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自分を取り戻すための細胞デトックスという選択

運動指導歴25年。食・体・心を切り離さず整える視点で、無理なく健やかに生きるヒントを発信。100歳まで動ける身体づくりと心の整え方もお伝えしています。

私は、小さい頃、
とてもおとなしい子どもでした。


無口で、引っ込み思案。


人前で話すのも苦手でした。


なぜかというと、
発作が起きていることが多く、
呼吸が苦しくて話せなかったからです。


私は、生後1歳で小児喘息になり、
小学校5年生の夏から中学1年の終わりまで、
2年半もの間、入院生活を送っていました。


私のアルバムには、
発作を起こしている写真ばかりが残っています。


そこには母の字で、
こんな言葉が書かれていました。

「この日、調子悪い」


その頃の、普通の子どもたちの夢は、
野球選手やサッカー選手、
歌手や先生かもしれません。


でも、当時の私の夢は、
たったひとつでした。


「健康になること」


入院生活の中で、
友人が病気で亡くなる姿も見てきました。


健康は当たり前ではない。


それを、子どもの頃から知っていたのです。


その後、
野球、剣道、水泳、スキー、
ダイビング、空手…。


健康を求めて、
さまざまなスポーツに取り組みました。


けれど、
喘息は完全には治らず、
40歳を過ぎても発作が続いていました。


医師からは、
「一生付き合っていく病気です」
と言われました。


でも私は、
心のどこかで思っていました。


「人間は本来、
薬がなければ生きられない存在なのか?」


そんなとき、
ファスティングと出会いました。


食を整え、
体の中をリセットし、
本来の力を取り戻す。


その実践を続けていくうちに、
長年悩まされていた発作が
出なくなっていったのです。


半年続いた頭痛も、
いつの間にか消えていました。


「体は、食べたものでできている」


この当たり前の事実を、
身をもって知りました。


そして思ったのです。


今度は自分が、
この大切なことを伝える側になろう、と。


それが、
私がこの仕事をしている理由です。


これまで多くの方に
ファスティングをお伝えしてきましたが、

その方の後ろには、
家族がいます。


子ども、パートナー、両親。


食卓の選択は、
家族みんなの未来をつくります。


だからこそ私は、

「体は、自分で取り戻せる」

ということを、
これからも伝えていきたいと思っています。




この日の写真、実は発作の最中です。






ふと考えることがあります。


これから先、

自分は、どんな人と出会っていきたいんだろう。


どんな人の役に立てたら、

嬉しいんだろう。


 


昔の自分みたいに、


体の調子がずっと良くなくて、

「このままでいいのかな」と

どこかで感じている人。


 


忙しさの中で、

自分のことを後回しにしてきて、


気がついたら、


・疲れが抜けない

・なんとなく元気が出ない

・昔のように動けない


そんなふうに感じている人。


 


でも本当は、


もっと元気に動ける体でいたい。

もっと軽やかに生きていきたい。


そう思っている人。


 


もし、そんな人がいたら。


自分の経験が、

少しでも役に立つなら。


あのときの自分がそうだったように、

「大丈夫だよ」と伝えられる存在に、

なれたらいいなと思っています。


 


特別なことじゃなくていい。


ただ、

自分の体を大切にすること。

自分の人生を、もう一度整えること。


そのきっかけを、

そっと手渡せる人でありたい。


 


これから先、

そんな人たちと、出会っていけたら。


それが、

自分にとっての幸せなんだろうなと、

最近は思っています。




ファスティングを始めて、

体の変化を感じるようになってから、


一番大きく変わったのは、

もしかしたら体重や体調ではなく、

毎日の過ごし方だったのかもしれません。




以前の自分は、


なんとなく体が重くて、

気持ちもどこか沈んでいて、


「今日も一日が始まるのか…」と

ため息のような朝を迎えることもありました。


でも、体が軽くなってくると、

不思議と気持ちも変わってきました。




朝、目が覚めたときの感覚が違う。

外の空気を吸いたくなる。

少し歩いてみようかな、と思える。


そんな小さな変化が、

少しずつ日常に増えていきました。




食事に対する向き合い方も、

自然と変わっていきました。


「とりあえずお腹を満たすもの」ではなく、

「体が喜ぶものを選びたい」と思うようになったんです。


そうやって選んだ食事は、

どこか心まで満たしてくれる感覚がありました。




体が整ってくると、

不思議と人にも優しくなれるものですね。


以前よりも、

人の話を落ち着いて聞けるようになったり、

自然の中で過ごす時間を大切にしたくなったり。


特別なことをしているわけではないのに、

毎日が少しずつ心地よくなっていきました。




振り返ってみると、


ファスティングは、

ただ体を軽くするものではなく、


日常そのものを変えていくきっかけだったのだと思います。




あの頃の自分は、


こんなふうに穏やかな気持ちで

毎日を過ごせるようになるなんて、


正直、想像もしていませんでした。


でも、

体が変わると、

暮らしも変わる。


それは、

ゆっくりだけれど、確かな変化でした。