使いこなさない、使えるCAEのブログ -49ページ目

完成したソリューション(答え)がある思う人が多い感じ  それは、他人任せ的な依存?

ソリューションは  目的実現の(確実な)手段いうか 解決策いう 用語は良く使いますが 

携帯電話   =遠方と話をするソリューション
車・電車・バス=遠方に行くソリューション
洗濯機    =洗濯を行なうソリューション

設計のためのソリューション = あるようなないような世界
メカ屋の場合 『設計のためのソリューション』 それが、ある
そう思ってる人は、良い設計屋になりえぬように思います

『自分自身がソリューションである』 
傲慢的エースストライカーの気概がないと
勤まらない それでいて設計は、雑では勤まらない、超細かい世界ですが 
(神経戦の世界なので、性能評価の設計者向けツールは 気楽に使えるコンセプトが一番)
現物合わせトライアンドエラーで 性能出る設計を、自ら気合で探すしかない 
時々は学問も頼る メカ設計は、そんな世界です
学び過ぎると、気合で設計する姿は、大変無責任に見える 弊害があります  逆に…
設計から見ると、勉強やCAEに(過度に)頼る人は、他人任せ志向が強く、当事者意識が弱い
結果… アレもできない コレできない… そんな具合にも見えます (できません病)


エアコンにしろ冷蔵庫にしろ、商品やサービスは、想定ニーズがあり 合致したものが提供され
日常で、ソリューションとして成立しています。  が、設計ニーズは
原理が不明的であったり、理論の範囲内では二流品しか作れなかったり、奥深く厄介
教育側や学問側や各種のサービス提供側も、なかなか想定できません

振動や音の元は エンジン ファン コンプレッサー ギア 燃焼 ビビリ 表面や潤滑材劣化
様々ですが、学問は、複合的なものは扱えず、限定(理想)状況の理屈でしかなく
事象が多々複雑に重なる場合、多数の項目想定は 理論は殆どできません、 
(CAEでよくあるマルティフジックスも、多様な状況にて、十分現実的かはケース次第)
つまり… 問題解消させたり、品質向上させたり、具現化すべく 具体的ソリューションは世になく
自分で作るしかありません 又はソリューションなし トライ&エラー切った貼ったで…自力突破

中国は 機械設計は大学教授が行なう そんな話を昔聞きました それ以外じゃ真似模倣ばかり
「学問・大学の先生等がソリューションになり得る」 そんな気風です (最近は変化)
欧州も、博士クラスが設計を行なう 理論・勉学が、設計ソリューションになる 
現実は… 知る著名大手欧州製は鈍重&低性能&電子制御なし 国産・韓国勢に比べ気合不足
コツコツ努力 改善改良の日本風は、ドイツのみ 他は…
『学んでない事は出来ない それは仕方ない』 勉学をソリューションとして当てにして 
できません病に感染!!? 故に低性能?
電子化も 日本の電子メーカーがソリューションを提供してようやく進む そんな風に見えます

前職で、一流大学の先生を招聘 ⇒ 結果失敗 そんな事がありましたが、
招く側&招かれる側 双方失脚 教えてうまく行かなかったら ⇒ 教えた側に責任 = 民間の掟
ソリューションになり得る 信じた側に問題ありあり そう見えますが… 
出来て当然!出来ない事が理解できない! そんな事が多く注意 出来ん事は出来んのですが…

他社でも、利益生めず 結果として勉学派粛清 いくつか間接的に見て… すっかりひねた私 
なので他人当てにせず、自力突破  プラスCAEも有効ですが
CAEを自社ソリューションに仕上げるには エース設計者同様、他人・勉学 当てにせぬ気概も必要
計算機も速くなりソフトも進化した 恩恵に預かろう てな緩い調子では、うまく行きません 特に、
CAEの場合、(ボテッとした形状限定)良好なメッシュを構築する 万能的モデラーが実はない! 
そんな現実に十分注意   CADすらそんな話もありますが…
ソリューションでないのに、装ってる風なのもあり そこは読んでおく必要があります
「(パラメトリック)CAEモデリング(ソリューション的)教科書ないですかねー」
言ってくる人は時々いますが… 学問にならん事は大学はせんですし、


勉強は重要ですが それのみ当てにして頼って依存していては いつまでもできぬままで…

信頼性が高い技術計算 それは…

信頼性が高いCAEは 解析技術者が実施しないCAE  と思います
土木建築等で、(解析理論知らない)建築関係者が行なうCAEであったり、
ゲームやCG映画などに組込まれているものも、それに該当する思います
最近ですと 船舶設計用途で CAD・CAEの一体的なものが出てましたが

パッケージ化・自動化され、人が関与しない分、信頼面は有利です
ヘボな人がパッケージを作ると駄目ですが  それでもユーザーが増えると 品質改善されたりします
パッケージ化され、CAE技術者不要的なCAE = 便利&高品質 
専門家による悪戦苦闘のCAE = 生産性が低い & 低品質(かも)
   パラドクス的です

CAEの品質保証、V&Vでは、確か、解析者以外の別人が品質チェックしたりしますが
解析当事者以外の 別人が関与する場合  品質はUPします
ユーザーでも良い思いますが 他人が良く利用する = 高品質
(頑張って)一人で 捻り鉢巻&悪戦苦闘  = かなり疑義あり

CAEが嫌らしいのは、 頑張るほど 信頼性・生産性低下 コスト・工数UP 理想が遠のく点です  
そこは教科書に書いてない 専門家も述べない 落とし穴的な留意点です
「職場ぐるみで頑張ってます」 真面目な社風の会社が、多いかも知れません。
難解で連続体理論の欠陥もありますから、それは、仇になる危険大です

昨今ですが コスト重視か (気の毒な激安値段いうのもありますが)
前製品は良かったが、新製品は酷い… そんな類の製品レビューが、ネットに氾濫 それが、
アレッこの会社っ 確かCAEで… うちはCAE教育を頑張ってます 的な会社だと、何か心配 
難解な勉強に労力割くより、品質向上のため、(優先すべき)他の事やった方がいいんじゃない? いう

その、設計品質向上に必須&効果的なのが  前段階・企画段階でCAE&性能評価 
(後工程で解析 レイアウト・スペース等は決定済=手遅れ)
その実現は、速い・安い・確実・美味しい それをいかに実現・実施するかが鍵
真面目コツコツ、その真逆みたいな部分が、CAEの有効活用には必要です
少々チャランポラン(操作間違っても)でも使えるものを作ると…
この設計、どうなのだろう? 他社品分析・新設計立案 色々余裕出て、汗水悪戦苦闘式に圧勝


そんなCAEは、浸透度が高く 永続的に活用され、 特に苦しい時ほど活躍します
逆に、コツコツ捻り鉢巻CAEは、不況で退行もあり得ます


上記モデルは、素人が構築できますが 専門家が作るモデルより上です  専門家は…
人にもよりますが、隙間メッシュ三角真っ黒 大規模ガリガリ計算 よくある定番
縮退要素が混入したり、構造物ですと、数百万節点規模で、厚さ方向たった1メッシュ等…
専門家による 疑わしいモデルは、沢山あります
専門家も、良し悪しでして CAEではありませんが、追込まれた前職が行なったのが
個人技スキル禁止、設計マニュアル化、そして、専門家のリストラ
「一体 うちの会社どうなってるんだ!!」 結果、設計品質向上で、判らんものです

「我が社もCAEやれば 品質UPです」 ⇒ 無責任・嘘つき その道になるリスクも大
多大な工数&勉学&努力必要 悪戦苦闘&理論は難解&理想化された仮定設定等
    ⇒ 問題あり & 信頼性が逆にダウン 
頑張って負荷かけても 理論やら人の能力やら そんなものです 
『 うちは教育・人材育成が出来てないッ! 』  CAE技術者の毎度の不平ですが…
専門家の勉強は、微積分やマトリクス等主体 航空関係の圧縮流除くと
メッシュ方面、力入れませんし  適切なモデル化&設定 それも余りしません
CAEに限りませんが 実用は重視されず 教える側の伝統・都合・序列優先が専門教育


ところで…
悪戦苦闘好きな人が派閥形成 上層部を固める ⇒ IT企業凋落の定番
楽に仕事を行なう、先進的な考えを持つ競争相手に、完敗します
有給全部取ってしまう IT関係は、そんなどうしようもない人が、向いていたりします
どうしようもない人でも成果が出せる  ITも支援技術も コンピュータの意義はそこらです
また、専門家が力を持つと、その分野は凋落 それも良く言われます
最小の投資・工数で成果最大 民間基本に対し 
革新志向でない専門家=抵抗勢が力を持つと 簡単化・効率化・合理化に抵抗 競争に不利
そんな気質を読んでか、技術者野放しじゃ、大変な事態になるッ! 
てな調子の経営者も結構います(高収益企業の優秀な経営者に多い)

理想仮定前提の理論不備、実用無頓着な教育の実情等、技術専門家の(抵抗&保身)気質
大学の教育者は海外模倣・論文志向・民間事情に疎く・簡単化等は嫌い CAE技術者は 色々読む必要あり
CAEは大変有用 私は推進派ですが、モデリング&諸設定の厄介面は多く、
社内ぐるみで取組んで 仮に全員達者になっても 簡単問題限定 (磁場解析等)
企画段階・他社品評価でホイホイCAE  そうは、なりませんので 注意ッ!
必要なのは 仕組の構築だったりします

簡単ッ ! 明瞭 !  だから間違えないッ! 速いッ!

書籍は、読む暇なし 読んでも前みたいに感激しない  脚色された歪曲もあり!
大変に鬱&ひねた私ですが、  久々に技術立志伝的な本を読んでます。
一点突破みたいな、ものづくり老舗企業の、成功話はなかなか面白く
外れはない感じです  怪しいのは… なんて 警戒 & 勘ぐって読む私
一冊外れを引くと 被害妄想が起きます

英語の操作盤を日本語にした!! 喜ばれたっ!!
 
そんな事が、書いてあります  (現実=元からの顧客がいないと喜ばれない)
計測器とかは、プロ用も日本語ですが 昔は英語だったのかな? 
私は、技術計算ソフトをやってます その分野は 英語が基本 
私は、英語だと、目が疲労するので 日本語にしていますが 
お客様は、予想超えてまして、ブランク アスタリスク 
好き勝手ファイル名つけてまして、驚愕です
それでも大丈夫なのが、人に優しいいう


「 動きまッせん 計算できません 助けて ><) 」 不具合クレーム
原因は ファイル名称でした  ブランク空白込みのファイル名が 
バッチ処理計算で、不具合招きまして… 警告出すよう改変しました 
\ / * < > ここらは 文法的に意味を持ちますので
ファイル名に使うと まずいです 

GUIベースは結構平気ですが、バッチ計算は (大)昔流儀のMS-DOS
制約や文法認識にひっかかります
それはコンピュータ側の都合です そこを気にせず使えるのが本当は◎です

コンピュータは扱いにおいて、まだまだ制約が多いです 

★ 制約は、供給側の、アホな都合に過ぎないのか?
★ 制約を、マスターしてこそ、一流技術者なのか? 
 果たしてどちらか? 

英語が基本 日本語は、文字化けトラブルの元&邪道
CAEソフトは、海外製が多く 英文読解が不可欠 仕方なしですが
(CAEに拘わる)コンピュータ自体が、OSなど海外初の文化です
が、
最初の半導体コンピュータは ビジコン社が発注 & 日本人が作ったんでしたっけ
インテル4004開発者 嶋正利は有名です CAEも NASTRAN開発時期
日本も、大手は(近い水準?)結構やってたようですが