ふり向かないで 
歩いて行ける
歯車は回り出すの

 

中央で光っているのはクライスラービル

 

Daybreak in N.Y. (アルバム版)

今回の記事は前回の
「ダイヤモンド見分けなさい 中原めいこ」
の記事の続きといっていい。

でもそれは、この曲が単に
「ダイヤモンド見分けなさい」の

カップリング曲だからという意味じゃない。

中原めいこの「Daybreak in N.Y.」
ニューヨークの夜明け。

普通に聴いてもいい曲だけど
この曲が作られた背景を知れば
色々な見方ができると思う。

前回の記事で
中原めいこが心身ともに疲れて
1988年に活動を停止し、
N.Y.に移ったことを書いた。

そのN.Y.での休養中に
彼女が感じたことを表現した曲の一つが
この「Daybreak in N.Y.」。

この曲にちりばめられたキーワード

「あの時 答えを出さなければ 今でも」
「私は さまよい続けていたの」
「choiceが 運命を決めて行く いつでも」


は、疲れはてた彼女が活動を停止する選択
をしたことと重なる。その選択は、
自分の本当の気持ちに従ったものだった。

N.Y.で彼女は気の向くまま

好きなことをする生活を始めた。
そうするうちに自分が何をやりたかったかを
思い出してきたようだった。

「不思議ね」
「もうすぐ新しい何かが」
「近づいて来る気がして」


彼女は目覚めを予感し、

「私のままで」
「ふり向かないで」
「歩いて行ける」

「歯車は回り出すの」


自分らしく生きることを決めた。
自分のペースで、自分の心に素直に。

止まりかけていた

中原めいこの心の歯車は
N.Y.でゆっくりと回り始めた。


「ダイヤモンド見分けなさい」の中にも
「ダイヤモンド 目覚めなさい」
というキーワードがある。

この2曲は
中原めいこが自らの再出発を歌った、
カムバックにふさわしい曲だと思っている。

 

Daybreak in N.Y. (The Special Concert 1990)
 

The Special Concert 1990/10/11 (56min)
at 日清パワーステーション

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「Daybreak in N.Y.」は中原めいこの
13thシングル「ダイヤモンド見分けなさい」
のカップリング曲。

作詞/作曲 中原めいこ 編曲 中村哲

1990年2月21日リリース。
9thアルバム「303 EAST 60TH STREET」

にも収録。

シングル版は6分51秒でアウトロ(後奏)にも
DigitalWoodwind(ウインドシンセ)演奏があり
アルバム版(6分19秒)より少し長い。

このアウトロ部分はアルバムでは最後の11曲目
「Daybreak in N.Y. (reprise)」
(2分8秒)として収録されている。

 

Daybreak in N.Y. (reprise) 

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この記事で今年の更新は終わりです。
読んで頂き、どうもありがとうございました。

来年はどうなるんだろう。
今のシティポップ路線で書き続けられる?
アイドルに走る? お笑いに走る?
それとも、、、「愛」?(なんだそれ)

次回は1月7日に更新予定です。
ではまた来年。

Merry X'mas and Happy new year !

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以下は前回の記事です。

 


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以下は今年紹介したクリスマスに関係した曲と
昨年のクリスマス特集です。

 

定番ですね。

 

正確に言うとNo End Summerの2番です。

ややこしくてすみません。

 

曲でもドラマでもクリスマスは重要な日なのです。

 

昨年のクリスマス特集。