使いこなさない、使えるCAEのブログ -150ページ目

まともな手法では追いつけない事が、結構あります

製造ばらつきや、運転状態などで、形がコロコロ変動してしまう製品も割とあります
まだまだCAEソフトのモデラーの部分は機能貧弱であったり
機能あっても、代理店は人海術志向で、サポートできてないなど
問題が多々あります

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パーツ数が多く 個々パーツの大きさの差異が激しい=構築が難

雑なメッシュで、計算出来ている事例は沢山あります
それは、巧妙に難度低いトピックを、掲載するなど
トリックが 使われている事も多く注意です

よくあるケースでは、ネジやボルト締結は、摩擦で保持されていることもあり
応力などの分布が鋭敏。大変難しいです。
そのネジ等も、個々に大小変動大きかったりすると、益々難です

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形が複雑か? 簡単か? それが一番大きな要因かもしれませんが

タフな解法限定技術者になりませんよう

FEMでは、XYZ方向に沿った偏(微分)量を正しく計算する必要があります   それは
メッシュさえ細かければ、くさびの三角形で正しく計算できる面積・体積などの計算と全く異質です

写像変換差の小さい良質メッシュ = 解法選ばない = 演算量少ない(収束速い) & 高精度=【1】
そうでない雑なメッシュ=解法にタフさが要求される=演算量多い(収束遅い) & 低精度=【2】

多くのCAE技術者は後者の【2】 やや問題です
大学などでメッシュ研究は今もなされてますが、これまた大半 【2】限定メッシュ
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ソルバーいいまして、方程式を解く、解法の部分で頑張ればいいいう事でしょうが
タフな解法=細工伴うことが多く、特に非線形計算での粘性細工は定番
2次要素はタフな解法いえますが 演算量多かったり、三角だと非線形駄目だったり…

CAE技術者が、細工入りのソルバー・タフなソルバー限定技術者になってしまう。
それは問題な気がするのですが、今の市販モデラーの実力では仕方なしでしょうか。
私がCAE専業お勧めしない理由の一つでもあります

勉強しても、低難易度限定(雑なメッシュでOK)の計算技術者に留まり ままベテランになる
そんな状況に陥り易いです。  加えて構造計算は嘘の条件設定が堂々教科書的なものに記述され
CAE技術者周辺は落とし穴だらけ   構造における嘘設定の蔓延・メッシュ問題・作業技術
ここらにCAE技術者は注意です

雑に解いていたのでは全然収益にならない事情もありますが 私は、なるべく直交性持った
良質メッシュしか用いません      【1】を実現できるコンセプトが既存になかった 
それも 自前メッシャー開発の理由です