最近、読み書きの時間が増えているせいか、視力が落ちた気がする。
特に楽譜を読む時は遠近の調整が難しく、暗めの照明下では見えにくくなってしまう。
しかしながら、ちょっとここで人間の目の構造を考えてみる。
私達は、目で受けた光の像を水晶体で屈折して、ガラス状を通過して、網膜網膜の黄斑に焦点を結び、その光が視神経を通じて信号として脳に伝達されて、はじめて像として認識されているのだそうです。
ですから、光のない真っ暗なところでは、見えない、又は画像として認識されないという状態になるのだそうです。
つまり目の前の方(水晶体、ガラス体)は、視覚情報を取り入れているのであり、見ているのは後頭部の視覚野となるわけです。
そんな事を思い出しながら、ちょっとここで「物を見ているのは、後頭部」と意識してみると、目の緊張が和らいで視覚がぐんと広がってくるから、不思議。
"ちょっとここで"のひと間は、私に新しい気づきを運んでくれています。
2020.9.15