自分を取り戻すためのファスティングという選択 -5ページ目

自分を取り戻すためのファスティングという選択

ファスティング指導歴14年。食・体・心を切り離さず整える視点で、無理なく健やかに生きるヒントを発信。100歳まで動ける身体づくりと心の整え方もお伝えしています。

この頃になると、

「ただ体が軽い」というだけじゃない、
もう少し深い変化を感じていました。


朝、目が覚めたとき、
なんとなく気持ちが穏やかなんです。


特別いいことがあったわけでもないのに、
「今日も大丈夫そうだな」
そんな感覚が、自然と湧いてくる。


以前の自分は、
朝から体が重くて、気持ちもどんよりして、
「また一日が始まるのか…」
そんなふうに感じることも多かったんです。


でも、このときは違いました。


体が軽いからか、
心まで軽くなっている感じがする。


余計な不安やイライラが、
少しずつ抜けていったような感覚でした。


「もしかして、
これが本来の自分だったのかもしれない」

そんなふうに、ふと思ったんです。


これまでの自分は、
疲れや不調を抱えたままの状態が
“普通”になっていただけで、


本当は、
もっと軽くて、もっと穏やかな状態が、
自然な姿だったのかもしれない。


そう思えたとき、


体の変化以上に、
心の奥が、じんわりと温かくなりました。




正直、この頃になると、


「食べていないのに、なんでこんなに元気なんだろう?」


という感覚がありました。

最初は、不安のほうが大きかったんです。



お腹は空くし、頭もぼーっとするし、
「本当に大丈夫なのかな?」って。



でも、3日目あたりから、
何かが切り替わった感じがありました。



体が軽い。
頭がスッキリしている。
気持ちも、なぜか前向き。



無理して頑張っている感じじゃなくて、
「自然と整ってきた」という感覚でした。



朝起きたときの体の軽さや、
呼吸のしやすさ、
肌の感触まで、少しずつ変わっていく。



「人の体って、すごいな」



そんなことを、しみじみ感じていました。



それまでの自分は、
疲れるのが当たり前で、
だるさも、重さも、
「年齢のせいかな」と思っていたんです。



でも、本当はそうじゃなかった。


体の中に余計なものが溜まっていただけで、
それを手放していくと、
もともとの力が、ちゃんと戻ってくる。



そんなことを、
自分の体で実感していました。


「体の奥に、光が満ちてくる」


そんな不思議な感覚でした。





「あれ?本当に変わってきたかもしれない」


大きな変化があったわけではありません。


劇的に体調が良くなった、

という感じでもありませんでした。


でも、ある朝ふと、


「あれ?」

と思ったんです。


目覚めたときの体の重さが、

いつもより少しだけ軽い。


呼吸が、少しだけ深い。


頭の奥にあったモヤのような感覚も、

ほんの少しだけ薄れている気がする。


ほんのわずかな違いでした。


でもそのとき、心の中で

小さな声が聞こえた気がしました。


「もしかして、本当に変わってきているのかもしれない」


それまでの自分は、


・どうせまた元に戻るだろう

・期待しても裏切られるだけだ


そんな思いのほうが強かった気がします。


でもその日は、


「もしかしたら、大丈夫かもしれない」


そんな感覚が、

静かに心に浮かんできました。


大きな確信じゃありません。


でも、


“希望の芽”みたいなものが

確かにそこにありました。


振り返ってみると、

変化というのは、


ある日突然、

劇的に起こるものではなくて、


こういう

小さな気づきの積み重ねから

始まっていくものなのかもしれません。