歯の手術=抜歯後=の歯髄の炎症と整体治療 | 【大阪】 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院         JHSC整体治療室 = 整体コラム / 心のコラム

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歯の手術=抜歯後=の歯髄の炎症と整体治療

4診目で改善した症例の解説です。
患者Tさん=39才-女性-主婦/会社員の症例


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①    Tさんの病歴・・・
Tさんは2年ほど前から上下の歯列の歯科矯正を受けておられました。ここへ来て、矯正の為にはどうしても左右の上顎の歯を1本ずつ抜く必要があったため、最初に右上顎の歯を1本抜きその2週間後に反対側も抜歯する予定でした。ところが、当然抜歯後に抗生剤の処方は受けて服用されていましたが、手術二日後の受診では抜歯した後の歯髄が膿んでいて膿が溜まっていたそうです。やむなくその後も二度に分けて搔破したそうですがやはり膿はひかず、抗生剤の服用もその後3週間に及んでも全く改善しなかったそうです。その過程で、たまたま歯科医院の休診日にも悪化されたそうで、その時は救急で某病院に搬送され、そこで抗生剤等の点滴治療も受けられました。しかし腫脹などが改善する変化は無かったそうです。その後も長引く抗生剤の服用で下痢と口腔内の炎症-疼痛による食欲減退で体重も5kg以上減っているそうですので、現在は抗生剤の服用を控えているそうです。

 



②    Tさんの診察
・右頬部から右顎にかけて著しく腫脹し、左頬部~左顎もやや腫脹していて、右鼻唇溝(ほうれい線)はほぼ消失していました。右鼻唇溝は少し確認できる程度でした。
・左右の頬骨弓下3cmから左右下顎角~オトガイにかけて、いわゆる”泥棒ひげ状”の薄い発赤がありました。熱感はあまり感じませんでした。
・左右の顔面静脈がうっ血して怒張しているのが視認できました。
・左右の下顎隔膜に著明な緊張と圧痛がありました。
・後頚部のリンパ節の腫脹はありませんでした。
・左右の上顎骨に圧痛と骨叩打痛がありました。
・20代の頃から、食事時に食物が鼻に逆流することが多かったそうです。
・カーテンサインは陰性で、構語障害もありませんでした。
・後鼻漏があるそうです。
・気管は正中にあり、甲状腺の腫脹や萎縮はありませんでした。頚部前面~横面の筋肉群の著明な緊張と圧痛がありました。咳や痰、鼻閉・鼻汁・悪臭や微熱は無いそうです。
・胸部聴診上、特段の所見はありませんでした。
・腹部聴診上、グル音はやや弱めで聴取出来ました。血管雑音はありませんでした。
・腹部触診上腹部全般的に緊張と圧痛がありました。腫瘤感、抵抗感あるいは肝脾腫はありませんでした。
・問診上、今回の手術を受けるまで、体調は良好だったそうです。

 

 


③    治療目標と整体治療
   ⑴    上・下の歯槽静脈叢のうっ血を解放する
   ⑵    上・下の歯槽動脈の循環を促進する
   ⑶    上記⑴、⑵によって上下の歯槽、歯髄、歯肉の局所免疫力と細胞修復機能の回復・促進を図る
   ⑷    鼻腔閉鎖筋の機能を改善する
   ⑸    消化管の機能を回復する

・静脈還流促進テクニックテクニック
・翼突筋静脈叢解放テクニック
・顎動脈(前-後上歯槽動脈、下歯槽動脈)解放テクニック
・咽頭神経叢解放テクニック
・消化管平滑筋テクニック

 




④    経過と結果・・・
・2診目来院時、”泥棒ひげ状”の薄い発赤は消失していましたが、右顎の腫脹はやや改善していました。
・3診目来院時、「(歯科医院の先生の話では)キズは閉じています。」と言われたそうです。顔面静脈の怒張はほぼ解消していました。
・4診目来院時、「(歯科医院の先生の話では)かなり炎症がおさまって腫れも引いているから、反対側の(抜歯)手術が出来そうです」と言われたそうですので、とりあえず整体治療を終了する事にしました。


 

 


⑤     今回の症例の概説、、、
・今回のTさんのケースは、抗生剤を服用しても抜歯手術後の回復が思わしくなく、それどころか逆に炎症が悪化して救急搬送されるくらいですから、Tさん自身の免疫力に問題がある事が予想されました。問題はそれが全身の免疫力なのか、局所の免疫力なのか、、、です。
 

・問診上、術前の体調は良好だったので、全身的な要因ではないと思われました。逆に若い頃からの嚥下物の鼻腔への逆流現象や後鼻漏などから、口腔~鼻腔の臓器に何らかの障害がある可能性が予想されました。それを裏付けるように、頚部前面~横面の筋肉群の著明な緊張と圧痛があり、それが口腔~鼻腔の臓器への血流障害や神経伝導障害などを起こして嚥下物逆流や後鼻漏(☚免疫低下による慢性副鼻腔炎?)の原因の一つになっているのでは、と思われました。

 


 

 

・ですから上記③「治療目標と整体治療」の計画を立てて施術し、局所の免疫力・細胞修復力を向上させる事を目的とした整体治療をしました。結果的に4診目には歯科医より「炎症がおさまって腫れも引き、残りの手術が可能」との診断を頂いたので、とりあえず我々の責務は終了したもの、と思い、ホッとした次第です。
 

・ただ、4診目で終了して手術に臨んで頂いたので、20代の頃からあった「食餌の鼻腔への逆流」につて改善できているか否かの確認はできていません。何かの機会があれば確認し、できれば鼻腔への逆流が回復するように整体治療をしておきたいと思います。
 

・ついでですが、長期の及ぶ抗生剤の服用は消化管の常在菌のバランスを崩し、下痢などの腹部症状や体力低下を招き、それがさらに口腔内の炎症の悪化要因にもつながるので、合わせて消化管の整体治療も同時並行する事にしたわけです。こちらの効果も大きかったのでは、と思います。
 

 

 

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