NHK「ラジオ深夜便」の収録を終えました。

現在、NHKも入場時はサーモグラフィー検査を要するという万全の体制。なんだか不思議な緊張。熱があれば入場NGですから。…無事ゲートを通過して即収録でした。




番組内の名物コーナー「私のアート交遊録」へのゲスト出演です。

私の出演回の放送は4/23(木)朝4時頃〜の予定です。

これまで私が出演させていただいたNHKの番組はテレビもラジオも緻密な事前台本があったものがほとんどでしたが(生放送の番組は特に)、今回は台本もなくすぐにトーク収録でした。恐らくそれはこの番組のスタイル。

普段の私のラジオ出演の際にはよく行われる「演じ分け実演」やリクエスト曲なども今回はなく、しっとりお話のみ。

朝の4時台を意識した静かなトークとなりました。

アナウンサーの石澤典夫さんの声が美しいことこの上ない。私が声を出すのをばかりたくなるほどでした。

石澤さんが「人形劇俳優たいらじょう」について、マニアックなほどに調べ尽くしてくださっていたので話の展開が早い早い…。流石でございました。




収録後、石澤さんに「ごんぎつね」の〈ごん〉を操演していただきました!




記念の1枚。

当日のオンエアーは約40分とのこと。どんな放送になるか…ドキドキです。

早朝ではございますが、スマホアプリのradiko(ラジコ)でも聴くことができますので、皆様ぜひ!!

今週末、東京は都知事の外出自粛要請が出ました。皆さんそれぞれが本当に大変な状況かと思います。力を合わせて乗り越えてゆきましょう。

本来であれば、本日より、次回演出を務めさせていただく劇団角笛の地方ツアーに同行させていただきながら、演出方針を練る予定でした…。

しかしながら…、この度の政府要請を受け、劇団角笛さんの3月の公演は全て中止となりました。致し方ない判断だったかと思います。

人間の目には見えないほどの小さなウィルスに、ここまで人々が翻弄されるのですから、人間の無力さというものを痛感させられます。

この度の角笛ツアーの同行こそ叶いませんでしたが、昨年より、角笛さんの公演に立ち合わせていただきながら準備を重ねて参りました。そして、ツアーには同行しなくとも、角笛さんのアトリエに出向いての稽古は始動します!




劇団角笛〈第57回公演〉

この度、新演出における演出を担当させていただくことになりました。

半世紀以上に渡る歴史を誇る劇団に携わらせていただく緊張、そして喜びを噛み締め、私にできることを精一杯努めさせていただきます。

大型スクリーンを用いて大人数で創り上げる壮大な影絵。これまで、その裏側は観客に見えることなく幕で覆われていました。この度、その幕が取り外される「オープンビュー」というコンセプトの演出に挑戦いたします。

私が10代のとき、この劇団の舞台を観劇し、同時に、その裏側も観せていただく光栄に預かりました。その裏側を観たときの私の感動は言葉では言い表せないほどのものがあります。それは、私が演者であることを抜きにしても人々の心を打つものだと思いました。




劇団角笛の創立から56年間…、これまで観客にはその裏側は閉ざされ、あくまで、スクリーンの中での美学というものが守られてきました。

しかし、小さな子どもでもスマホを手にして動画を見るこの時代。スクリーンの中での世界はバーチャルの延長線上となってしまう側面もあると私は感じています。

劇場という空間がもたらすことのできる、人と人の出会い、ふれあい、人肌を感じる感動…。それを子ども達に伝えたい…と、切に願いました。

劇団角笛にとっても、長い歴史を塗り替えるほどの大きな挑戦です。同時に、革新的且つ画期的な挑戦であることを私は信じています。

角笛の魅力を最大限に尊重しつつ、より、これからの子ども達の心に響く舞台の創作を目指します。どうか、皆様のご期待と応援を、よろしくお願いします。



公演日が1週間後の今日だったら…、恐らく公演中止となっていたことと思います。

今から1週間前とは言え、この混乱の最中、公演決行を決めてくださった主催者の皆様、ご来場いただいた皆様に感謝申し上げます。


寺山修司作
「毛皮のマリー」人形劇版

久しぶりの大きな劇場での公演。昨年のテアトル・ド・マリー(旧シアター・ジョウ)でのロングラン公演を経て、自分でも驚くほどの進化を遂げて挑むことができました。

この作品であれほどの長く熱い拍手が続いたことは初めてです。お客様と、これまでとはまた違う濃厚な繋がりを感じる2時間でした。

主催者の皆さんの熱心な思い、営業・制作をしてくださった皆さんの思い、スタッフの皆さんの丁寧な準備とオペレーション、チケット完売とあって…早くから観劇を予定に入れていただいたお客様の期待、本作の上演にこれまで携わってくださった全ての皆様の思い、それらこれらが融合し、別世界が生まれていました。

寺山修司さんが、その生き様を込めて遺したシナリオを、ようやくリアルに表現できてきたかな…と思っております。

毛皮のマリーの設定年齢・40歳…。
あと約1年半でその年齢に追いつきます。
新たな目標がふつふつと湧き上がります。
その展望については追ってまた…。

ゆめたろうプラザさん、ご来場いただいた皆様、全ての関係者の皆様、本当に本当に、ありがとうございました!

写真は終演後の場内の様子です。
開演前も終演後も、舞台袖や楽屋まで熱気が伝わりました。

素敵な差し入れやお手紙、アンケートへの熱烈なメッセージも!ありがとうございました!!

またこの劇場へ運べますように!!
願いを込めて、ご挨拶とさせていただきます。

歌劇「400歳のカストラート」

東京文化会館にて、無事、初日を終えました!
出演者の皆様、スタッフの皆様、全ての関係者の皆様、そしてお客様、本当に本当に、ありがとうございました!!

私にとっては…本格的に裏方に徹した初の舞台。
脚本・演出・美術を担当させていただきました。

歌と演奏と語りが融合し、別世界が生まれてました。
とにかく、皆々様に感謝です!!

自分の出演する舞台の場合、開演前の緊張はハンパなく、倒れそうになるほどですが、舞台が始まると劇世界に没入するため、緊張は吹っ飛び、劇が進むほどにアドレナリンが放出され、心とカラダが劇と一体化します。

しかし今回は違った。手掛けた舞台を客席で見守るという不思議な情景。そして始まっても落ち着かない。終わるまで緊張。手に汗を握り、祈るような思いで舞台を見守りました。参観日の母親はこんな気持ちなのだろうか…笑。けれどそれは決して不快なものではなく、かといってものすごく心地良いわけでもなく、実に不思議な感覚で、未知の世界!でした。

とは言え、演者さんは本当に素晴らしかった!スタッフの皆さんの仕事も素晴らしかった!!

そしてお客様!
観客が舞台を完成させる…という状況を全神経で実感した感じでした。

どの歌も演奏も語りも素晴らしかったのですが、ピアニッシモな弱音になったときのあの空気感!!あれほんと凄いよ…。あれだけの人数の観客が、あれだけの小さく繊細な音に耳をすましたときに生まれる空気感。あればかりはどんなにテクノロジーが発達してもCDや映像などに記録できないものだと思う。人間と人間の波動がつくり出す空気感。それを生み出す劇場という空間は偉大です。それもこれも、演者の力と素晴らしいお客様が出会ってこそ生まれるものですが。

普段は開演前に顔馴染みのお客様とロビーで会ってお話…なんてできないのに、今回はそれができました。声をかけてくださった皆さん、ありがとうございました!お会いできて嬉しかったです!

最近は大劇場公演での終演後はサイン会も行わなくなり、舞台上からのフォトサービスでのみお客様と少し触れ合い…という感じですが、今回は終演後もロビーでお客様にお会いでき嬉しかったです。お待ちいただいた皆様、ありがとうございました!!




仕込み中の舞台の様子。

第1幕で歌唱される
「こうもり」より《お客を呼ぶのが好き》の情景。

字幕は違う場面の字幕です。

藤木大地さんの歌がよりアグレッシブになり、場内が沸きました。




照明の演出、凄かったんです…。
場面ごとに別世界が生まれました。


こんな情景も…。
こちらもリハーサルの様子です。

第2幕冒頭
圧巻の演奏!
ヴュータンの《アメリカの思い出》「ヤンキー・ドゥードゥル」
休憩後、観客を一気に劇世界へと誘います。







ときにはモノトーン。







こちらも仕込み中の様子です。

戦後の焼け野原を表現する場面。
蜘蛛の巣のモニュメントも、光の力で別物の印象となりました。







復興を描く場面では、歌と音楽、そして光によって、勇気や希望が描かれました。

藤木大地さんの歌う「鷗」(三好達治さんの詩に、木下牧子さんが曲をつけた作品)
以前、大地さんのコンサートで聞いた際にも深い感動を得ましたが、この舞台で、この場面で歌われたとき、歌のメッセージがダイレクトに伝わり、身震いするほどの感動でした。

照明チームとも、この場面はこだわりました。

この会場はあくまで音楽ホール。
演劇用の会場ではありません。
照明のための回路や仕込める台数もとてつもなく限られているのです。
ムービングライトを多数導入しつつ、このホールの空間を生かしつつ、照明家の稲葉直人さんのマジックで諸々の課題が乗り越えられてゆきました。







小道具にも、こだわりと遊び心が。

「こうもり」を歌う場面で、主人公ダイチが劇中劇として演じるオドロフスキー公爵が手に持つシャンパンとワインの瓶。よく見ると、テアトル・ド・マリー(旧シアター・ジョウ)のロゴや、私の名前や生年月日、マリオネットの絵柄が…。私は色や装飾の方針こそ指定していたものの、小道具製作の「ザ・スタッフ」さんの最終的な遊び心に驚きました。







終演後の演者さん一同とのショットです。

左から…
チェロの笹沼樹さん。
ヴィオラの田原綾子さん。
第2ヴァイオリンの坪井夏美さん。
私。
第1ヴァイオリンの成田達輝さん。
主演のカウンターテナー藤木大地さん。
朗読の大和田獏さん、大和田美帆さん親子。
音楽監督&ピアノの加藤昌則さん。

この人数で、人数以上の濃厚な劇世界を創り上げてくれました!

皆さんそれぞれが劇世界を噛み締め、1秒1秒を大切にしながらパフォーマンスをしてくださいました。

「演奏しながら泣いたのは初めて。涙で滲んで楽譜が見えなくなる…」と演奏者さん談。音楽そのものが感動的なですが、物語とあいまって、その感動が深まりました。

藤木さんの歌声はこの世のものとは思えない。まさに、美しい…。かなり無理のあるファンタジードラマを説得力あるものにしてくださったのはあの歌声のおかげです。

加藤昌則さんの編曲が素晴らし過ぎた。ピチカートフェチの僕としては、ここぞというところで入るピチカート奏法(弦をはじく奏法)。ヴィオラの音の魅力も随所にちりばめ、それぞれの楽器の魅力を際立たせた編曲。朗読に寄り添った編曲。鳥肌の連続でした。

大和田美帆さんの楽しい演じ分け、そして演者として少しだけカラダでも演技をしていただいたオリヴィアの艶やかさ。美帆さんにピッタリでした!

そして極めつけ…
大和田獏さんの温かい語り。大御所の本領発揮!人物の背景を瞬時に感じさせる語りと、思わず聴き惚れてしまう説得力のあるナレーション。流石でございました。

この作品が再演を重ね、全国・全世界の各地へ旅立つことを願っています!

さぁ…
今週末、
私は裏方から、出演者に戻り、愛知県武豊町にて「毛皮のマリー」です。

この「400歳のカストラート」での裏方経験を経て、今週末の「毛皮のマリー」はこれまでとは別物になる予感。愛知県の皆様!お会いできるのを楽しみにしています!!

その後は、次なる裏方のお仕事も控えております。某劇団の新境地のお手伝いです。そちらも楽しみ!またお知らせいたします。

皆さん、おからだご自愛を!


1ヶ月後に迫りました!

「毛皮のマリー」愛知県武豊町公演!

前売チケットが残り数枚との連絡を頂戴しましたので、今一度、こちらでもお知らせ!

本作が久方ぶりに地方へと旅立ちます!

新国立劇場での公演後、2019年春には西新宿の劇場《シアター・ジョウ》のファイナル公演の演目として上演された本作。

その後、シアター・ジョウは《テアトル・ド・マリー》とその名を変えて、「毛皮のマリー」のみを上演する専用劇場として、半年間に渡るロングラン公演が実施されました。

この半年間の成果は大きなものでした。
作品が、これまでになく深まりました。

実に成熟された状態での旅公演となります。

今回の会場となる《ゆめたろうプラザ》は、2012年の12月に、ダンボール人形劇場「お花のハナックの物語」が公演された場所です。




こちらの写真はその際の公演終盤、フィナーレの様子です。会場の熱気が写真からも伝わります。
この写真、現在のfacebookページの壁紙にも使用している写真です。




その際の開場直前の写真を発掘!笑。
7年前!
私、若い!
細い!そして茶髪!笑笑笑。

素敵な劇場、熱いスタッフの皆様、そして素晴らしいお客様にお迎えいただいた公演でした。

約7年の時を経て、この度は、大人向け作品でお招きいただけることとなりました!公演を実現へと導いてくださっている主催関係者の皆様、応援してくださる地元市民の皆様に感謝です!!

嬉しい再会、新たな出会いが今から楽しみです。

この公演の1週間前の2/15(土)には、東京文化会館にて「400歳のカストラート」が初演を迎えます。そちらでは、私は脚本・演出・美術を担当。出演はいたしません!完全裏方デビュー作となります。

そんな裏方業を終えた1週間後、愛知県にて自分の出演する舞台の公演となります。

色んな意味で成熟しているのだろうな…とワクワク。

色々な変化や経験が、舞台の一瞬一瞬に反映され息づくのです。

皆さんに深い感動をお届けできるよう、精一杯努めさせていただきます!

劇場でお待ちしております。




寺山修司作
「毛皮のマリー」人形劇版

愛知県武豊町公演
ゆめたろうプラザ 響きホール

2020.2/22(土)
15:00開演
上演時間=約2時間(休憩なし)
*R-15指定

お問い合わせ
TEL:0569-74-1211
(ゆめたろうプラザ/武豊町民会館)