使いこなさない、使えるCAEのブログ -48ページ目

使う側ばかりで 大丈夫? そんな心配

ものづくりは広範なので、用途に合致したCAEを作る側
構築側も必要で、最近は、官頼み、そんな傾向が、なきにしもあらず…

STAP細胞で話題、理研がスパコンを持ってて
理研は、歴史的に、元々は、医療や薬や自然科学に強い組織
歴史的に、工学ものづくり系への関与は、それほどでもないのか
それが、バイオ等の、成果事例遍在にも現れている気もします

『理研は医療メイン 工学系は理研の不得意分野?』
なので 独創でなく、欧米模倣 焼直し 二番煎じ思考 になってしまう?
そこらも、読んでおく必要 あるのかも知れません (深読みし過ぎかも)

工学設計の世界は、大変に広範 自分の分野に合った支援CAE、少しは作る側に回らないと
他者任せでは、なかなか進展しない そんな分野が多いはずです
たった一つの部品モデル化で四苦八苦 そこから20年進展ないような
メッシュ規模が大きくなった以外は…



『非連続体を いかに 連続体として 適切にモデル化するか?』
『剛体・拘束等の 理論における(実用にならない)非現実的想定を どう改善するのか?』

最後は、「教科書が間違ってる」 みたいな 構造計算が現実乖離しやすい最大理由です
力学で拘束を示す △マーク=現実にない理想仮定 そこをどうするか、
専門家への期待はそこですが、(理想化前提の)教科書の世界では合っており 故に

肝心部分が放置状態、しくみも殆どなし 一方で (できもせんのに) 「できます行けます」
勉強&使いこなしでOKいう 実用よりメンツ・保身重視で大本営的 
専門家が強い分野の弊害  衰退の道になりかねない CAEにおける致命的な事項と感じます
実用アプリケーション作成は専門家の仕事でなく 仕方ないかも知れませんが…

教科書通りいかないのが、メカ分野、(教科書通り行かないと 教科書には、書いてない!)
信じ鵜呑み⇒失敗多く注意 (実態知って落胆みたいな 剛体拘束前提の 理想化された理論上は合っている!)

教科書=非現実的 学問の世界では普通ですが CAEは実用前提なので問題化します
丁度お客さんが先週その問題に直面 それで、グダグダ書いているのですが…
私が実施なら、バネ体挟んだパーツ数点のアセンブリ計算 単品で雑に行なうと乖離
構造静解析=現実と乖離しがちで難

染まってしまっては使えないのか 染まる事が◎なのか? 

最近は 何かクソ寒いですが
だからと言って CO2温暖化説に異を唱えてはならない
どうも 私も反省しなければならない気配・・・?!

CO2温暖化にしろ スパコンで薔薇色世界にしろ 原子力云々にしろ 万能細胞にしろ・・・
(最後は、ちょっと疑義と違いますが 専門家が共有する常識を打砕いている点で・・・)
それで 予算下りて 色々お金が回って ポストも出来てる状況がある中
寒いし何かおかしい! 巨艦主義は過去失敗している! 原発=危ないッ! 
なんて異を唱えては それで色々計画を進めている専門家に迷惑がかかる
異を唱えると、トンデモ扱いになるらしいです


なので思っていて 判っていても 喋ってはいけない
空気を読む それが今に生きる、清き大人(専門家)の礼儀作法  であります
そんなのクソくらえ見たいな人が、独創を生む 逆は逆 そんな気もしますが
ここは、私も過去ブログでの、発信を猛省 そうすれば成功…

例えば、乱流やら連続体近似やら メカ系CAEの根本理論は、かなり不完全 
技術者も経営側も、日本は、米国あたりと技術思想も考え方の根本も全然違う
日本人は ドキュメントは、読む力も書く力も全然ない 
(千年漫画を描いてきた民族故、漫画は得意ですが)
ですので…  「V&Vみたいな海外流って、ウーム 日本に合わないんじゃ?」

なんて内心思っていても 「行けますッ」  空気読んで前向きに進む それが正しい専門家道でしょうか

既に、その流儀に染まってる世界・分野は 積極的に染まった方が◎でしょうが そうでない
民間の場合は 実用になり、稼ぐ道につながらないと、先はドボンしますので注意必須
できます!行けます!(大本営的に推進)失脚した緒先輩が目に浮かびます
研究所が廃止 ⇒ 施工研修センターに…(私の体験 CAEではないですが)

大本営いうのは、実態ボロボロだが、虚飾粉飾 勝ち進んでいる 大嘘を
発表することで (使えん大仕掛けを示す)巨艦主義と共に、先の大戦の産物ですが
できますッ! 行けますッ!  精神論と、(大本営的な)虚飾粉飾
大風呂敷的、口八丁詐欺師的、世渡人がいたりもしますが 
私の場合、実体験から、「染まる方向に行かん方が○ですヨ」 そんな話する事が多いですが
又は、ノーマーク部分の、注意事項などを…
産学連携強化の方向を考える企業は多く それはうまく行なえば良いのですが
専門家の特徴も、割とノーマーク的な注意事項と感じます 

ところで、某(世界的)大手企業は、開発初期は、専門家は外すとか 
どうすれば性能出るか、良く判っているのが専門家 しかし超厳しい目標に反発して使えない
(或いは 賢い人は皆嫌がるので)初期段階は専門家なし そんな状況でコツコツ進めて
そうして苦闘して、仕上がって来た試作品を、専門家が、改良すると上手く行くとか
試作可能な分野だからできる業ですが、出来る範囲内の事しかせんので専門家は使えんいう
出来ない事を命令するのは無責任 気合派と文化が違ういう

2重の難しさ それがCAE   CAEを想定できてない力学教科書の不備=3番目かも

CAEの難しい点は大きく2つ    まずは、CAE自体が随分難しい 
特に構造・流体は高難度 実用ハードルは超高いです (それが一つ目) 
そして… かなり高度で難儀なことを実践
評価され喜ばれる  思ってたら 会社側は トンでもない
コンピュータ(と高額で便利なソフト)を使えば、誰でも出来て当然 みたいな…
真逆の事を考えていたッ!
  ってな大罠あり(二つめ)  それがCAEの現実です 下記 Ⅱ
(理解ある 恵まれた大手を除く)

Ⅰ 
ちゃんとしたCAEを実施すること (かなり難) (実は、理論は不完全)

Ⅱ 
『簡単にCAEしちゃ行けません』 専門家の流儀が 
『便利な道具たるコンピュータを使えば皆が出来て当然』 部外者の思いと逆

勉強してますと 9割以上の人は 簡単にやっちゃ駄目派になりまして
恵まれた大手は、それでOKですが  そうでない会社では
保身的な抵抗勢力としての日々を送る そうなりかねない 大変ヤバイ罠があります

コンピュータの本来の意義は 人が出来ない事をホイホイ簡単にこなす
そこでして 精々高校レベルの数学しか理解して貰えない中で(特にメカ分野) 悪戦苦闘
難解理論に関わるほど悪循環 逆スパイラル   それで頑張って
上手く行くか? いうと これまた 理論不完全で Ⅰの罠  
『罠あり』 教科書に記載して欲しいところですが、書かれていない  三つ目の罠かも ×ε×)
力学(材力)はハリ理論等でCAEの元です 元でありながら理想化された非現実的仮定であり
それは 基本なのに使えない!!信じちゃいけない!! 罠でもあります

他も色々落とし穴がありそう…
『理解困難な 難しい事は禁止』 それじゃ 何のため大学(工学部)卒業したのやら… 
困った事ですが