ブレーキプレス 曲げ加工 (*'▽')♪ | 溶接マン WELDING

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 今日はブレーキプレスの基本操作についてです。

ブレーキプレスの操作がある程度できるスキルを身に着けると

溶接構造物を製作するにあたって、めちゃ重宝します。キラキラ

 

ある程度って、どのくらい?って感じですが、

ただ曲げるだけじゃなくて、その材料の曲げた時の

伸び率や曲げる前に展開図をそれなりに理解して、

曲げ加工できる状態ですが、本職であれば曲げた製品が

公差内に収まるようにしないといけませんね。ニヤリ

 

とりあえず、今回の課題は板を90度に曲げること。

(超基本的な技術会得)

自分は初心者なんで機械の操作手順から覚えていきます。

これは、アマダのACサーボ・ベンディングマシン。

AMNC/PC搭載で生産性が良い高性能なブレーキプレスです。

 

準備操作として、まず、ブレーカーON。

制御BOXのメインスイッチをONにして、

電源キースイッチを入りにします。

AMNC/PC画面が立ち上がったら、モーターキースイッチON。

ここからプログラムの作成および読み込みをしていきます。

 

曲げる材料はSPCC材・板厚0.8mmの120×100です。

 

ちなみにSPCC材とは、一般用の冷間圧延鋼板と呼ばれるもので

一般的に言われる「鉄板」とはこれにあたります。

表面が滑らかできれいなので、「ミガキ材」とも呼ばれるようです。

なお、表面には多少の油膜が施してあるが、非常に錆びやすいため

加工後はメッキ・塗装が必要な板です。口笛

 

今回はこのように90度に曲げます。

まず、新規形状または新規ボタンを押して板厚・材質・フランジ・

角度・曲げ長さを入力していきます。

 

すると、この機械のすばらしいとこなんですが、自動で伸び寸を

計算して、材質にたいして、大体どれぐらい伸びるかが分かるんです。

片伸び0.88mmなので端から39.12mmの位置で曲げれば

40mmになるってことですね。

奥行120mmの板なので両伸びで1.76mm、

フランジ40mmで90度に曲げると下側の寸法が81.76になる計算です。

次に金型選択します。

ちなみに、本来慣れた人なら省いていることも含めた作業手順で

やってます。口笛

パンチはグースネック、ダイはV幅8.0のモノを使用します。

突き当て線を指定します。

(バックゲージにどこを当てるか指示)

金型レイアウトにてワーク位置を設定します。

この時、カーソルでワークの位置を変えることができます。

今回は金型、ワークなどは、すべてセンターに合わせてセットします

このタイミングでパンチ、ダイ、レールなどセッティングしていきます。

パンチセット完了キラキラ

お次はダイとレールを設定して、セットします。

(何もセットしてない状態だとホルダーもセットしますが、すでにセット済み)

ダイをセットする際は、使用するV溝を奥側にして取り付けます。

これは、曲げの際、万が一、破片が弾いて手前に飛んでくる危険防止のためです。

ふう、パンチ・ダイ・ホルダー・レールのセットが完了したら、

段取りをタッチして、工程選択キースイッチの寸動に合わせる。

ここまできて、ようやく原点復帰します。あせる

フットペダル(閉じ)を踏んで、金型を原点位置に移動させます。

これで原点復帰までOK!!今日はここまでにしよう・・・・

原点復帰完了後の続きはまた次回のブログで語ります。

 

(ノД`)・゜・。眠い・・・・

お疲れさまでした~(^▽^)/