かつての娯楽の王様、それは映画。
昭和の後半からは斜陽産業と揶揄され、街なかにあった映画館は次々に姿を消していった。
僕が生まれ育った町田にも、駅前の町映ビルに町映グリーン劇場と町映ローズ劇場がかつてあった。子どもの頃、親に連れられて映画を見た記憶がある。(町映は閉鎖、今は南町田に109シネマズがあるね)
映画が徐々に活気を取り戻すと、昔ならではの映画館に取って代わり、シネコンが主流になった。ここ宇都宮にもTOHOシネマズとムービックス宇都宮があり、行く度に盛況だが、街なかには昭和な映画館が健在だった。
ヒカリ座
オリオン通りに程近く、時代を感じる外観は昭和・平成・令和と生き抜いて来た風格を漂わせる。昔からあったようだが、このビルは1973年に建てられたものらしい・・・。(奇しくも町映ビルと同じ、こちらはオフィスビルとして現役続行中)
画像にある『プラザヒカリ』の字体が昭和!中に入ると、タイムスリップしたような錯覚に陥る。
シネコンには無い、いい味を出しているなあ。。。
詳しくは知らないが、かつて街なかには沢山の映画館がひしめきあっていた筈。櫛の歯が抜けるように姿を消し、街なかに唯一残ったのが、このヒカリ座。
まだここで映画を見た事は無いけど、機会があれば見てみたいもの。。。
映画のフライヤーは、エレベーターの前にあるラックからゲット出来るようになっていたが、何枚も持っていくなと釘を刺すような文言も。。。
若い人達を中心に、昭和が大人気なんでしょ?リアルに昭和を生きて来た者から言わせれば・・・
何がいいんだろう?
何をやるにも手間暇が掛かった時代。調べものがあれば、今ならスマホですぐ出来るけど、当時は本屋や図書館に足を運んだり、直接電話で問い合わせるしか手段が無く、1つを調べるのに下手をすると1日掛かりか、それ以上掛かった事もあったからねえ。。。
今よりも不便だった時代、アナログの頃がいいなんて不思議だ・・・(苦笑)。
ヒカリ座、まだまだお元気で!!