受け持ち患者さんに必要な看護は何かを判断するためにもっとも大切なこと
いつも、ありがとうございます。
ローザン由香里です。
看護過程のことを、色々お伝えしてきた今、改めて思うこと。
受け持ち患者さんに必要な看護は何か、それがわかれば、方法なんて、なんだっていい。
受け持ち患者さんに必要な看護は何かがわかる、これがゴールだとすると、手順とか、ましてやレポート(記録)の書き方とか、「途中」になる部分は、そんなにこだわらなくてもいいんじゃないかなって。
ちょっと乱暴な言い方だけど、そんなふうに思う。
じゃぁ、学生さんが好きな様にやればいいのか?
やってもいいと思うけど、十分な知識や技術がない状況で「好きな様にやる」と、多分「受け持ち患者さんに必要な看護」にたどりつくのに、そうとうな時間がかかると思う。
何も頼りにするものがなくて、
何も指標にするものがなくて、
ただ、思いついた通りにやってみる。
これで、「受け持ち患者さんに必要な看護にたどり着く確率」って、そんなに高くないはず。
ということを踏まえて、看護の初心者でも、効率よく、効果的な看護を見つけられるように、編み出されたのが「看護過程」という、「考え方の型」
ただ、この型の使い方にとらわれすぎて、型が、型としての力を発揮できていないなぁ、と感じる今日。
受け持ち患者さんに必要な看護は何か、それを考えやすくするための道具が「看護過程」
なはずなのに、
患者理解、ということが置き去りになったまま、看護過程(やり方、書き方とか)に気を奪われてる学生さんが多い。
気を奪われてる学生さんが悪い、という話ではなくて、本末転倒な使い方になってしまってる事態を見直す必要があるんだろうな、と。
受け持ち患者さんに必要な看護は何か、それを判断するために、もっとも大切なことは、
「受け持ち患者さんに必要な看護はなんだろう」と、受け持ち患者さんに関心を寄せること。
これなくして、看護過程のやり方だけを学んでも、必要な看護は見つからない。
看護過程を展開する「やり方や書き方」を学んでも、なかなか受け持ち患者さんの看護につながらないとき、
いっかい、看護過程から完全に離れて、受け持ち患者さんに、どうなってほしいんだろう、って考えてみてもいいのかな、と。
「やり方」の前に、
患者さんにとって、どんな存在でありたいか、その「あり方」が、看護のにつながる。そんなふうに思います。
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看護師に向いてないかも?でも諦めきれないあなたへ
いつも、ありがとうございます。
ローザン由香里です。
私、まんがって、あまり読まないんですけど、スラムダンクの安西先生の「諦めたら、そこで試合終了ですよ」って、フレーズが好きで。
*
考えて、悩んで、また考えて、決めたことも、
これでいいのかな、本当にいいのかな、とまた考えて、悩んで、それを繰り返して、怖いし、不安だけど、よしやる!と決めて。
そこまして決めたのに、大きな壁にぶつかったとき、「やっぱり、私は向いてないんだ・・・」って思えてくることってあります。
私もなんども経験しました。
海外に移住して以降は、特に。
何もかもが壁。笑
英語がろくに話せなかったことが、私にとって大きな壁になりました。
こんなとこに、連れてこられて・・・って、旦那さんを恨んだものです。(旦那さんは、日本語が読めませんので、自由に書きます。笑)
でも、本当は旦那さんを恨んでたわけではなくて、なんともできない自分に腹が立ったというか、悔しかったんですよね。
そう、わかっていても、それを認められなくて、しばらく、うじうじしてました。
うじうじしてみるもんですね。仕事を辞めるまで、そんな時間もなくて、こんなに時間をかけて、うじうじしたこと、ありませんでした。笑
時間って、すごくて、あんなに、どうしようもない気持ちだったのに、すっかり飽きて。さんぽいこ、みたいな気持ちに、急になりました。
それからは、言葉が通じなかろうが、恥を捨てて、ばんばん人の会話に入ったり、人に話しかけたりするようにしました。
1回のさんぽで、出会った人20人にハローっていう、と決めて、20人に言えるまで帰らないルール。
これもまた、慣れるもんですね。
でっかい声で、ハローが言えるようになりました。笑
あれから、7年。
あの時では想像できなかった、私が今ここにいます。
英語のことだけではありません。
この仕事のことも、そうです。
*
「諦めたら、そこで試合終了ですよ」
<今ここで、諦めて、試合が終わってしまっていいんですか?あなたの本当に欲しいもの、手に入れなくていいんですか?>
だと、思ってたんです。
けど、今は、こんなふうに思います。
<今ここで、諦めて、試合が終わってしまってもいいんですか?諦めなかった先には、今のあなたが想像できない世界があるんですよ>
諦めずに、信じて続けると、諦めずに続けたら、こうなるかなと、今想像できる<以上>のことが起こるんです。
っで、それは、今の私には、想像できない。もう一つ向こうの世界、みたいな感じです。
ふんわりとした話で、わかりにくいですよね・・・
わかりにくいんですが、この「喜び」を、一緒に経験したいと思ったんです。あなたと。
あなたには、それができる可能性が十分にあります。
その可能性は、すでに見えています。それに気づいていないのは、あなた自身だけです。
看護師に向いてない?
でも、諦めきれない。
のなら、まだ決めなくてもいいよ、というサインなのかもしれません。
これまでに色々と経験して、それでも「看護師になろう」って思ったんですよね。他の仕事じゃなくて、看護師になろうって。
一度決めたなら、最後までやりきらないと、自分で選んだんでしょ。と責めたり、押し付けたりしてるんではないんです。
看護師になろうって決めた、自分をもう一度、心の底から信じてみませんか?ということ。
もう一度、自分を信じてみませんか?
あなたは、あなたの一番の味方だから。
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看護計画が思いつかないときこれを使ってください
いつも、ありがとうございます。
ローザン由香里です。
看護計画以外にも、看護目標が思いつかない、というご相談もたくさんいただきます。
どうすれば、思いつくのでしょうか・・・
多分、
多分ですが、思いつくのを待っている間は、答えは出ません。涙
看護目標も、看護計画も、実は思いつくものではないんです。
ということは、逆にいうと、才能とかセンスに頼らなくても、看護計画は立てられるということです。
看護計画というのは、看護問題を解決するためのプランです。
看護問題を解決するために、何をどうするのかを整理して、まとめたもの、ですね。
ということは、何より「看護問題が解決された状態」ってどんなんなのか?を明確にする必要があります。
っで、そこが明確になったところで、その状態になるために、なにをどうしましょうか、と考えることになります。
ここでいう「看護問題が解決された状態」というのが、看護目標です。
っで、「看護問題」を→「解決された状態」にする、ために、何をどうしましょうか、を考えるわけなんですが、
これまでのナースの先輩たちが、この場合は、一般的にこういう看護計画が必要になりますよ、という「一般的な看護計画」を作ってくれています。
疾患別、症状別、看護診断別など、既成の看護計画というのがあるんですね。
ただ、それを、そのまんま、使えることって少ないです。なぜなら、受け持ち患者さんの特徴が反映されていないから。
なので、一般的な看護計画を土台(骨組み)にして、そこに、受け持ち患者さんの特徴を肉付けしていきます。場合によっては、受け持ち患者さんに関係のないことを、省いたりもします。
ということをして、整えることで、患者さんにあった看護計画になります。
既成のものも、正しく使うと、ちゃんと個別性のある看護計画になるんですよ。しかも、時間も短縮できる。
既成の看護計画、使ってくださいね♪
おさらい看護過程講座では、展開の流れに沿って、アセスメントを看護計画に反映させる方法を解説しています。アセスメントから、看護計画まで、看護過程のルールに則って進んでいきます。^^
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ずれない看護過程にするためのルールは「守る」ことに意味がある
いつも、ありがとうございます。
ローザン由香里です。
どんなスポーツにも、ルールってありますね。
ルールがわからないと、ゲームが成立しないわけなんですが、じゃぁ、ルールがわかればゲームになるか、というと、そういうわけでもありません。
ルールというのは、知っているだけでは意味がなくて、実際にそのルールを守ってプレイすることで、ゲームが成立します。
看護過程というのは、対象に必要な看護は何かを判断する、考え方の「型」です。
看護過程にもルールがあります。
っで、ルールを守って展開すると、結果として受け持ち患者さんに必要な看護は何かを判断できる、ことになります。
ポイントは「ルールを守って展開すると」←ここです。
ルールを知っているだけではなくて、ルールの守り方を知っていて、実際に守ることができる、これが重要。
わざわざ文字にして説明すると、当たり前じゃん、と思われるかもしれません・・・^^;
が、実際に「看護過程がずれている」とき、というのは、ルールを無視していることがほとんどです。
っで、なんでルールを無視してしまうのか、というと、
1、ルールそのものを知らない
2、ルールをどう守ればいいのか知らない
看護過程のルールというのは、おなじみの5つのステップを、つながりをもって行う、ということ。
アセスメントをもとに、看護診断をして、
看護診断をもとに、看護計画を立てて、
看護計画をもとに、実施をして、
看護計画を実施した内容を、評価する
聞いたことのある、いつもの話だと思うんですが、これを正しくできている人って、なかなか少ないです。
多分、正しく理解することがむずかしいのではなくて、理解することはできるんだけど、それを実際に「どうするのか」というところで、
間違った解釈になっているか、
慣れていないために、うまくできないか、
の、どちらかなことが多いです。
ルールというのは、ゲームを成立させるために必要ですが、それをわかっているだけでは、ゲームはできません。
看護過程も同じ。
ルールを知っているだけでは、展開はできませんが、
ルールを知らなければ、ずれない看護過程を展開することはできません。
ルールは何で、ルールを守るってどうすることなのか、ここを押さえて、ずれない看護過程を展開したいですね。
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「今回はのびのび、自分らしく実習できました」
いつも、ありがとうございます。
ローザン由香里です。
プライベート電話(LINE)サポートをご利用くださった学生さんから、ご報告をいただきました。ありがとうございます。^^
はじめて、本当にはじめて、充実した実習でした。 記録も、先生にほとんど直すところがないから大丈夫、と言われました。 由香里先生の、サポート、アドバイスのおかげです。本当にありがとうございました。
いつも、必要以上に緊張してカチカチになって、出来なくなってしまうことが凄く多いのですが、今回は、病棟の雰囲気もあると思うんですけど、のびのび、自分らしく実習できました。 病棟で、毎日出会う患者さんに、「お!今日もいい笑顔だね!」って声を掛けて頂いて、ようやく自分らしさって何だろうってことに気づけた気がしました(笑) 〜後略〜
自分らしく実習ができるっって、いいですね〜。
実習は、こうでないと♪
ご報告、うれしかったです。
ありがとうございます。^^
緊張すると、顔が真っ赤になったり、声が震えたりすることってあります。
自信のなさが丸見えで、恥ずかしい・・・と思われることがあるかもしれません。
でも、もし、緊張が丸見えになっちゃったことを、バカにしたり、笑ったりする人がいたら、それは、あなたが心を奪われる人ではありません。
下手くそなことを笑う人の言葉に傷つかなくていい。そんなふうに笑えちゃう人は、自分の力以上のことにチャレンジをしたことのない人だから。チャレンジしてるあなたの気持ちがわかるはずないもの。
そんなこともできないの?と言えちゃう人は、いつも「自分ができるとわかっている範囲」にしか、選択肢がない人です。
自分ができるとわかっている、それ以上のことに、チャレンジをしたことがない人は、今の自分の能力以上のことにチャレンジする勇気も苦労も知りません。
だから、今の自分を乗り越えようとして、必死でがんばってる、あなたの気持ちがわからないんです。
だから、バカにしたり、笑ったりという、ナゾの反応になる。
あなたを、あたたく見守って応援してくれる人は、きっと過去に、ひょっとすると今もなお、チャレンジを続けている人。だから、あなたの気持ちがわかるんだな。
かくいう私は、とても緊張しやすくて、人前で話すときは、声が震えるのは当たり前。看護教員時代の研修では、発表後に気を失ってぶっ倒れる事件がありました。(あ〜懐かしい。笑)
わかる人には、わかります。
見てる人は、見てくれてます。
だから、バカにされて、笑われて、悔しい気持ち、恥ずかしかった気持ちじゃなくて、あたたかく見守ってくれて、安心した気持ちを、大切にしていこう。
いつか、あなたが見守る側になる日がくるから。^^
充実した、自分らしい実習の支えになったサポートは、>>>こちら。
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