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自分を取り戻すための細胞デトックスという選択

運動指導歴25年。食・体・心を切り離さず整える視点で、無理なく健やかに生きるヒントを発信。100歳まで動ける身体づくりと心の整え方もお伝えしています。

「あれ?本当に変わってきたかもしれない」


大きな変化があったわけではありません。


劇的に体調が良くなった、

という感じでもありませんでした。


でも、ある朝ふと、


「あれ?」

と思ったんです。


目覚めたときの体の重さが、

いつもより少しだけ軽い。


呼吸が、少しだけ深い。


頭の奥にあったモヤのような感覚も、

ほんの少しだけ薄れている気がする。


ほんのわずかな違いでした。


でもそのとき、心の中で

小さな声が聞こえた気がしました。


「もしかして、本当に変わってきているのかもしれない」


それまでの自分は、


・どうせまた元に戻るだろう

・期待しても裏切られるだけだ


そんな思いのほうが強かった気がします。


でもその日は、


「もしかしたら、大丈夫かもしれない」


そんな感覚が、

静かに心に浮かんできました。


大きな確信じゃありません。


でも、


“希望の芽”みたいなものが

確かにそこにありました。


振り返ってみると、

変化というのは、


ある日突然、

劇的に起こるものではなくて、


こういう

小さな気づきの積み重ねから

始まっていくものなのかもしれません。







今日は、特別なことはしていない。


新しい決断をしたわけでもないし、

大きな変化があったわけでもない。


ただ——

気づいたら、

ずっと入っていた力が、少し抜けていた。


「ちゃんとしなきゃ」

「失敗しないように」

「早く良くならなきゃ」


そうやって、

体のためにと思って入れていた力が、

いつの間にか、

体を緊張させていたことに気づいた。


今日は、

無理に整えようとしなかった。

変えようともしなかった。


ただ、

体の感覚をそのまま受け取ってみた。


すると不思議と、

呼吸が自然に深くなって、

頭の中が静かになっていた。


「あ、任せてもいいのかもしれない」


そう思えた瞬間、

回復は“頑張るもの”ではなく、

起きていくものなんだと、

体の奥で理解した気がした。


今日という日は、

前に進んだ日でも、

何かを達成した日でもない。


でも確かに、

戻ろうとしている自分を、邪魔しなかった日。


それだけで、十分だった。


正直に言うと、

この日も、体調がずっと良かったわけではありません。


軽い日もあれば、

「あれ?今日はちょっと重いな…」

そんな日もありました。


でも、

ひとつだけ、前と明らかに違うことがありました。


それは、

体に対して、疑わなくなってきたことです。


それまではずっと、

「また悪くなるんじゃないか」

「無理したら戻るんじゃないか」

そんな目で、自分の体を見ていました。


でもこの頃から、

少しずつ思うようになったんです。


「体は、ちゃんと戻ろうとしてるんじゃないかな」

「問題だったのは、体じゃなくて、

体の声を無視して生きてきた自分だったのかも」


そんな考えが、

ふっと浮かぶようになりました。


信じたから良くなった、

というよりも、


信じるのをやめた時から、

体はずっと頑張ってくれてた


あとから振り返ると、

そんな気がします。


何かを変えよう、

正そう、

コントロールしよう、

そうするのを、少しやめてみた。


「任せてみようかな」

それくらいの気持ちです。


この日から、回復は『何とかしようとするもの』ではなく、『ただ、委ねるもの』になりました。