日吉ではたらく大学院生社長のアメブロ -2ページ目

学生起業のメリット・デメリット・その他をまとめてみた【前編】

こんばんわ!



朝日新聞デジタルなど各社様にプレスリリースを載せてもらったおかげか、

アメブロのアクセスが2.5倍になって喜んでいるかたやまです。


http://www.asahi.com/business/pressrelease/ATP201203290001.html



学生のうちにも少しビジネスしたい、興味がある

という学生はそれなりに数いるだろうと言うことで、


会社の反省会の一部内容を公開して、


2年くらいの活動の総括に


学生起業(学生のビジネス)のいいとこ悪いとこを

ここに書いてまとめておこうかなと思います。




最初に書いておくんですけど、

僕は学生にビジネス(起業)しろー!!

と勧める気は全くないです。


・留学

・研究やゼミ

・非営利組織活動

・学園祭、サークル

・・・


学生のやりやすいものにも、

とにかく社会人になったらなかなかできない、

打ち込むべき魅力的なものはたくさんあります。


僕も大学院まではビジネスなんてしたことなかったので。



ただ、

・興味があるのに踏み出さない、

・中途半端にビジネス批評っぽいことしているだけ、

・なんかいいようによくわかんないベンチャーとかに無給で使われている


これも楽しいならいいんだけども、

社会にとってもったいないと思うんです。


こういう人達にはぜひ小さくてもチャレンジしてほしいな。



というわけで、

行ってみます!!


後編はこちら


【メリット・いいところ】

●1.基本的に楽しい!

一緒にやりたい人と、やりたいビジネスができる!

目標に向かってまい進する。


すごく毎日が充実するし、

楽しくないはずがないですよね。


学生起業である必要ないけど、

ビジネスへの抗体がない状態なのも手伝って、

所々わくわく感は半端じゃないです。



●2.失敗しても大丈夫!

学生のうちにちょっとやけどするくらいならいいんじゃないかなと思います。


就職活動といういい意味でも悪い意味でもレールが一応用意してあるので、

そういう意味でも再就職できないリスクが少ないし、


失敗したらすっと隠して就活すればいいし、

(逆にそういう失敗を買ってくれる会社もあるはずです!)


このチャレンジの中でもっと成長するはずです!



●3.視点が広がる!

「大手は安定している」

「ベンチャーは意思決定が速い」

こういう一般論ではなくて、

会社そのものを見れる視野が広がります。


ニュースとか読んでも、

ビジネス視点ができるだけで見え方が全然違って来ると思う。


正直自分も会社をやるまではそういう考えがたくさんあって、

フリーの人とかベンチャー企業にも偏見がありました。

(僕の居た学科はほぼ全員が大手の研究職に行くようなとこなので。)


でも今は事業を見るし、人も見るし、

先入観を良い具合に壊してもらったと思います。



●4.経験値がすごい伸びる!

ガチでやれば相当成長します。


よく社会人で

「学生は遊んでいいしポテンシャルでとる!社会人からスキルを」

っていう論調もあるけど、


スキルがないよりはあった方がいいのはあるし、


「早期に」経験があることも重要だと思ってて、

例えば仕事で、全く同じ学習能力だったら


経験がある方が勝ちませんか??


みんなが自分が知っていることを必死メモとっている間に

別のことが出来るだろうし、

復習してさらに内容理解を強固にできると思います。



●5.人脈が気付いたらできている!

これは自慢(自己満)ですが、


日吉ではたらく大学院生社長のアメブロ
名刺がすごいことになってます。



ほとんどが今でも連絡取れるし、

定期的に会いたい人もたくさんいて、

一生付き合っていきたい友人も何人かできました。


よく

「人脈を作ってから起業します!」

っていう人はいますが、

僕は少なくとも逆だと思います。


やってからの方がずっと近くに来てくれる人が増えますし、

おそらくレベルも上がります。



例えばデザインできるプロをつなぎとめておく場合、

同一人物の学生が

A:

「今大学で経営学やってて、起業いつかしようと思ってます!未来のデザイナー探してます!世界を変えるビジネスやるんで一緒にやりましょう!」

B:

「今大学生だけでこういうビジネスしてて、テスト版をもうリリースして会社やってます!もっと良いデザインに出来る人いないかなと思ってるんです!予算●万円で安くて申し訳ないんですが、世界を変えるサービスにするんで一緒にやりましょう!」


どっちが今後につながりますかね??

少なくとも僕は圧倒的にBです。

Aみたいな人も嫌いじゃないですが。



提供価値あって人がついてくるし、

実際に動いている程人が集まります。


社会人とも普通の学生より対等に話せるのでおススメです!



●6.変な生命力(市場価値)がつく!

4.とも関連するんだけど、


例えば僕はこの2年間で、おおざっぱには


・登記関係の法務の基礎

・デジタルのネット広告周りの知識や環境のインプットがあって人に有料で説明する

・営業と契約して配信して成果報告までの一連の流れができる

・メディアに扱ってもらうプレスリリースを出す

・自分のビジネス投資を集める(結果的にこっちから拒否したけど)

・サイトM&Aのやり方と流れ

・小さいコンペで100万円近い案件をとる

・大学で有料で講師が出来るくらい就活周りに詳しくなる

・コンテンツ制作の案件を数百万単位で受注する

・SEOで1位に出す。順位を恒常的に上げる

・市場で住み分けしたサービスを作る

・サービスの会員をマーケティングで増やす

・Twitterでフォロワー計35000人集めるノウハウ

・WEBサイトディレクションがわかる

・コーディング(HTML+CSS)、簡単なデザインができる

・個人でゴーストライター、教材のエディターとして記事を書く


をやった、あるいはスキルがついたと思う。




全部、学部生の時は出来なかったし、

下手したら単語すら知らなかったのがたくさんあります。



後半は月によっては 父(中学校の教員50代)と収入が同じくらいの時期もありました。


多分大学院に行きながらでそれなので、

これからも食べていくことに困ることなんておそらくないです。



金額にすると小さいのは情けないですが、

全て上記は報酬をもらってやった仕事で、

0が1つくらい増えてもたいしてやることは変わらないでしょう。

(それ以上はわからないけど。)


実は就活中にエン・ジャパンの社会人版にも

社名などを伏せて登録していましたが、

中途で3~5年目くらいの案件のオファーは結構もらいました。


この時代の中で、自分の価値の安定・向上は

すごく強くなりますし、地盤があるからこそ、どんどんチャレンジできます。


僕は小心者なので、こういうのもうれしかったりします。



デメリット・その他を書いた後編はこちら


しつこいけど、

やっていた会社では

学生とビジネスの関係っていうところにフォーカスして

ロールモデルを打ち出すことに重点を置いていたので、

これが少しでも参考になればうれしい。

http://jizmo.co.jp/Aboutus/philosophy.html

株式会社JIZMOを売却してきました。

こんばんわ!ブログご無沙汰していました。


片山です。




弊社のプレスリリースです!

http://blog.jizmo.co.jp/katayama/



簡単に言うと

学生ビジネスチームTetolへ会社を売ってきました。

http://tetol.com/


協賛してたTRIGGERで会ったのが最初で、

その後もちょこちょこイベントやカンファレンスで会ってて、

http://ameblo.jp/jizmo/entry-11086976115.html

http://ameblo.jp/jizmo/entry-11175698354.html


売却先探しているときに彼らが買いたいということで、

専門でコミットしてくれる人もいるようなので、

リーダーの永田さんと新役員の皆さんに懸けることにしました。



値段はもっと高いところもありましたが、

学生とビジネスの関係に一石投じるっていう目的に戻って、

WEBテスト.jpが価値を提供し続けられるようなところへということで全会一致で決定しました。



彼らも「学生」っていう枠にとらわれないスキルレベルを持っている人達が多そうだし、

ポテンシャルとしても期待できる人達ばっかりです。



学生が学生に適性な金額範囲で事業を売却する事例は一応調べたのですが、

おそらく全国では初です。






そして、

彼らと僕らの最大の違いは

(フルコミットメンバー同士で言えば)

サービスの自分の人生の位置付けだと思っています。



僕達は同じ学生チームだけど、



JIZMOはあくまで学生だけの会社で、

学生が事業出来るロールモデルの1つとして存在したかったから、

(会社の理念: http://jizmo.co.jp/Aboutus/philosophy.html


常に自分の大学院の研究・留学など学業や

課外活動も大切にすることを目指してきたし、


経営的にどっからどうみても非効率でも、あえてそれは理解した上で尊重してきた。



例えば

財務が決算月に留学していても、

エンジニアが行きたい会社にインターン2ヶ月しても、

コンテンツプロデューサーが自分の趣味のサイトを何個も何個も作っても、

副社長が学生がやってる劇団の技術担当で協力しても、


全部応援してましたし、

活躍しているのを見るのも個人的にうれしかった。

(自分も国際学会でチェコにいるときとかずっと会社休んでた。)


それが社会にとって、あるいはその人達の未来にとって+だからです。



全体の会議は月1だし、

それも学会とか個人の仕事の契約などがある場合に限っては

その欠席も認めていました。



各自のタスクには当然責任とを持つし、

結果と成果に関しても要求するけれど、



極端な話、軸と理念を守れない一貫性のない姿勢を取るくらいなら

会社なんかいらないと思って経営してきました。



あくまで学生がビジネスできるというハードルを下げるような、

または新しい関係を提示するような存在でいたいからです。



僕達はそれぞれがこの理念とミッションっていう共通意識以外は

ほとんど異分野の専門を持っていたし、

皆それぞれもっと目指している大まかなでも具体的でも方向があります。



だからサービスは当然全力だったけど、

良くも悪くも全員が個人の軸では

あくまで自分の夢とか成長とか経験のための「手段」だったわけです。



本当に1人1人個性的で異質だけど、

月1回の会議でも組織が最低限以上は回って、お金で揉めることも1度もない、

リテラシーの高い彼らと一緒にできたことはよかったし、

おれはみんなが大好きです。


当然、反省点も腐るほどあるけど、そんな感じでした。



・・・ちょっと長くなったなwwwまあいい。



一方で彼らTetolのメンバーは本当に

この自分たちのビジネスに生活や将来をかけているメンバーばかりで、

永田さんも他のメンバーもほとんど休学・退学してビジネス以外の退路を断っています。



詳しくは書けないけど、資金調達も非常にオフェンシブです。


これをやるぞ、ビジネスとして大きくするぞという気迫が

少なくとも永田さんからは感じられます。



僕が上記の「安全策」ばかりを採ってきた中で、

「賢さ」とか「スキル」とか「能力」とかそういうものだけでなく、


こういう全力の「フルコミット」の強さは

同世代の経営者仲間を見て理解しているつもりです。




だからきっと

リクナビ・マイナビに並ぶ誰でも就活生なら登録するサービスに、

という目標を、彼らはやってくれると確信しています!!




ちょうどそろそろ次の段階にあのサービスが行って欲しいと思っていたところだったので、

本当に彼らでよかった。




あと、当然勘違いしないで欲しいこととしては

2代目JIZMOでは断じてないです。


DOD revolutionairesという新法人になりますので、

全然違う別会社であることをここに追記します。






明日って言うか今日は大学院の修了式です。


会社作ったのも大学院は入ったのも昨日みたいだなあ。






今のタスクは


ニコニコ動画の作業用BGMの音量を上げつつ、


事業継承のご挨拶も兼ねて、

取引先や世話になった人達に

ありがとうメールの下書きを朝まで作り続ける。


そして朝の電車で送りまくる。

・・・最高の最後じゃないかなと。






ほんとまだまだ書きたいこといっぱいあるので、また書きます。

ではでは。


●プレスリリース

http://blog.jizmo.co.jp/katayama/

福島第一原発から出た放射能マップを見て

こんばんわ。


Facebookサーフィン?をしていたら

びっくりした写真があったので共有しておきます。

(仕事しろよって感じですが日曜日なので許してねw)




日吉ではたらく大学院生社長のアメブロ

http://www.facebook.com/#!/photo.php?fbid=301108276624261&set=a.208638509204572.53618.208161519252271&type=1&theater


日本からどれくらい放射能が漏れているのか

という図です。



僕の住んでいる関東辺りはヤバいっすね。



東京電力さんには事故が世間で問題になる前のフェーズで

こういう形 で苦言を前からしていましたが、

僕はこの人達だけが悪いとは思わないので、彼らへの非難は他へ任せます。




でね、これさ、何が一番ヤバいのかと思ったのかって



漏れ出ている事実もそうなんだけど、

原子力発電どうこうっていうか



これがどれくらい危険なことなのか

正しく正確に評価できる判断力がない

っていうことだと思うんだ。




あの写真見てさ、



原子力発電から出た放射能の

赤だとダメなのか、黄色だとダメなのか、


この赤や黄色が放射能の量のどれくらいで、


この放射能の放射性物質はなんなのか、


これがダメだとしたらそれっていうのはどういうことが起きうるのか、


人間以外の生物にも影響があるのか、


人間や生物への影響は急性毒性なのか慢性毒性なのかその両方なのか、


人間がこれを被曝する経路はなんなのか、


そしてその危険度は生命や生活にどれくらい支障があることで、


生物個体差によってどれくらい差があって、


その解決のためには何が必要で、


どれくらいの時間とお金と労力がいて、


この再発の防止策はどうすべきで、


責任の主体はどこで、

・・・・・・爆弾



という感じです。

全然わかんないよね。



科学技術をわからないまま使ってきて、

人間は自分の首を最終的に締めたみたいな論調は良くみられるけども、


この問題ってまさしくそれを表現しているものの1つだなあと思った。



放射能ってなんか怖いし、

なんかヤバそうっていうのはすごく伝わってくるんだけど、


わかった上で考えられる・判断できるレイヤーまで来ている人がほとんどいないことが問題だよなあ。

ある意味この写真だけで思考停止しちゃうと思うんだよね。

自分だけの問題じゃなさすぎて、当事者意識もあんまないしさ。


これがそもそも実はヤバくないものなのかもしれないし、

まず前提って言うかそういうことすらわからないのが一番怖いと思う。



こういう科学技術系の情報や広報を

もっと効果的にすればどうすればいいのかっていうのは、



よくわかんない科学技術に囲まれている社会に生きる

人間の1つ課題だと思うなあ。



ってか自分達が今触れている技術で、

意味とか影響とか原理わかってるものって実は結構少ないよねw




iPhoneのタッチパネルがなんで画面障ったら動くのか正確に説明できないし、


お菓子の乳化剤の成分もわかんないし、


目の前にあるデジタル時計は電気で動いているのはわかるんだけども、

どういう機械的なメカニズムで動いていて、


考えれば謎だらけなわけで、


人類の公害も環境問題もこういった被害も

結構これと同じ構図で派生するものは多いと思うんだよね。




おれはここに対してなんかやりたいなあ。

・現代人の技術リテラシーの向上や科学的な判断基準の提供

・できればその解決のための活動。



情報源自体はもうたくさんあるしなぁ。

どうしたらいいんかね。



少なくとも理系技術もビジネスもどっちも好きな

自分にしかできないものがここにある気がするな。



僕のこのかなりビビッと来た危機感は

今後の自分のビジネスに一部なりそうなので、ここに書き残すことにします。