するせいもあって前進はあまり見られません。話は違うようですが、洋上投票というものがあり、仕事で船に乗っている人々がファクシミリによって投票するというものですが、秘密の保持のために特殊な仕掛けが必要で、そのための器具が1台200万、合計で約1億円。前回衆院選(03年11月)で48隻約300人が投票したので、単純計算すると、1票の費用は約36万円になるとのことです。参政権は神聖ですから費用の多寡を言うことはできませんが、障害者の参政権を守るためにも、予算と使い制度を改善して欲しいものだと改めて思います。
トンデモ発言とその報道
いろいろと常識はずれなことの多い今度の選挙ですが、人気占い師のHK氏が旧知の比例区候補の応援に行ってしゃべったという言葉には驚きました。9月6日の『日刊スポーツ』にあったのですが、自分の知名度を自賛したあげく聴衆に向かって、「すべての人と握手してあげる。でも握手した人は、自民党に入れるんだよ。入れなかったら、交通事故にあうわよ」と。
聴衆は大爆笑だったそうですが、冗談にせよああいう立場の人が、そういうことを言っていいものかと思います。普通の人ならともかく、占いで飯を食っている人がこういう言い方をするのは、株の世界の「風説の流布」に似た、犯罪行為に近いものではないのかと思いました。
もう一つは中国地方で立候補しているIT長者氏ですが、東京で外国特派員協会で講演し、憲法に触れて天皇制より大統領制のほうがよいと指摘したそうです。これは9月7日の毎日新聞。内容の是非には触れませんが、自民党もとんだ人物に肩入れしているものですが、党の立場から何らかのコメントがあっていいし、新聞記者も取材すべきでしょう。外国特派員協会での発言であれば、記録もあるだろうし立派な公式発言です。
この二つは違うことのようですが、今回の選挙がいかに理念のないものであるかを象徴していると思います。マスコミも女刺客の誰彼のことより、こういったトンデモ発言をもっと取り上げて、「こんな選挙に誰がした」という面で批判すべきではないでしょうか。
聴衆は大爆笑だったそうですが、冗談にせよああいう立場の人が、そういうことを言っていいものかと思います。普通の人ならともかく、占いで飯を食っている人がこういう言い方をするのは、株の世界の「風説の流布」に似た、犯罪行為に近いものではないのかと思いました。
もう一つは中国地方で立候補しているIT長者氏ですが、東京で外国特派員協会で講演し、憲法に触れて天皇制より大統領制のほうがよいと指摘したそうです。これは9月7日の毎日新聞。内容の是非には触れませんが、自民党もとんだ人物に肩入れしているものですが、党の立場から何らかのコメントがあっていいし、新聞記者も取材すべきでしょう。外国特派員協会での発言であれば、記録もあるだろうし立派な公式発言です。
この二つは違うことのようですが、今回の選挙がいかに理念のないものであるかを象徴していると思います。マスコミも女刺客の誰彼のことより、こういったトンデモ発言をもっと取り上げて、「こんな選挙に誰がした」という面で批判すべきではないでしょうか。
けものみち
東京ローカルで申し訳ないのですが、渋谷の東急本店からJR渋谷駅前に出て、そこのターミナルでバスに乗るのに、東急の無料バスを井の頭線渋谷駅の上にある停留所で降りて、そのビルの隅のエレベータで1階まで行く、というのを自分で発見したコースとして、「けものみち」と称しています。
これだけでは何のことやらわからないでしょうが、私の障害の一つは呼吸不全で、歩けはしますがゆっくりとだし、しばしば息が切れます。階段はまず上がれないし、2kgほどの酸素ボンベを携帯しているので、下りの階段も歩いて降りるのは一仕事なのです。ですからどこに行くにも上り下りのエレベータないしエスカレータの有無を事前にチェックしておきますし、電車や地下鉄ですと場合によっては目的地とは少し前後した、設備の整った駅で降りて、そこから少しの距離をタクシーを利用したりします。
実はこの「けものみち」はblogのタイトルとして前から考えていたのですが、作成に当って検索すると同名のものを既に作られた方がいるので、ちょっとひねった今のタイトルに変えた次第です。
この呼吸不全がはっきり障害になったのはこの3年くらいのもので、それ以前は自分の足であちこち行っていますかから、めっきりと外出の減った最近は、出たときは街の変わりようを観察するのも一つの楽しみになっています。毎日見ていたのではわかりませんからね。
また、東急の無料バスもそうですが、渋谷などのターミナルには無料でないまでも低料金の小型バスの路線がいくつかあり、これに乗ると街の変化の他に、これまで通ったことのない細い道に入り込んだりして、短時間ですが結構な観光になります。
これだけでは何のことやらわからないでしょうが、私の障害の一つは呼吸不全で、歩けはしますがゆっくりとだし、しばしば息が切れます。階段はまず上がれないし、2kgほどの酸素ボンベを携帯しているので、下りの階段も歩いて降りるのは一仕事なのです。ですからどこに行くにも上り下りのエレベータないしエスカレータの有無を事前にチェックしておきますし、電車や地下鉄ですと場合によっては目的地とは少し前後した、設備の整った駅で降りて、そこから少しの距離をタクシーを利用したりします。
実はこの「けものみち」はblogのタイトルとして前から考えていたのですが、作成に当って検索すると同名のものを既に作られた方がいるので、ちょっとひねった今のタイトルに変えた次第です。
この呼吸不全がはっきり障害になったのはこの3年くらいのもので、それ以前は自分の足であちこち行っていますかから、めっきりと外出の減った最近は、出たときは街の変わりようを観察するのも一つの楽しみになっています。毎日見ていたのではわかりませんからね。
また、東急の無料バスもそうですが、渋谷などのターミナルには無料でないまでも低料金の小型バスの路線がいくつかあり、これに乗ると街の変化の他に、これまで通ったことのない細い道に入り込んだりして、短時間ですが結構な観光になります。
黒のイメージ
総選挙で中国地方の某県にIT長者という人が出ています。こういう話題の人をマスコミが追い回すのは、選挙の意義を捻じ曲げることになりかねないのですが、でもテレビで見る分にはたしかに面白くはあります。
面白がって見物していればいいのかもしれません。しかしこの候補者と運動員が「改革」と白く染め抜いた黒いTシャツを、お揃いで得意気に着ているのを見ると、はてなと思いました。「黒シャツ」って何かあったな、と。
調べたところイタリアのムッソリーニを囲む実行部隊が、皆黒いシャツを着ていたので「黒シャツ隊」と称せられていたとのことでした。さらにその後で、ヒトラーの親衛隊(SS)も黒シャツだったので黒シャツ隊と言われたとか。
こういうことから黒はファシズムを象徴することになっているそうです。何もその長者氏がファシストであると言う気はありません。おそらく彼もその周囲の人々も、そういうことは知らないか、あるいは知っていても気にしないのでしょう。
しかし、このようにはっきりしたイメージが染み付いたなりで選挙運動をやっていて、しかも誰もそれを指摘していないらしいのは、ちょっ と恐いことだと思います。新聞記者も気づいていないのでしょうか? ひょっとすると外国の特派員が見咎めて記事にし、それが逆輸入されて日本でも報道される、ということになるかもしれません。
面白がって見物していればいいのかもしれません。しかしこの候補者と運動員が「改革」と白く染め抜いた黒いTシャツを、お揃いで得意気に着ているのを見ると、はてなと思いました。「黒シャツ」って何かあったな、と。
調べたところイタリアのムッソリーニを囲む実行部隊が、皆黒いシャツを着ていたので「黒シャツ隊」と称せられていたとのことでした。さらにその後で、ヒトラーの親衛隊(SS)も黒シャツだったので黒シャツ隊と言われたとか。
こういうことから黒はファシズムを象徴することになっているそうです。何もその長者氏がファシストであると言う気はありません。おそらく彼もその周囲の人々も、そういうことは知らないか、あるいは知っていても気にしないのでしょう。
しかし、このようにはっきりしたイメージが染み付いたなりで選挙運動をやっていて、しかも誰もそれを指摘していないらしいのは、ちょっ と恐いことだと思います。新聞記者も気づいていないのでしょうか? ひょっとすると外国の特派員が見咎めて記事にし、それが逆輸入されて日本でも報道される、ということになるかもしれません。
はじめのことば
いつかホームページを作ろうと思っているうちに、いつの間にかblogの時代になっていました。それでも腰は重かったのですが、今度やっと出航です。よろしくお願いいたします。
何とか定年退職までこぎつけた六十男ですが、障害のせいもあって目下は無職です。どういう障害で、それによってどういう生活となっているかは、おいおい書かせていただきます。
パソコン歴は結構長いのですが、マニュアルの類は好きでないので、文章を書く、送る以外のことはあまり詳しくありません。このblogでもいろいろミスをしでかすと思いますが、頑張って書き続けようと思います。
何とか定年退職までこぎつけた六十男ですが、障害のせいもあって目下は無職です。どういう障害で、それによってどういう生活となっているかは、おいおい書かせていただきます。
パソコン歴は結構長いのですが、マニュアルの類は好きでないので、文章を書く、送る以外のことはあまり詳しくありません。このblogでもいろいろミスをしでかすと思いますが、頑張って書き続けようと思います。