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自分を取り戻すためのファスティングという選択

ファスティング指導歴14年。食・体・心を切り離さず整える視点で、無理なく健やかに生きるヒントを発信。100歳まで動ける身体づくりと心の整え方もお伝えしています。

ずっと前に進もうとしてきました。

でも最近、立ち止まることにも意味があったのかもしれないと感じています。

 

このまま歩みを進めていっていいのだろうか。

そんなことを考えずに、

「とにかく前に進まなきゃいけない」

そう思い続けてきました。

 

それでも、あるとき完全に立ち止まりました。

 

自分の思いと、実際の行動に

小さなズレが生まれていることに気づいたからです。

 

今振り返ると、

止まったのは「怠けたから」ではなく、

整える必要があったからだったのだと思います。

 

体も同じです。

食べるのを止めたとき、内側が動き出す。

止まったときに、回復が始まっていく。

 

そう考えてみると、

立ち止まったからこそ、見えた景色がありました。

 

 

長く続けてきたからこそ、

最近になって、少しずつ分かってきたことがあります。

 

ファスティング指導を始めて、

気がつけば14年という時間が経ちました。

 

これだけ続けてきて、

ようやく腑に落ちてきたのは、

ファスティングは一時的なイベントではなく、

自分を大切にするための生き方や習慣に近いものだということです。

 

先日、ある受講生の方から

こんなメッセージをいただきました。

 

「来月は自分の誕生日なので、

ファスティングドリンクを自分へのプレゼントにします。」

 

誕生日といえば、

ごちそうでお祝いするイメージが強いかもしれません。

でもその方は、

新しい年齢を迎える自分に、

「内側から整った、まっさらな心と体」を贈りたいと

話してくださいました。

 

14年前の自分だったら、

少し驚いていたかもしれません。

でも今は、

とても静かで、あたたかい気持ちになります。

 

「食べられないのを我慢するもの」から、

「自分を整えるための、やさしい時間」へ。

 

たくさんのイベントよりも、

日常の中にある、ひとつの心地よい習慣の方が、

人生を大きく支えてくれることもある。

14年続けてきて、

そんなふうに感じるようになりました。

 

引き算をすることで見えてくる豊かさ。

それを、受講生の方から

あらためて教えていただいた気がします。

 

これからも、

この「自分を慈しむ習慣」を、

丁寧に伝えていけたらと思います。

感謝を込めて。

 

 

ずっと健康を伝える仕事をしていますが、

それでも迷うことはあります。

 

自分が学んできた、

正しいことを伝えれば伝えるほど、

相手の表情が少し遠くなる瞬間があります。

 

そのとき、

「今、この話は必要だったかな」

と、ふと立ち止まってしまいます。

 

人はそれぞれ、

育ってきた環境も、立場も違います。

同じ話でも、

受け取り方は本当にさまざまだと感じます。

 

少し前に進めただけで

十分にうれしい人もいれば、

もっと先へ進みたい人もいる。

 

だからこそ、

正しさを伝える前に、

その人にとっての「今」に寄り添える

接し方や在り方を大切にしていきたい。

 

そんなことを、

あらためて考えた瞬間でした。