使いこなさない、使えるCAEのブログ -149ページ目

ものわかりの良い設計部門が、駄目CAEを跋扈させてしまう

少し前ですが、お客様とこんな会話

お客さん
「 CAE業務売込みあるが、どれも人×工数CAE そんなのに金投入するのも… 世間はそんなもんですかねぇ~ 」


「 業者やCAE技術者に、CAE自動化を持ちかけても 逃げて行きます 
  ただ私も、勉学依存 人・工数 CAEを、かつて目指していた気がします。
  CAEに染まると皆そうなるのかもしれません。 社員さんが染まらぬよう、注意必要かも知れません  」


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「技術者を甘やかせるとロクな事にならない」前にも書きましたが トップが、吼えてる会社さんを知ってますが。
そこはCAE自動化を徹底 自動化に適した機能部品が多いのもありますが…。

設計部門とCAE部門で、業務依頼する側&される側 、経営層がそれを嫌う傾向はかなりあります
まだ大手は景気もそこそこでお目こぼしでしょうか。 切崩しの話もあり…。

CAEは道具に例えられますが

CAEは道具に例えられ ⇒ 道具は使いよう ⇒ 勉強して上手に使いこなそう

よくある定番です

会社は、道具は道具でも、工場で稼動する装置的なものを望んでいたりします 
設計用途に合った 生産性高い装置を作る = CAE技術者であって欲しいですが
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こういった、設計用アプリケーション開発屋 = CAE 技術者

こういったアプリケーションの開発 = 難儀と思っている人が多い思いますが
こういったものを作るのが、メーカーのCAE技術者の仕事と思います
ハイレベル事例ばかりで もう少し、簡素な事例があるといいのですが…
探せば色々あるのでないかと思います。

http://www.ntn.co.jp/japan/news/news_files/new_products/news201100009.html
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1102/25/news116_2.html
http://www.numeca-jp.com/products/fine_turbo/


ここまで行かなくても、簡素な説明書とともに、解析を進行させることができるツールなら
設計は十分嬉しいものです

特定用途向けは狭い範囲こなせば十分OK = 一流半の技術者で十分可能(汎用と違いまして)


こういった類の開発難度は、分野によりますが、概して受託計算より簡単と思います
時間かけじっくり検討しつ、良いものに仕上げていく。
短期決戦でなく、余裕とともに、開発を進めることができて、割と楽です。
(私周囲で、個々聞く話では、何故か多忙&でんぐり返りつ開発いう事が多いみたいで
 皆さん、急ぎ過ぎる傾向あると感じます ゆっくり行うと効率良い方法・アイデアが見つかります )


この手は、CADを使わないインターフェースが多く、私のソフトもそうです。

CAE技術者は、CADを用いるべき思っている人が多いようです
CAEで寸法決定 ⇒ CAD作図  がスムーズ  逆やって、
「 設計部門がCAD図完成させないので解析できない 」 文句をいう傾向があります
形・寸法が決まるならCAE不要 それらを決めるCAD作図前に、CAE行いたいのですが…

いずれにせよ 「CAE技術者は、受託計算をやっておけばOK」 それは一部の企業限定かと思います