数年前からの原因不明の歯痛と歯茎の腫脹の整体治療 | 【大阪】 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院         JHSC整体治療室 = 整体コラム / 心のコラム

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数年前からの原因不明の歯痛と歯茎の腫脹の整体治療

7診目で改善した症例の解説です。
患者Tさん=46才-女性-主婦の症例


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①    Tさんの病歴・・・
患者Tさんは20代の頃から歯茎の退縮が目立ち始め、30代にはほぼ全ての歯で歯根が高度に露出し、ずっと歯科医院に通院されていました。そんな中で数年前に左下の奥歯を抜く手術をした後から、その抜いた歯茎の部分が痛みだし、そして小石の様に硬く腫脹しているそうです。担当医は、「腫脹の原因は不明で、こちらではこれ以上はどうする事もできない」と説明を受けているそうで、最近は特段に治療もできない状態だそうです。今回、別件(逆流性食道炎・他)の治療で来院されましたが、本件も併せて整体治療する事になりました。

 



②    Tさんの診察
【歯に関する診察】
・顔のくすみと両眼瞼のくまが強く、くすみは20代から、くまは10代から気にしていたそうです。サプリや漢方も試されたそうですが、効果は無かったそうです。
・10~30代にかけて気管支炎に何度も罹患していたそうです。子供時代には中耳炎に何度か罹患したそうです。また副鼻腔炎にも何度か罹患しているそうです。


【逆流性食道炎の診察】
・血液検査で特段の以上の指摘は無いそうです。血圧は上が100mmHg以下だそうです。下は覚えていないそうです。内視鏡検査は受けていないそうです。
・胸やけは少しあるそうですが(☚特に早朝に多い)、ゲップは無いそうです。呑酸は就寝時に「それらしきものがある」との事です。背中痛は時折あるそうですが、この件については10年ほど前に階段から仰向けに落ちたことがあり、「それが原因では」との指摘をオステオパシーの先生から受けていたそうです。
・その他の愁訴として吐き気、頭痛、側頭部痛、眼の奥の痛み、息苦しさ、歯の痛み、倦怠感、易疲労感、排ガス(50~80回/日)、右季肋部の差し込むような痛みなどがあるそうです。3年前の胆石の検査で結石は無かったそうです。
・10年ほど前から時折、突発的で強い腹痛(☚ほとんど左下腹部)が生じる事があり、時には半日ほど持続する事があるそうです。その際に受けた大腸の内視鏡検査で異常は無く、確定診断は無かったそうです。ただ学生時代の虫垂炎の手術による盲腸部の癒着が指摘され、また残留便の多さも指摘されたそうです。またTさんは、かなり以前から腹部の冷えを気にしていたそうです。
・月経周期は24日で月経期間は5日前後だそうです。生理痛はやや強く、ほとんど下腹部痛あるいは右下腹部痛だそうです。子宮内膜症や子宮筋腫等の指摘を受けたことは無いそうです。
・他の既往歴としてアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、胃アトニーがあるそうです。学生時代に虫垂炎の手術を受けているそうです。
・胸部聴診上、呼吸音や心音に特段の所見はありませんでした。しかし頸部の気管が右側凸で軽度弯曲していました。
・腹部聴診上、グル音は極めて弱く聴取されました。血管雑音はありませんでした。
・胸部触診上、胸骨右縁と左縁(R1~7)で著明な緊張と圧痛がありました。
・腹部打診上、軽度膨隆し全般的に鼓音が目立ちました。触診検査では回盲部~腸間膜根と左下腹部全域に緊張と圧痛がありました。抵抗感や腫瘤感はありませんでした。さらに左大腰筋の走行部位で著明な緊張と圧痛がありました。回盲部と左下腹部の押圧で心窩部に放散痛が誘発されました。
・胸椎のT10-11セグメントで著明な屈曲偏位がみられました。

 



➂ 治療目標と整体治療
  ⑴    前・中・後上歯槽静脈の還流を促進し、上顎歯槽部のうっ血を解放する
・上歯槽静脈解放テクニック
・静脈還流促進テクニック
・翼突筋静脈叢解放テクニック

 





④    経過と結果・・・
・初診治療後、少しだけ左下奥歯の痛みが軽減したそうです。
・3診目来院時、「(この数日間)痛みをほとんど感じませんでした。舌で左奥の腫脹を触ってみると、少し軟らかくなった感じがします」と仰っていました。
・5診目来院時、「歯の痛みはずっと無かったです。」と仰っていました。以降、主訴の逆食の治療が終了するまで、歯の痛みについては一度も再発は無かった。「左下奥の腫脹を舌で押すと、少し動くようになりました」と仰っていました。
・7診目来院時、「左奥歯の腫脹は残っていますが、フニャフニャしている感じです」と仰っていました。このフニャフニャ感は、Tさんの本来の主訴である逆食の治療が終了するまで続いていましたが、この状態で特段の問題も感じられなかったので、本件もこれで終了することにしました。

 

 





⑤     今回の症例の概説、、、
・歯科医で治療しても歯痛の続く症例は意外に多く、当院でも近年増加傾向にあります。治療後も歯痛が続く原因はいくつか考えられますが、中でも一番多いのは炎症などよりも「歯槽or歯髄部を還流する静脈のうっ血」の可能性が多いと思われます。

 

 

 

・その根拠は、歯槽/歯髄を還流する静脈還流を促進させる整体治療を施術して歯槽/歯髄のうっ血を解放すると、その直後から痛みが改善する事が多く、もし炎症であれば施術直後から痛みが改善する事は考えにくいからです。ちなみに、変形性関節症の痛みの主因も骨内を還流する静脈のうっ血ですが、変形性関節症や歯槽/歯髄内の共通項は、どちらもその静脈が「骨」という硬く閉鎖された部位を還流するので、その静脈の圧上昇は容易に骨によって圧迫・刺激され、痛みが生じやすいのではないか、と考えられます。
 

・今回の症例のTさんは、歯痛の部位に歯は抜いて無いので、痛む部位はその抜いた痕=歯槽=だと思われますが、そこが丘の様に腫脹しているそうですので、相当うっ血が酷いのかもしれません。
 

・Tさんは10代の頃からくまが目立ち、20代にはくすみが酷くなるなど、顔面の血流に昔から問題があったようです。また、20代の頃から歯茎が退縮していた事からも、上下の歯茎/歯槽の血液循環に問題があったと思われます。つまり、血流障害によって歯肉の細胞再生に必要な栄養分等が不足し、それが歯茎の退縮の要因と考えられるからです。これらを考え合わせると、左下奥の腫脹と痛みの原因も血流障害による静脈のうっ血が想定でき、上記③「治療目標と整体治療」を計画した訳です。

 


 

 

・数年来続いていた歯痛は早期に解消し、その良好な状態で維持できていましたが、腫脹については改善したとはいえ「フニャフニャ感」が残存していました。完全な解決では無いものの、数年来の歯痛が解消したので、とりあえずは上記仮説で妥当であったのでは、と思います。

 

 

 

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