肌着などに使われている伸び縮みするゴムひもが絶えず体に与える持続的な刺激が毛細血管のけいれんを招き、
その結果としてさまざまな症状や病気が現れることを、『ゴム紐症候群』というのだそうです。
腹部にゴムひもを使用することで起きる『横行結腸症候群』と呼ばれる症状など、
出現する症状は全身いたるところに及ぶといいます。
パンツを脱いで、何もつけずに寝ると健康にいいという『ノーパン健康法』は、
1991(平成3)年ごろから一部の健康雑誌がはやし立てたことから評判になり、札幌の一医師の発想であると伝えられたりしましたが、
実は既にそれより10数年前の1977(昭和52)年に高知市の内科開業医によって「ゴムひも症候群」として発表されていたのだそうです。
下着メーカーがひも付きパンツの製造を中止してゴム紐の入った下着の販売を開始したのが1960(昭和35)年ごろで、
その後「パンスト」が普及し始めると、次第に身体の不調を訴える患者が増え始め、
当時にも、夜はそうしたものを着用しないか、昔ながらのひもを使った下着を使ったほうがいいといわれていたと言います。
「ノーパン」でなくても、2サイズ大き目のパンツにするだけでも良いということです。
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馬の「ゴム腹帯」も、当たりが柔らかいということで鞍つけ馴致などでもよく使われますが、
伸縮性があるためについ強く締め過ぎてしまい、
運動中に馬が倒れてしまうようなこともたまにあります。
馬も人も、「締めつけ症候群」には注意が必要ですね。
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