自声強聴、耳のつまる感じ=小学生の頃からの耳管開放症=と後鼻漏(副鼻腔炎?)の整体治療と心理分析 | 【大阪】 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院         JHSC整体治療室 = 整体コラム / 心のコラム

【大阪】 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院         JHSC整体治療室 = 整体コラム / 心のコラム

●ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院は「2年制整体学校」と「JHSC整体治療室」を運営しています。

自声強聴、耳のつまる感じ…

小学生の頃からの耳管開放症=と後鼻漏(副鼻腔炎?)の整体治療と心理分析

口腔の免疫治療から胃腸の機能改善・他で解消した症例の解説です。
患者Mさん=39才-女性-主婦/公務員の症例

 

● 耳鳴りの整体治療=総合案内はこちら

● 鼻の整体治療=総合案内はこちら

● 心理療法=総合案内はこちら

● JHSC整体院の総合治験例はこちら

 

 

 

 


①    Mさんの病歴・・・
別件(重度の疲労倦怠感-眠気)で来院されていた患者Mさんは、数年前に耳鼻科医より左側の「耳管開放症」と診断され「昼夜に渡る左耳の自声強聴、耳のつまる感じと後鼻漏」も小学生のころから約30年も苦しまれているので、本症も併せて整体治療することになりました(副鼻腔炎の診断はされていません)。今回のMさんの自声強聴等(耳管開放症)に関しては、耳鼻科でも特段の治療を受けていなかったそうです。後鼻漏については当初は投薬治療を受けていたそうですが、今は特段の治療はされていないそうです。

 






②    Mさんの診察
・以前の様にテキパキと効率よく仕事をこなす事が出来なくなっているばかりか、一つの事を終えると一旦休息しないと次の仕事ができない、さらに仕事中にボーッとして今聞いたことを思い出せない、持っている物を落としてしまったりなど、様々な支障が出てきているそうです。
・血圧は83/50mmHgとやや低めですが、治療の必要は特にないそうです。
・発熱・微熱の傾向は無いそうです。
・血液検査では脂質が若干少なめだそうですが。貧血やその他の異常所見は無いそうです
・昼食後が特に眠気が強まりますが、午後4時ころになると解消してくるそうです。
・帰宅後の家事を以前の様にテキパキとこなす事が出来ず、家事と家事との間に休息を入れながらするので、どうしても遅くなって就寝は25時前後だそうです。しかし不眠傾向は無いそうです。
・出血傾向は無いそうです。しかし、顔面はやや土色で血色は良くありませんでした。浮腫や紅斑・色素沈着などの発疹もありませんでした。側頭筋の萎縮はありませんでした。
・上肢の神経学検査と徒手筋力検査で特段の異常はありませんでした。手掌内在筋の萎縮は無く、病的反射は陰性でした。
・頚部の横面(特に左側)がこわばっているそうです。
・気管は正中にあり、甲状腺の腫脹や萎縮はありませんでした。頚部前面~横面の筋肉群の著明な緊張と圧痛がありました。咳や痰、鼻閉・鼻汁・悪臭や微熱は無いそうです。
・左胸鎖乳突筋上後部に3cm大のリンパ節腫脹が一つと、数mm大のリンパ節腫脹が三つほどありました。弾性軟・平滑で圧痛がありました。他の頚部と鎖骨上窩、腋窩部、鼠径部などでリンパ節腫脹はありませんでした。
・5年前に結膜炎になったそうです。
・中耳炎の既往は無く、めまいも無いそうです。
・2年前に鼻中隔湾曲症の手術を受けています。鼻閉、鼻水は出無いそうですが、後鼻漏があるそうです。
・右上顎骨付近に著名な圧痛と叩打痛がありました。
・元々口内炎はよく出ていたそうですが、現在、歯列の歯科矯正器具を口腔内に装着していて、そのせいでさらに口内炎が悪化し、歯科矯正器具が接触する部位以外にも口内炎がたくさん生じ、口腔内のいたる所に口内炎が出来ているそうです。現在歯科医院に通院中ですが、歯科医によると「歯列矯正中の患者さんの中で、今までにこんなにひどい方はいませんでした」と言われているそうです。
・十年以上前から右の外眼角付近からこめかみにかけて慢性の頭痛(?)があるそうです。
・食欲は少し減退気味だそうです。しかし体重の変動はこの数年来無く安定しているそうです。
・十数年来の慢性の便秘で、処方されている漢方薬を服用しないと10日以上も排便出来ないそうです。排便されてもほとんどが軟便(☚便が浮くことが多い=脂肪便か?)、あるいは時に未消化便だそうです。
・胸部聴診上、特段の所見はありませんでした。
・腹部聴診上、グル音はやや弱めで聴取出来ました。血管雑音はありませんでした。
・腹部触診上腹部全般的に緊張と圧痛がありました。腫瘤感、抵抗感あるいは肝脾腫はありませんでした。
・12年前の妊娠時つわりがひどく、出産まで入退院を繰り返していたそうです。その後の産後の肥立ちもすぐれず、体調不良が続いていたそうです。

 




③    治療目標と整体治療
   ⑴    口腔内~(左)耳管にかけての血流を改善し、局所免疫力を回復させ、慢性炎症状態(?)を回復し、耳管のトーヌス及び上皮細胞の繊毛運動を回復させる
   ⑵    (副)鼻腔内の局所免疫力を回復させ、同部の慢性炎症状態を解消する
   ⑶    深頸リンパ節の下流領域の絞扼を解放させ、リンパの排出を促進させる
   ⑷    脂質の消化吸収障害(?)を回復させ、耳管周囲の脂肪組織の増加と耳管上皮細胞の再生亢進を促す
   ⑸    身体の使い方についてのカウンセリング

・上行咽頭動脈解放テクニック 
(咽頭枝)
・上行口蓋動脈開放テクニック
(扁桃枝)
・顎動脈解放テクニック 
(翼突管動脈、蝶口蓋動脈、上行口蓋動脈、下歯槽動脈、前-後上歯槽動脈、下行口蓋動脈)
・前-後篩骨動脈解放テクニック
・静脈還流促進テクニック
・平滑筋テクニック
・心理療法

 

 

 

 



④    経過と結果・・・
・左耳の自声強聴と耳のつまる感じは2診目から少しずつ効果が表れ、増悪⇔軽減の変動はありましたが、5診目くらいからかなり軽減し、以前の1/2~1/3程度で安定するようになっていました(ただし、全く解消している状態ではありませんでした)。しかし後鼻漏についてはその効果発現は出にくく、5診目以降も不安定な状態でした。

 

・7診目くらいから、少しずつ後鼻漏についても軽快傾向が見え始め、少し減った感じがするそうです。
 

・10診目来院時、自声強聴や耳のつまった感じは一日に2~3度、数分ほど生じる程度まで軽快していました。後鼻漏についてはその量に日によって差があり、多い日と少ない日があるそうです。
 

・しかし11診目から14診目にかけては不安定に推移し、自声強聴や耳のつまった感じについては症状が出たり出なかったりの状態が少し増え、後鼻漏については特段の変化も無く、両者とも膠着状態が続きました。
 

・15診目になって、ようやく膠着状態から脱し、あれほど頑固だった後鼻漏が減少傾向に転じ、少量は出るものの明らかに減ってきているそうです。自声強聴や耳のつまった感じについては気にならずに仕事ができている状態が続き、時たま「あっ、(自声強聴や耳のつまった感じが)少し出てるな」と感じる時があるくらいだそうです。
 

・18診目来院時、「今週は(後鼻漏と自声強聴や耳のつまった感じは)一度もありませんでした」と仰っていましたので、一応の治療終了としました。
 

・2か月後にメンテナンス治療のため再来院した時、「(この2か月間)一度か二度くらい少しおかしいかな・・・と思いましたが、それ以外は全く(後鼻漏と自声強聴や耳のつまった感じは)ありませんでした。」と仰っていました。

 





⑤     今回の症例の概説、、、
◆ 耳管開放症の原因がよく分からないケース…適切な治療法が選定出来ない !!

・自声強聴や耳のつまった感じ(耳管開放症)については中耳炎の後遺症。あるいはダイエットや消化器疾患などによる激やせ(☚脂肪組織減少による圧力低下によって耳管が閉塞しなくなる)が原因と言われています。

しかしMさんは中耳炎の既往は無く、体重の変動も無いことから、これらが原因している可能性は低そうです
 

咽頭と中耳を結ぶトンネル=耳管=鼓膜の緊張を調整する

 

 

◆ Mさんの耳管開放症の原因は、脂肪の吸収障害、あるいは口腔内の免疫力減退が原因か ?!

・しかし、Mさんの本来の愁訴である「重度の疲労倦怠感-眠気」と関連して考えると、あるいは②「Mさんの診察」にある所見「血液検査で脂質が少ない」そして「便が浮く=脂肪便?」から推察すると、上記でいったん否定した”脂質の消化吸収障害による脂肪組織の減少”といった耳管解放の原因が浮上しそうです。
 

・さらに「慢性的で重度な口内炎が数年来も持続している」といった所見を鑑みれば、いくら中耳炎の既往が無い、と言っても、口腔内の炎症が耳管~中耳方向へ波及-進行している可能性は十分ありうるので、これも上記でいったん否定した原因が、再浮上します。
 

 

◆ Mさんの耳管開放症の治療目標…

・それらを総合すると、③「治療目標と整体治療」で掲げた
   ⑴    口腔内から(左)耳管の自然治癒力を改善し、局所免疫力を回復させ、慢性炎症状態(?)を回復し、耳管のトーヌス及び上皮細胞の繊毛運動を回復させる
   ⑶    深頸リンパ節の下流領域の絞扼を解放させ、リンパの排出を促進させる
   ⑷    脂質の消化吸収障害(?)を回復させ、耳管周囲の脂肪組織の増加と耳管上皮細胞の再生亢進を促す

の治療方針が奏功するものと思われます。

 


血流回復が口腔や(副)鼻腔の局所免疫力増強の決め手 !!

 

 

◆ 後鼻漏の原因を推測する、、、

・後鼻漏について一番の有力な原因は副鼻腔炎ですが、Mさんに関しては耳鼻科の受診でその確定診断は受けていませんので、その原因はハッキリとは分かりません。ただ一般的には慢性副鼻腔炎が原因であることが多く、Mさんにおいても右上顎骨付近の圧痛や叩打痛があることから、検査では確定できない程度の軽微な慢性副鼻腔炎=局所免疫力減退傾向=を想定して、同部の局所免疫力を回復する目的で
   ⑵ (副)鼻腔内の局所免疫力を回復させ、同部の慢性炎症状態を解消する
上記治療計画を立てました。局所免疫力が低下する要因は局所の血流障害ですから、その点を考えた治療計画になっています。

 

 

 

◆ 症状が回復するも、やがて膠着状態が、、、Mさんの治療抵抗は何か ?!

・但し、腫瘍や膠原病などの重大疾患の可能性も否定しきれないので、その点を考慮(☚整体治療経過中に異常所見が観られたら専門医へ紹介するなど)しながら施術を進めることにしました。6診目までその治療効果があまり出ていなかったので、当初推定した仮説に間違いがあるのでは、と疑問が生じかけていましたが、かろうじて7診目から治療効果が出始めたので、一旦は当初仮説で概ね妥当であったのでは、と思いました。


・ところが、その後は症状の回復が膠着状態に陥り、治療回数だけが無為に増えていき、次第に改めて「今の治療方針でいいのか?」といった疑問が生じ始めましたので、何らかの「治療抵抗」があるのかどうか、を考えることにしました。
確かに、本症状はMさんが小学校の頃から約30年も続いている病態なので、一筋縄ではいきにくいであろうことは予想できました。しかし逆に言えば「30年も症状を持続させている何か、があるはず」です。でなければいわゆる自然治癒力でずっと以前に改善していてもいいはずですから。


この治療抵抗にはMさん本来の主訴である別件(重度の疲労倦怠感-眠気)とも関係する事ですが、Mさんの境遇と性格-行動傾向が関係しているのでは、と思われました

ちなみに整体治療は、その数十分間の治療時間中に患者さんと直接接触しています。

それは手技を通じて整体師の手指と患者さんの身体(患部)が、そして会話(言動)を通じてカウンセラーとしての整体師の心と患者さんの心理が、です。

 


 

 

◆ 患者ではなく、患者の患部臓器と話をする ?!

・ですから、その患部臓器を施術していたり何気ない会話をしていると、その患者さんがその患部臓器をどのように使用していたかを、あるいはその患者さんの深層心理が身体をどのように使っていたかをが、意外に手に取るように分かることがあるのです
 

・Mさんの身体も同様でした。「Mさんが…」ではなく「Mさんの患部臓器が」私たち整体師の手指を通じて訴えかけてくるのです、「助けてくれ~~」っと。それを整体師が読み取り、患者本人のために、、、と言うよりは、患部臓器のために、、、といった感覚でその臓器を施術するのです。

整体師を長年していると、この様な感覚になることがしばしばあるのです。

 


 

 

◆ Mさんの生真面目さが内臓の負担になっている、、、

・話を元に戻すと、Mさんの施術(☚身体)と会話(☚心)を通じて受けたMさんの印象は「生真面目な性格傾向と行動」でした。おそらく小学生時代からその様な傾向だったと思いますが、それに拍車がかかったのは出産直後に離婚されてからだと思います

 

・この離婚の件は、治療開始後、数回目の時にMさんからお話し頂いたことです。この様な状況で、Mさん本来の生真面目な性格行動傾向から一所懸命になって(なりすぎて)仕事と家事に長年打ち込み、身体のあちこちを酷使されてきたであろうことは容易に察しがつきます(☚本ケースでは胃腸・膵臓や交感神経などの酷使。また休日出勤の常態化やたまにある休日の子供のクラブ活動の参観などで、身体を休ませる時間の消失)。

 

・実際に身体の各部を診ていくと、それは我々整体師の手指を通じてもろに伝わってきます、、、先述の様に「助けてくれ~~、もうアカンわ、、」と。こんな状況では、いくら治療をしても追いつかないことは充分に考えられます。これが大きな治療抵抗になっている可能性があるのでは、と感じました。

 


 

 

◆ 身体(臓器)の使い方を考える、、、

・そこで改めて12診目ころから少しずつ「身体の使い方」についてお話をさせて頂きました。その概要は以下の通りです。
   A:自分の子供が仕事をしすぎて身体を壊して病気になる、これをどの様に感じるか?
   B:本人もつらいがそれを見ている親(☚Mさん)もつらい
   A:Mさんが仕事をしすぎて身体を壊す。それをMさんの親が見るとどう思うか?
   B:両親はつらいと思う
   A:それは親孝行か親不孝がどっち?
   A:親不孝
   B:Mさんは親不孝をしている、では親孝行をするにはどうすればいいのか?
   A:身体を上手に使う

 

 

 

◆ 呪縛から解き放たれたMさん・・・

・長い人生の中には、それこそ「死に物狂いに仕事をしなければならない時期」があります。しかし、それはある程度時間制限があるはずですし、生まれてから死ぬまでの全期間に及ぶことは、特に現代にいたっては、まずありません。

しかしそこに「生真面目すぎる」といった性格行動傾向が添付されると「全期間」になる可能性があります

Mさんは正にそれに近い状況になっていたのかもしれません。それが上記③「治療目標と整体治療」に掲げるような諸臓器に長年の負担をかけ(あるいは治療中にも)、治療抵抗となって30年にわたり症状が持続している主因になっていたのでは、と考えられました。
 

この一連のお話をすると、Mさんは少しホッとされた表情になっていった、と思います。何らかの呪縛から解かれたように、、、

長年の性格行動傾向はそう簡単には改変されませんが、しかし動物の中で一番自分自身の性格/行動傾向を改変する事が出来るのは我々人間です

 

・Mさんもすぐには手のひら返し的に変わらないかもしれません。でも、ほんの少しでもいいですから、親からもらった身体(☚古臭い言い方で恐縮ですが)を上手に使っていただけるのでは、と期待しています。

(☚実際には、この話をしてからの15診目頃から下記の様な行動変化を来し、色々な症状が改善傾向を示してきました)

 


 

 

◆ Mさんの行動変化・・・

・ちなみに変化した行動様式として一例をあげると、Mさんは今までは疲れて食欲が無い時でも「食べなければ身体に悪い、だから無理に食べる」といったライフスタイルだったそうですが、最近は「食欲が無い時には無理に食べず、食欲が出た時に欲しいものを欲しいだけ適量食べるようにしている(☚胃腸に対するいたわり)」そうです。

 

これは「食欲が無い時に食べることこそ身体に悪い=疲労困憊状況にある胃・腸・膵臓などにさらに追い打ち(負担)をかける行動=」という事が分かった証だと思います。



 

 

--------------------------------------------------------------------------------

上記解説文で不明な点やご質問は当院お問い合わせHPか、お電話 (06-6180-6880) にてご相談ください。
それではお大事にしてください。

 

● 耳鳴りの整体治療=総合案内はこちら

● 鼻の整体治療=総合案内はこちら

● 心理療法=総合案内はこちら

● 頭痛の整体治療=総合案内はこちら

● 緑内障の総合案内はこちら

● 歯痛、歯周病、口内炎、臭い玉(口臭)、顎関節症の総合案内はこちら

● めまい、立ちくらみ、不眠症の整体治療=総合案内はこちら

● 咽喉の整体治療=総合案内はこちら

● JHSC整体院の総合治験例はこちら

 

 

 

● 治療のお問い合わせは下記まで

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

付属治療室

JHSC整体治療室

●診療時間 【予約制】
 ・午前診…10時~13時
 ・午後診…15時~18時

●診療日
 ・月曜日~金曜日
 (水曜日=午前診のみ)
 ・第2土曜日、第4土曜日=午前診のみ

●休診日
 ・第1土曜日、第3土曜日、日曜日、祝日

●治療費
 ・初 診 7,500円
 ・2回目以降  5,000円
●住所 大阪市都島区善源寺町1-5-43 アイムワンビル2F

      地下鉄谷町線都島駅 4番出口徒歩2分
●電話 06-6180-6880 

メールでのご相談・治療予約はこちら



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

● 本学院-入学のお問い合わせは下記まで

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

2年制整体学校

ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院


次の二つのコースからどちらかを選んで入学して頂けます。

1 本科2年課程 (一般の方が入学するコース)
2 プロコース (鍼灸師、理学療法士などのプロの方が入学かるコース)

 

●住所 大阪市都島区善源寺町1-5-43 アイムワンビル2F
      地下鉄谷町線都島駅 4番出口徒歩2分
●電話  06-6180-6880
●メールでのご相談資料請求体験入学…受付中


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

患者さんが通院される主な地域
大阪市、淀川区、東淀川区、西淀川区、大淀区、福島区、中央区、北区、旭区、都島区、此花区、大正区、東成区、城東区、住吉区、住之江区、平野区、守口市、門真市、寝屋川市、交野市、枚方市、東大阪市、大東市、八尾市、四条畷市、藤井寺市、柏原市、吹田市、豊中市、摂津市、茨木市、高槻市、箕面市、池田市、川西市、尼崎市、西宮市、芦屋市、神戸市、堺市、岸和田市、和泉市、泉佐野市、奈良市、生駒市、京都市、
亀岡市,向日市、長岡京市、松山市、岐阜市、広島市、横浜市、東京都、和歌山市、名古屋市、北海道-札幌市、鹿児島市、島根県

自声強聴、耳のつまる感じ=小学生の頃からの耳管開放症=と後鼻漏(副鼻腔炎?)の整体治療
患者Mさん=39才-女性-主婦/公務員の症例

● 耳鳴りの整体治療=総合案内はこちら

● 鼻の整体治療=総合案内はこちら

 


①    Mさんの病歴・・・
別件(重度の疲労倦怠感-眠気)で来院されていた患者Mさんは、数年前に耳鼻科医より左側の「耳管開放症」と診断され「昼夜に渡る左耳の自声強聴、耳のつまる感じと後鼻漏」も小学生のころから約30年も苦しまれているので、本症も併せて整体治療することになりました(副鼻腔炎の診断はされていません)。今回のMさんの自声強聴等(耳管開放症)に関しては、耳鼻科でも特段の治療を受けていなかったそうです。後鼻漏については当初は投薬治療を受けていたそうですが、今は特段の治療はされていないそうです。

②    Mさんの診察
・以前の様にテキパキと効率よく仕事をこなす事が出来なくなっているばかりか、一つの事を終えると一旦休息しないと次の仕事ができない、さらに仕事中にボーッとして今聞いたことを思い出せない、持っている物を落としてしまったりなど、様々な支障が出てきているそうです。
・血圧は83/50mmHgとやや低めですが、治療の必要は特にないそうです。
・発熱・微熱の傾向は無いそうです。
・血液検査では脂質が若干少なめだそうですが。貧血やその他の異常所見は無いそうです
・昼食後が特に眠気が強まりますが、午後4時ころになると解消してくるそうです。
・帰宅後の家事を以前の様にテキパキとこなす事が出来ず、家事と家事との間に休息を入れながらするので、どうしても遅くなって就寝は25時前後だそうです。しかし不眠傾向は無いそうです。
・出血傾向は無いそうです。しかし、顔面はやや土色で血色は良くありませんでした。浮腫や紅斑・色素沈着などの発疹もありませんでした。側頭筋の萎縮はありませんでした。
・上肢の神経学検査と徒手筋力検査で特段の異常はありませんでした。手掌内在筋の萎縮は無く、病的反射は陰性でした。
・頚部の横面(特に左側)がこわばっているそうです。
・気管は正中にあり、甲状腺の腫脹や萎縮はありませんでした。頚部前面~横面の筋肉群の著明な緊張と圧痛がありました。咳や痰、鼻閉・鼻汁・悪臭や微熱は無いそうです。
・左胸鎖乳突筋上後部に3cm大のリンパ節腫脹が一つと、数mm大のリンパ節腫脹が三つほどありました。弾性軟・平滑で圧痛がありました。他の頚部と鎖骨上窩、腋窩部、鼠径部などでリンパ節腫脹はありませんでした。
・5年前に結膜炎になったそうです。
・中耳炎の既往は無く、めまいも無いそうです。
・2年前に鼻中隔湾曲症の手術を受けています。鼻閉、鼻水は出無いそうですが、後鼻漏があるそうです。
・右上顎骨付近に著名な圧痛と叩打痛がありました。
・元々口内炎はよく出ていたそうですが、現在、歯列の歯科矯正器具を口腔内に装着していて、そのせいでさらに口内炎が悪化し、歯科矯正器具が接触する部位以外にも口内炎がたくさん生じ、口腔内のいたる所に口内炎が出来ているそうです。現在歯科医院に通院中ですが、歯科医によると「歯列矯正中の患者さんの中で、今までにこんなにひどい方はいませんでした」と言われているそうです。
・十年以上前から右の外眼角付近からこめかみにかけて慢性の頭痛(?)があるそうです。
・食欲は少し減退気味だそうです。しかし体重の変動はこの数年来無く安定しているそうです。
・十数年来の慢性の便秘で、処方されている漢方薬を服用しないと10日以上も排便出来ないそうです。排便されてもほとんどが軟便(☚便が浮くことが多い=脂肪便か?)、あるいは時に未消化便だそうです。
・胸部聴診上、特段の所見はありませんでした。
・腹部聴診上、グル音はやや弱めで聴取出来ました。血管雑音はありませんでした。
・腹部触診上腹部全般的に緊張と圧痛がありました。腫瘤感、抵抗感あるいは肝脾腫はありませんでした。
・12年前の妊娠時つわりがひどく、出産まで入退院を繰り返していたそうです。その後の産後の肥立ちもすぐれず、体調不良が続いていたそうです。


③    治療目標と整体治療
   ⑴    口腔内~(左)耳管にかけての血流を改善し、局所免疫力を回復させ、慢性炎症状態(?)を回復し、耳管のトーヌス及び上皮細胞の繊毛運動を回復させる
   ⑵    (副)鼻腔内の局所免疫力を回復させ、同部の慢性炎症状態を解消する
   ⑶    深頸リンパ節の下流領域の絞扼を解放させ、リンパの排出を促進させる
   ⑷    脂質の消化吸収障害(?)を回復させ、耳管周囲の脂肪組織の増加と耳管上皮細胞の再生亢進を促す
   ⑸    身体の使い方についてのカウンセリング

・上行咽頭動脈解放テクニック 
(咽頭枝)
・上行口蓋動脈開放テクニック
(扁桃枝)
・顎動脈解放テクニック 
(翼突管動脈、蝶口蓋動脈、上行口蓋動脈、下歯槽動脈、前-後上歯槽動脈、下行口蓋動脈)
・前-後篩骨動脈解放テクニック
・静脈還流促進テクニック
・平滑筋テクニック
・心理療法


④    経過と結果・・・
・左耳の自声強聴と耳のつまる感じは2診目から少しずつ効果が表れ、増悪⇔軽減の変動はありましたが、5診目くらいからかなり軽減し、以前の1/2~1/3程度で安定するようになっていました(ただし、全く解消している状態ではありませんでした)。しかし後鼻漏についてはその効果発現は出にくく、5診目以降も不安定な状態でした。

・7診目くらいから少しずつ後鼻漏についても軽快傾向が見え始め、少し減った感じがするそうです。
 

・10診目来院時、自声強聴や耳のつまった感じは一日に2~3度、数分ほど生じる程度まで軽快していました。後鼻漏についてはその量に日によって差があり、多い日と少ない日があるそうです。
 

・しかし11診目から14診目にかけては不安定に推移し、自声強聴や耳のつまった感じについては症状が出たり出なかったりの状態が少し増え、後鼻漏については特段の変化も無く、両者とも膠着状態が続きました。
 

・15診目になってようやく膠着状態から脱し、あれほど頑固だった後鼻漏が減少傾向に転じ、少量は出るものの明らかに減ってきているそうです。自声強聴や耳のつまった感じについては気にならずに仕事ができている状態が続き、時たま「あっ、(自声強聴や耳のつまった感じが)少し出てるな」と感じる時があるくらいだそうです。
 

・18診目来院時、「今週は(後鼻漏と自声強聴や耳のつまった感じは)一度もありませんでした」と仰っていましたので、一応の治療終了としました。
 

・2か月後にメンテナンス治療のため再来院した時、「(この2か月間)一度か二度くらい少しおかしいかな・・・と思いましたが、それ以外は全く(後鼻漏と自声強聴や耳のつまった感じは)ありませんでした。」と仰っていました。

⑤     今回の症例の概説、、、
・自声強聴や耳のつまった感じ(耳管開放症)については中耳炎の後遺症。あるいはダイエットや消化器疾患などによる激やせ(☚脂肪組織減少による圧力低下によって耳管が閉塞しなくなる)が原因と言われています。しかしMさんは中耳炎の既往は無く、体重の変動も無いことから、これらが原因している可能性は低そうです。
 

・しかし、Mさんの本来の愁訴である「重度の疲労倦怠感-眠気」と関連して考えると、あるいは②「Mさんの診察」にある所見「血液検査で脂質が少ない」そして「便が浮く=脂肪便?」から推察すると、上記でいったん否定した”脂質の消化吸収障害による脂肪組織の減少”といった耳管解放の原因が浮上しそうです。
 

・さらに「慢性的で重度な口内炎が数年来も持続している」といった所見を鑑みれば、いくら中耳炎の既往が無い、と言っても、口腔内の炎症が耳管~中耳方向へ波及-進行している可能性は十分ありうるので、これも上記でいったん否定した原因が、再浮上します。
 

・それらを総合すると、③「治療目標と整体治療」で掲げた
   ⑴    口腔内から(左)耳管の自然治癒力を改善し、局所免疫力を回復させ、慢性炎症状態(?)を回復し、耳管のトーヌス及び上皮細胞の繊毛運動を回復させる
   ⑶    深頸リンパ節の下流領域の絞扼を解放させ、リンパの排出を促進させる
   ⑷    脂質の消化吸収障害(?)を回復させ、耳管周囲の脂肪組織の増加と耳管上皮細胞の再生亢進を促す
の治療方針が奏功するものと思われます。

 

・後鼻漏について一番の有力な原因は副鼻腔炎ですが、Mさんに関しては耳鼻科の受診でその確定診断は受けていませんので、その原因はハッキリとは分かりません。ただ一般的には慢性副鼻腔炎が原因であることが多く、Mさんにおいても右上顎骨付近の圧痛や叩打痛があることから、検査では確定できない程度の軽微な慢性副鼻腔炎=局所免疫力減退傾向=を想定して、同部の局所免疫力を回復する目的で
   ⑵ (副)鼻腔内の局所免疫力を回復させ、同部の慢性炎症状態を解消する
上記治療計画を立てました。局所免疫力が低下する要因は局所の血流障害ですから、その点を考えた治療計画になっています。

 

・但し、腫瘍や膠原病などの重大疾患の可能性も否定しきれないので、その点を考慮(☚整体治療経過中に異常所見が観られたら専門医へ紹介するなど)しながら施術を進めることにしました。6診目までその治療効果があまり出ていなかったので、当初推定した仮説に間違いがあるのでは、と疑問が生じかけていましたが、かろうじて7診目から治療効果が出始めたので、一旦は当初仮説で概ね妥当であったのでは、と思いました。
・ところが、その後は症状の回復が膠着状態に陥り、治療回数だけが無為に増えていき、次第に改めて「今の治療方針でいいのか?」といった疑問が生じ始めましたので、何らかの「治療抵抗」があるのかどうか、を考えることにしました。
確かに、本症状はMさんが小学校の頃から約30年も続いている病態なので、一筋縄ではいきにくいであろうことは予想できました。しかし逆に言えば「30年も症状を持続させている何か、があるはず」です。でなければいわゆる自然治癒力でずっと以前に改善していてもいいはずですから。
・この治療抵抗にはMさん本来の主訴である別件(重度の疲労倦怠感-眠気)とも関係する事ですが、Mさんの境遇と性格-行動傾向が関係しているのでは、と思われました。ちなみに整体治療は、その数十分間の治療時間中に患者さんと直接接触しています。それは手技を通じて整体師の手指と患者さんの身体(患部)が、そして会話(言動)を通じてカウンセラーとしての整体師の心と患者さんの心理が、です。

 

・ですから、その患部臓器を施術していたり何気ない会話をしていると、その患者さんがその患部臓器をどのように使用していたかを、あるいはその患者さんの深層心理が身体をどのように使っていたかをが、意外に手に取るように分かることがあるのです。
 

・Mさんの身体も同様でした。「Mさんが…」ではなく「Mさんの患部臓器が」私たち整体師の手指を通じて訴えかけてくるのです、「助けてくれ~~」っと。それを整体師が読み取り、患者本人のために、、、と言うよりは、患部臓器のために、、、といった感覚でその臓器を施術するのです。整体師を長年していると、この様な感覚になることがしばしばあるのです。
 

・話を元に戻すと、Mさんの施術(☚身体)と会話(☚心)を通じて受けたMさんの印象は「生真面目な性格傾向と行動」でした。おそらく小学生時代からその様な傾向だったと思いますが、それに拍車がかかったのは出産直後に離婚されてからだと思います。この件は、治療開始後、数回目の時にお話し頂いたことです。この様な状況で、Mさん本来の生真面目な性格行動傾向から一所懸命になって(なりすぎて)仕事と家事に長年打ち込み、身体のあちこちを酷使されてきたであろうことは容易に察しがつきます(☚本ケースでは胃腸・膵臓や交感神経などの酷使。また休日出勤の常態化やたまにある休日の子供のクラブ活動の参観などで、身体を休ませる時間の消失)。実際に身体の各部を診ていくと、それは我々整体師の手指を通じてもろに伝わってきます、、、先述の様に「助けてくれ~~、もうアカンわ、、」と。こんな状況では、いくら治療をしても追いつかないことは充分に考えられます。これが大きな治療抵抗になっている可能性があるのでは、と思いました。
 

・そこで改めて12診目ころから少しずつ「身体の使い方」についてお話をさせて頂きました。その概要は以下の通りです。
   A:自分の子供が仕事をしすぎて身体を壊して病気になる、これをどの様に感じるか?
   B:本人もつらいがそれを見ている親(☚Mさん)もつらい
   A:Mさんが仕事をしすぎて身体を壊す。それをMさんの親が見るとどう思うか?
   B:両親はつらいと思う
   A:それは親孝行か親不孝がどっち?
   A:親不孝
   B:Mさんは親不孝をしている、では親孝行をするにはどうすればいいのか?
   A:身体を上手に使う

 

・長い人生の中には、それこそ「死に物狂いに仕事をしなければならない時期」があります。しかし、それはある程度時間制限があるはずですし、生まれてから死ぬまでの全期間に及ぶことは、特に現代にいたっては、まずありません。しかしそこに「生真面目すぎ」といった性格行動傾向が添付されると「全期間」になる可能性があります。Mさんは正にそれに近い状況になっていたのかもしれません。それが上記③「治療目標と整体治療」に掲げるような諸臓器に長年の負担をかけ(あるいは治療中にも)、治療抵抗となって30年にわたり症状が持続している主因になっていたのでは、と考えられました。
 

・この一連のお話をすると、Mさんは少しホッとされた表情になっていった、と思います。何らかの呪縛から解かれたように、、、。長年の性格行動傾向はそう簡単には改変されませんが、しかし動物の中で一番自分自身の性格行動傾向を改変する事が出来るのは我々人間です。Mさんもすぐには手のひら返し的に変わらないかもしれません。でも、ほんの少しでもいいですから、親からもらった身体(☚古臭い言い方で恐縮ですが)を上手に使っていただけるのでは、と期待しています(☚実際には、この話をしてからの15診目頃から下記の様な行動変化を来し、色々な症状が改善傾向を示してきました)。
 

・ちなみに変化した行動様式として一例をあげると、Mさんは今までは疲れて食欲が無い時でも「食べなければ身体に悪い、だから無理に食べる」といったライフスタイルだったそうですが、最近は「食欲が無い時には無理に食べず、食欲が出た時に欲しいものを欲しいだけ適量食べるようにしている(☚胃腸に対するいたわり)」そうです。これは「食欲が無い時に食べることこそ身体に悪い=疲労困憊状況にある胃腸膵などにさらに追い打ち(負担)をかける行動=」という事が分かった証だと思います。

 

上記解説文で不明な点やご質問は当院お問い合わせHPか、お電話 (06-6180-6880) にてご相談ください。
それではお大事にしてください。

 

 

● 耳鳴りの整体治療=総合案内はこちら

● 鼻の整体治療=総合案内はこちら

● 頭痛の整体治療=総合案内はこちら

● 緑内障の総合案内はこちら

● 歯痛、歯周病、口内炎、臭い玉(口臭)、顎関節症の総合案内はこちら

● めまい、立ちくらみ、不眠症の整体治療=総合案内はこちら

● 咽喉の整体治療=総合案内はこちら

● JHSC整体院の総合治験例はこちら

 

 

● 治療のお問い合わせは下記まで

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

付属治療室

JHSC整体治療室

●診療時間 【予約制】
 ・午前診…10時~13時
 ・午後診…15時~18時

●診療日
 ・月曜日~金曜日
 (水曜日=午前診のみ)
 ・第2土曜日、第4土曜日=午前診のみ

●休診日
 ・第1土曜日、第3土曜日、日曜日、祝日

●治療費
 ・初 診 7,500円
 ・2回目以降  5,000円
●住所 大阪市都島区善源寺町1-5-43 アイムワンビル2F

      地下鉄谷町線都島駅 4番出口徒歩2分
●電話 06-6180-6880 

メールでのご相談・治療予約はこちら



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

● 本学院-入学のお問い合わせは下記まで

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

2年制整体学校

ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院


次の二つのコースからどちらかを選んで入学して頂けます。

1 本科2年課程 (一般の方が入学するコース)
2 プロコース (鍼灸師、理学療法士などのプロの方が入学かるコース)

 

●住所 大阪市都島区善源寺町1-5-43 アイムワンビル2F
      地下鉄谷町線都島駅 4番出口徒歩2分
●電話  06-6180-6880
●メールでのご相談資料請求体験入学…受付中


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

患者さんが通院される主な地域
大阪市、淀川区、東淀川区、西淀川区、大淀区、福島区、中央区、北区、旭区、都島区、此花区、大正区、東成区、城東区、住吉区、住之江区、平野区、守口市、門真市、寝屋川市、交野市、枚方市、東大阪市、大東市、八尾市、四条畷市、藤井寺市、柏原市、吹田市、豊中市、摂津市、茨木市、高槻市、箕面市、池田市、川西市、尼崎市、西宮市、芦屋市、神戸市、堺市、岸和田市、和泉市、泉佐野市、奈良市、生駒市、京都市、
亀岡市,向日市、長岡京市、松山市、岐阜市、広島市、横浜市、東京都、和歌山市、名古屋市、北海道-札幌市、鹿児島市、島根県