11月24日と25日に

新宿のサンモールスタジオにて

【少女夢幻論 Ⅱ】を観劇!





〖夢チーム〗と〖幻チーム〗があり
同じ演目でも演者が替わるので
両日楽しめました!
若手女優がひとり芝居で演じるオムニバス


24日は
夢チームから幕開け

①『シャボン玉』  石田莉子
ゴミ屋敷に暮らす少女の元にテレビの取材が来る
彼女を埋め尽くすゴミ、ゴミ、ゴミ。
それは彼女の愛しい夢、夢、夢。
大人たちがドアを打ち壊し、強制退去を迫る


②『最終弁論』  竹内詩乃
突然死ぬことになった女子高生。
彼女がかけられているのは最後の審判
彼女は自分で自分の人生を弁論する。
『普通に生きて、普通に死にました……これって罪ですか?』


③『病み上がり』  小林可奈
ステージの照明を一身に浴びるボーカルの少女。
前奏が流れているのに歌いださない。歌わない。
なぜなら、もう病んでいないから。
父親が死んで幸せになってしまった今、私には歌うものは何もない


④『ボタンを外すとき』  飯塚悦子
とある風俗店の面接にやって来るリクルートスーツを着た場違いな彼女。
騙されたのでも無理矢理連れて来られたのでもない
すべては彼女の意思。ここに来たのも、これからボタンを外すのも……


⑤『同担拒否』  雨坪夏実
ずっと好きだった人に告白された。
でも、私はそれを受け入れることができない…
私の中には全部で5人の"私”がいる。
皆、彼のことが好き。何より私たちは同担拒否
一体、あなたが告白したのはどの"私”……?


⑥『点火』  藤江萌
廃ビルに入ってくる女。
片方しか履いていないハイヒール
彼女の目の前には〖望みが叶う〗ボタンが…
『突然の発火にご注意ください』自分の"本当の望み”にたどり着いた時、彼女はボタンに手をかける。


⑦『堕天、句読点』  朝日奈 芙季
高校の屋上
自殺志願の少女の前に天使だと名乗る女子高生が現れる。リンゴアレルギーなのにリンゴをかじり悶絶しながら
『死にたいのに生きている…この絶望。分かる?』と問いかける


⑧『ハレ者/転嫁』  柿木風花
ウエディングドレス姿で花婿の元を訪れる花嫁
懐からナイフを出し、挙式の前にひとつだけ願いを叶えてと詰め寄る。
『あなた、男をやめて下さらない』



25日は
幻チーム

①石田莉子
②福永彩乃
③藤江萌
④柿木風花
⑤中村柚陽
⑥竹内詩乃
⑦小林可奈
⑧前田莉瑚


同じ演目でも人が違えば、雰囲気も変わるもの
両チームに出演された竹内詩乃さんを見に行ってきた!
若手女優の一人芝居公演って珍しい
この中のメンバーが将来売れる可能性は大いにあるもんね。
ショートストーリーなので見やすかったし
途中、休憩あるのも有難かった(。ᵕᴗᵕ。)








こちらの作品も予告みて面白そうだなってことで

【由宇子の天秤】






骨太なストーリーが魅力
昨年見た中でも個人的にランキング上位作品
以前から何度もみてたけど
この映画で完全に認識した女優さん
河合優実さん
この後は、河合さん出てると見に行くパターンが増えた


木下由宇子……瀧内公美
木下政志……光石研
小畑萌(めい)……河合優実
小畑哲也……梅田誠弘

長谷部仁……松浦祐也
矢野志帆……和田光沙
小林医師……池田良
池田……木村知貴
富山宏紀……川瀬陽太
矢野登志子……丘みつ子


春本雄二郎監督

(敬称略)


(あらすじ)
ドキュメンタリーディレクターの由宇子は、3年前にとある地方で起きた〖女子高生いじめ自殺事件〗を追っていた。
由宇子がその事件を追うのには理由があった
当時、女子高生の自殺をきっかけに、報道合戦はエスカレート

『学校はいじめを隠蔽するために、女子高生が講師と交際関係にあることをでっちあげ、女子高生を学校から退学させようとしたのではないか…?』
『いじめられていたとされる女子高生は、素行が悪く講師に色目を使っていたのではないか…?』

真偽のわからない様々な情報がメディア上に飛び交い、交際を噂された講師にまでバッシングは及び、その講師も自殺してしまうという特異な事件だったからだ

由宇子は、テレビ局の保守的な方針と対立を繰り返しながらも、遺族への取材を粘り強く続け、事件の真相に迫りつつあった。
そんな時、由宇子は学習塾を経営する父から思いもよらぬ【衝撃の事実】を聞かされる
その事実が世間に明るみになれば、父や自分、そして周りの人たちが社会から徹底的に叩かれ、抹殺されてしまうかもしれない…

大切なものを守りたい、しかしそれは同時に自分の【正義】を揺るがすことになる。
果たして"正しさ”とは何なのか?
常に真実を明らかにしたいという信念に突き動かされてきた由宇子は、究極の選択に迫られる…

ドキュメンタリーディレクターとしての自分と、一人の人間としての自分。
その狭間で激しく揺れ動き、迷い苦しみながらもドキュメンタリーを世に送り出すべく突き進む由宇子。
彼女を最後に待ち受けていたものとは……?













まさに究極の選択ですね。
信念を貫くか家族を守り隠蔽するか
自分が他人にやってることが、自分が同じ立場になったとき、同じように追求しずらい
我が家族は守りたいと思ってしまうのは人の情なのだろう
父が学習塾の生徒と関係を持ち妊娠させてしまう
そんな事実が自分に降りかかってきたら
許すことは出来ないだろう

由宇子演じる瀧内さんのクールでかっこいい感じがよかった!
自分の信念がブレないことで周りとぶつかってしまう
そのカッコ良さや強さが、萌も慕う要因の一つだったかも
名バイプレイヤーの光石研さんや川瀬陽太さんがキッチリ脇をかためている
河合優実さんも作品ごとに、本当雰囲気も変わって
その役の年代に見えちゃうんですよね
普通の女子高生ではなく、闇を抱えていて
由宇子の父と関係を持って学費を免除してたり、売りをしていたり、裏の顔がある
父親との関係性。ここも萌の人間性を形成する大きな要因

すごい役者さんです(๑•̀ㅁ•́ฅ✨

この物語は、実際のドキュメンタリーディレクターや
作家さんなど事前の取材を綿密に行い、脚本に反映させているので、そこにリアルがある!


この情報化社会
何が正義か?と思うことが多々ある
集団で1人の人間を叩く、しかも匿名で
それが連鎖していくことを見ることがある
当事者じゃない関係ない人間が、何が真実か分からぬまま、攻撃する
人の悪意が怖い
真実なんて、簡単に捻じ曲がる
報道や印象操作で簡単に白と黒が入れ替わる
道徳や倫理観とはなんぞや?これも作り替えることが出来る

この映画は、由宇子の心の天秤がどちらに傾くのか?
どうバランスを保つのか?
そこがポイントだと思うけど、見た者がどう答えを出さずとも
どう感じ受け取るとかが大事なんじゃないかと思う
本当見事なまでのストーリー展開と余韻
こういう映画は、【見るべき】作品なのであるウインク








21日に

アップリンク吉祥寺にて舞台挨拶があった作品


【プリテンダーズ】





注目してる2人の女優さんが主演ってことで
見に行った作品

小野花梨さん
見上愛さん

花田花梨……小野花梨
仙道風子……見上愛

花梨の父・寛治……古舘寛治
引きこもり・木瀬……吉村界人
川崎で工場を営む・文也……渡辺哲
生徒指導の先生……津田寛治
通りがかりのダンサー・タイチ……加藤諒
YouTuber・世界……村上虹郎
花梨の妹・花田あかり……野田あかり
通りがかりのダンサー・タムラ……浅香航大
あかりの幼稚園の先生・涼子……佐藤玲
雑誌記者・松尾……奥野瑛太
プリテンダーズに参加・藤村……柳ゆり菜
あかりの幼稚園の園長・鈴木恵……銀粉蝶

監督・脚本・編集……熊坂出

(敬称略)


(あらすじ)
生時、世の中にスルーされ続けたゴッホに自らを重ね、社会に反抗する17歳の花田花梨は、妻を失った父と歳の離れた妹と暮していた
半ば引きこもりの日々を過ごしていた花梨は、父との言い争いをきっかけに、両親が海外赴任のため一人暮らしをする親友・風子のアパートへ 転がりこむことに。

ある日、渋谷へ向かう道中の電車内で病人に席を譲ったときの得も言われぬ感覚が、花梨にあるひらめきをもたらす

〖現実✖️フィクション=世直し〗

リアルにフィクションを混ぜ合わせることで、もっと
【肯定される喜び】を伝えられるのではないか!?
風子の協力を得た花梨は、プリテンダーズを結成。
彼女たちの武器はSNSとアイデアのみ。
次々と型破りなドッキリを仕掛け、リアルとフィクションの混合動画を、立て続けに公開。
満員電車のケンカを誰もが驚く方法で喜劇に変えたり、ゾンビを街に出現させたり、国家間の問題を過激な方法で解決させようとしたり……
フィクションをファンタジーへ昇華させ、社会全体に【喜び】の気持ちを増幅させることによって
『世界を変えられるのでは?』と本気で世直しを試みるふたり。
プリテンダーズは、どんどん協力者を増やし、動画はRTされ、…RTされ…ついにバズる!

しかし、ふたりを待っていたのは〖社会〗からのしっぺ返しだった…!?



Pretendとは
フリをする、演じる

YouTubeでバズるような動画撮影
ヤラセであったり、過剰な演出だったり
そんな集団が〖プリテンダーズ〗
そのツケがやっぱり本人に返ってきて
怖いめにあったりと
花梨のようなタイプは、学校など集団生活で
校則などで縛られたくないタイプだろうし、反抗してしまう
ゴッホ好きってところは、自分との共通点ww
花梨演じる小野花梨さんは、【Bittersand】で知った女優さん
風子演じる見上愛さんは、何の作品かは覚えてないけど、見る映画に登場してくることが多くて
『誰?』と調べてから注目するようになった。
今やCMもけっこう出てますしね!

父親役の古舘寛治さんは、個性派?なのか
古舘さんならではの雰囲気ってあるもんね!
この日の舞台挨拶では、
小野花梨さんと古舘寛治さんで
映画への熱い想い、特に商業映画より
ミニシアターでやるような映画について
監督や制作陣の面白いもの作るんだ!ってパワーがあって、演じてても面白い
っていうようなことを仰ってたと思う🤔

渋谷スクランブル交差点でのシーンは印象的で
感情を爆発させる場面
全員エキストラというわけでなく
ゲリラ撮影ってことで、昼間に普通に撮ったんですね!
街中の反応が逆にリアルだったり



コロナ禍の渋谷が映し出されてて、貴重な映像ということにもなる
途中、緊急事態宣言出され撮影も中断したこともあり
コロナ突入した街並みって、歴史の1ページになることだから、資料映像にもなりうる








衣装も展示されてました!



意欲的な面白い作品でした( ´ω` )/



さぁ、夜は舞台へ٩(.^∀^.)งLet's go


場所は中目黒トライ
いつも微妙に早く着きすぎて誰も並んでなくて
中途半端な時間を潰すのに困る


入口はこの日は〖和〗テイスト






【権現の剣】






ちょっと今までにないタイプのお芝居
演劇と大道芸的なものが組み合わさっていて
非常に面白い実験的なお芝居でした
曜日により、出し物が変わってくるので
連日訪れても楽しめるようにはなっていた!


(キャスト)
岡田彩花
Kいち
福田久美子
古賀司照
土方 鉄
堀川恵利
佐々木千花
小野流星
RICO

和琴奏者……高谷秀司
ベリーダンサー……Nisaa   Homa
ヨーヨーチャンピオン……藤井啓
けん玉師……伊藤佑介

(敬称略)
おそらくこのメンバーだったような……


(あらすじ)
江戸時代末期の江戸城お堀端と2040年の日比谷公園周辺が時空でつながった…
物語は江戸末期
江戸城無血開城が決まったお堀端にある田安家の門前から始まる。
徳川最後の将軍慶喜の側室になる予定の〖中根幸〗と御付き役でお幸が思いを寄せる信之介が薩摩脱藩浪士に追い詰められていた。
刀が二人に振り下ろされたその瞬間、お幸が短剣を抜くと雷光が走る。二人は2040年の日比谷公園炊き出し芝居小屋の舞台へと跳んだ
その舞台でもやはり二人に剣が振り下ろされた。
芝居小屋で行われているその舞台は【権現の剣】という舞台だった
芝居小屋に飛ばされた二人は変わり果てた世の中に声も出ない。そこに現れて二人を助けたのはお吉と歌劇団団長であった。
短刀の術で出会った人々の因縁と運命は、そして信之介をしたうお幸の恋の行方は……


芝居小屋で出てくるのが
ベリーダンサーやヨーヨー、けん玉っていうパフォーマンスでした。
トークショーでは、ヨーヨーとけん玉のコラボなんてのもやってましたね。
トークショーでは、Kいちさんやシノブさんがいい味発揮して盛り上げてくれましたし
応援してるあやかんぬも絡んでくるし
面白かったウインク


この日は

朝劇から

映画🎥からまた舞台へと

充実した日でごさいました!

【ミュジコフィリア】




原作は、漫画で
さそうあきら先生で全5巻

長編映画初主演の井之脇海さん
ピアノを弾く姿が画になる🎶


漆原 朔……井之脇海
浪花 凪……松本穂香
貴志野大成……山崎育三郎

谷崎小夜……川添野愛
青田完一……阿部進之介
貴志野龍……石丸幹二
椋本美也子……濱田マリ
漆原君江……神野三鈴


谷口正晃監督

(敬称略)


(あらすじ)
京都にある芸術大学の美術学部に入学した朔は、入学式当日にひょんなことから〖現代音楽研究会〗が催す賀茂川での花見に巻き込まれた。
そこには音楽学部作曲科で留年中の青田完一をはじめクセの強そうな学生たちが揃っていたが、朔は憧れの幼なじみでバイオリニストの小夜の姿を見つけ、喜びを隠せなかった。
だが、このサークルを立ち上げたのは若き天才作曲家として注目される大学院生、貴志野大成と聞き、朔は急に不機嫌になる。

朔と大成は、高名な作曲家である貴志野龍を父に持つ異母兄弟だった。
そのことは周りでは大成の恋人である小夜しか知らない。朔の母・君江はチェリストの道を諦めひとりで朔を育ててきた。
朔は天性の音楽の才能を持ちながらも、父と兄へのコンプレックスからずっと音楽を憎みながら生きてきたのだ。

花見の後、賀茂川にひとり残った朔は即興でピアノを弾き始める。次第に夢中になっていく朔を物陰で見つめていたのはサークルの顧問である椋本准教授と、偶然通りがかった浪花凪。
凪はピアノ科の新入生だが、彼女も天性といえる音感を持っていて朔が奏でるピアノの音に共感し、やがて彼に想いを寄せるようになる。

凪や青田に押し切られ入った現代音楽研究会で、朔は少しずつ音楽の楽しさを思い出していく。
そんな朔を見た母は、
『朔が音楽に迷ったら渡してほしい』と父からずっと預かっていたという1本の鍵を朔に渡す。
一方、大成は秋に初めて京都で開催される国際的な作曲コンクールに唯一の日本人としてエントリーされる。
椋本は大成の楽譜について
『このままでは父親のコピーで終わる』と指摘し、朔が即興で弾いたピアノのメロディーは自分にはないものがあり、朔のことを天才だと言うのだった。

ある夜、大成の言動に傷つく小夜を見かねた朔は、大成と話をするために家を訪れた。
父がかつて母のチェリストとしての夢を奪い、自分からも音楽を奪ったこと、そして今度は大成が小夜の未来を奪おうとしていることを訴える朔。
しかし、激高した言い合いが続き、最後には立ち尽くす二人。大成は作曲に行き詰まり明らかに神経をすり減らしていた。朔は母から貰い受けた鍵を、自分には使い道がないからと大成に渡して家を後にした。

夜中、大成はその鍵を手に家の中の引き出しを確かめていく。やがて一つの引き出しが開き、出てきたのは古いオープンリールと楽譜だった…




オール京都ロケなので
景色も映画の味わい要素の一つ
朔演じる井之脇海さんの繊細な演技良かったぁ
父や兄にコンプレックスを感じながら
音楽と寄り添い、自分の道を歩んでいく
山崎育三郎さんとのシーンも感情がぶつかってる場面が多くて、物語の核となる場面
この対比があるからこそ、朔の存在が活きてくる!

松本穂香さん演じる凪の自由さが良かった
彼女は自分に正直なんだろうなって思う
劇中でギター弾いてるんですが
初めてのギターとは思えないぐらい馴染んでた
本編で実際に歌ってる姿が見れるのも貴重
賀茂川の中洲で、
朔がピアノを弾いて、凪が歌うシーンはすごく印象的であり、美しい映像🎵

山崎育三郎さんの大成は、すごくしっくりくる役でした!
ミュージカルやられてますし、音楽と一番近い存在なのかも。
もう佇まいが大成でした


主題歌の【小石のうた】
作詞・作曲は日食なつこさん
劇中では、松本穂香さんが歌ってて
とってもいい歌だったウインク


素敵な映画でした。
今、テレビで新しい映画や色んなジャンルの映画の放送しないけど
こういう作品も放送して見てもらいたいものです