おねだりと量刑 | 回廊を行く――重複障害者の生活と意見

おねだりと量刑

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高級官僚や政治家の収賄の裏には、ほとんどの場合その妻の存在が大きいということを書くつもりいたのですが、守屋前次官の夫人が同時に逮捕されるとは予想外でした。ですがこの夫人も、取調べが済めば処分保留で釈放されるだろうと思ったら、過去に2、3例ある夫人逮捕のケースでも、いずれも夫人は処分保留のまま起訴もされなかったというデータが新聞に載っていましたから、こっちの方は予想が当たりました。


岸信介とか田中角栄といった、権勢欲も金銭欲も超弩級の政治家の場合は例外ですが、普通一般の官僚や政治家だと夫人の目を逃れて派手な生活はできないので、それが続いていたというのには、事実上「身分なき共犯」状態が続いていたということになります。もっとも政治家の実生活にほんの少しばかり触れたことのある経験から言いますと、政治家の日常生活は相当部分が貰い物ですんでいます。米とか野菜とか魚とかは、選挙区、少なくとも地方の選挙区から送られてくるので、使わないわけにはいきません。届け物はなるべく送り返すような潔癖なケースでも、生鮮食料品となればそうもいかず、家庭を管理する主婦としても感覚がだんだん鈍化してくるのは是非もないように思います。


そこから「おねだり」にまで至るかどうかは結局夫婦それぞれの性格によるのでしょうが、才能よりもむしろ「パワー」によってのし上がったような夫と、仕切り上手な夫人の組み合わせでは、今度のようになるのがむしろ自然かもしれません。


ところで収賄罪の刑は懲役5年以下。請託収賄だと7年以下ですが、これも新聞紙上のデータによれば徐々に実刑が増え、刑期も長くなっているようです。もし刑期が収賄の額に比例するのであれば、今回のケースはあまり長い契機にはならないでしょう。問題はことが防衛という、国家重視の立場から言えばもっとも重大な問題を巡っての収賄であったことで、この辺を考慮して厳しい刑を与えないならば、日本では裁判すら司法官僚を含めた高級官僚の互助システムの一つと言われることになるでしょう。


☆法廷で 揺るぎ見せるか 夫婦愛


 

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