2カ月前から続く耳鳴りの整体治療 | 【大阪】 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院         JHSC整体治療室 = 整体コラム / 心のコラム

【大阪】 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院         JHSC整体治療室 = 整体コラム / 心のコラム

●ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院は「2年制整体学校」と「JHSC整体治療室」を運営しています。

2か月前から続く耳鳴りの整体治療

3診目でほぼ完治していた症例の解説です。

患者Sさん=52才-男性-会社員の症例

 
① Sさんの病歴・・
患者Sさんは、2か月前から左耳で耳鳴りがするようになったそうです。耳鼻科で診てもらったところ、「特に異常は無いので病気ではないですから安心していいですよ。お薬を出しておきますので様子を見てください」と言われ、血流の改善薬と精神安定剤を処方されたそうです。しかし2か月経っても全然耳鳴りが改善しないそうです。Sさんは逆流性食道炎と食道裂孔ヘルニアの治療で通院されていましたが、本件も併せて整体治療する事になりました。
 
 
 
② Sさんの診察
・難聴やめまいは無いそうです。また中耳炎などの既往も無いそうです。
・眼球は左右とも正中にあり、瞳孔や眼裂に左右差はありませんでした。
・左の鼻がつまる事が多いそうです。鼻汁はあまり出ないそうです。発熱は無いそうです。
・気道は正中にあり、甲状腺の腫脹や萎縮はありませんでした。頸部-鎖骨部のリンパ節腫脹はありませんでした。
・左頸部の椎前筋群と胸鎖乳突筋は右の同筋群に比べて緊張と圧痛が著明にありました。
・直近の内視鏡検査ではバレット食道は無いそうです。
・血圧はやや高めだそうですが、具体的数字は覚えていないそうです。血液検査での異常は無いそうです。
・便は毎日1-2回ほどの排便があるそうです。
・1か月ほど前から、右の鼠径部(ASISの内下方3~4cm)に間欠的な腹痛が生じるそうです。内科の診断では「便が溜まって炎症が生じているのでしょう」との事で、抗生剤の処方で痛みは解消したそうですが、その薬が無くなると又同部に腹痛が生じているそうです。
・上記腹痛が解消すると、そのほぼ真裏の腰部で鈍い腰痛が生じるそうです。そしてその腰痛が消失していきだすと腹痛が生じるといったように、腹痛と腰痛が交代して生じるそうです。腰痛は安静時でも生じるそうです。
・胸部聴診上、特段の所見はありませんでした。
・腹部視診上、腹部全般的に陥没していました。
・腹部聴診上、血管雑音は無く、グル音はやや弱めで聴取出来ました。
・腹部触診上、肝脾腫は無く、抵抗感・腫瘤感もありませんでした。しかし、回盲部、盲腸部-上行結腸部、心窩部-臍部、左季肋部、十二指腸部(D1~D2)に著明な緊張と圧痛がありました。
 
 
 
➂ 治療目標と整体治療
     ⑴ 蝸牛の内-外リンパ管(前庭水管・蝸牛小管)を減圧する
・静脈還流促進テクニック
・迷路静脈解放テクニック
 
 
 
 
④ 経過と結果・・・
・初診治療後、「(治療前に比べて)30%~40%ほど(耳鳴りが)小さくなっています」と仰っていました。
・3診目来院時、「不思議と一度も耳鳴りが出ませんでした」と驚いておられました。一応、これで様子を見てもらう事にして、今回の整体治療を終了する事にしました。
 
 
 
⑤  今回の症例の概説、、、
・最近、当院での耳鳴り患者さんが急増し、その多くはよく似た原因で発症しているようです。それは「内耳のリンパ液のうっ滞」が主因と考えられます。そしてその内耳リンパ液がうっ滞されている主な部位は内耳にあると言うより、内耳より下方の”頸部”にあるのでは、と思われます。
 
 

 
・江戸時代から明治時代に大変換した日本国の様々な変革の中の一つに、明治四年に義務教育制度が導入されました。その時から日本の子供たちは皆「椅子に座って机の上にある教科書を注視する為に顔(首)をやや下前方を見る姿勢=頸部がやや前屈姿勢=」を取るようになりました。
 
・また同じ時期、日本国民の産業スタイルも大きく変革し、「腰を曲げて作業する」農耕中心の産業から、軽工業⇒重工業⇒IT産業と大きく舵が切られ、昭和の中-後期から平成⇒令和の時代にかけては多くの日本国民が「椅子に座って机の上にある書類やパソコンを注視する為に顔(首)をやや下前方を見る姿勢=頸部がやや前屈姿勢=」の社会人が大半を占めるようになりました。
 
・以上の共通項は=頸部がやや前屈姿勢=です。つまり、我々日本国民の大半は(子供の時から大人になってまで)腰を曲げる作業姿勢から首を曲げる作業姿勢になったわけです。ですから当然負荷が加わる身体部位も時代とともに変化してきたわけです、、、そうです「腰から首に…」変わってきたのです。
 
・従って、いわゆる生活習慣病も首=頸部に関係する病態が増えるのが当然です(☚当然、姿勢だけが関与しているのではありませんが)。眼も、鼻も、口も、そして耳も、、、です。今回のSさんの耳鳴りも頸部を整体治療する事で即効的に改善していきました。その解剖生理学的な詳細は今までの耳鳴りの症例で何度も記してきましたので、下記の1~4症例の概要をご参照ください。
 
 
 
・また=頸部がやや前屈姿勢=についての関連コラム「ストレートネック・スマホ首、、、ならぬ義務教育首、とその関連愁訴」も併せてご参照ください。
・それでは皆さん、私たちの首=頸部をもっと大事に使いましょう・・・。
 

 

● 治療のお問い合わせは下記まで

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

付属治療室

JHSC整体治療室

●診療時間 【予約制】
 ・午前診…10時~13時
 ・午後診…15時~18時

●診療日
 ・月曜日~金曜日
 (水曜日=午前診のみ)
 ・第2土曜日、第4土曜日=午前診のみ

●休診日
 ・第1土曜日、第3土曜日、日曜日、祝日

●治療費
 ・初 診 7,500円
 ・2回目以降  5,000円
●住所 大阪市都島区善源寺町1-5-43 アイムワンビル2F

      地下鉄谷町線都島駅 4番出口徒歩2分
●電話 06-6180-6880 

メールでのご相談・治療予約はこちら



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

● 本学院-入学のお問い合わせは下記まで

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

2年制整体学校

ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院


次の二つのコースからどちらかを選んで入学して頂けます。

1 本科2年課程 (一般の方が入学するコース)
2 プロコース (鍼灸師、理学療法士などのプロの方が入学かるコース)

 

●住所 大阪市都島区善源寺町1-5-43 アイムワンビル2F
      地下鉄谷町線都島駅 4番出口徒歩2分
●電話  06-6180-6880
●メールでのご相談資料請求体験入学…受付中


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

患者さんが通院される主な地域
大阪市、淀川区、東淀川区、西淀川区、大淀区、福島区、中央区、北区、旭区、都島区、此花区、大正区、東成区、城東区、住吉区、住之江区、平野区、守口市、門真市、寝屋川市、交野市、枚方市、東大阪市、大東市、八尾市、四条畷市、藤井寺市、柏原市、吹田市、豊中市、摂津市、茨木市、高槻市、箕面市、池田市、川西市、尼崎市、西宮市、芦屋市、神戸市、堺市、岸和田市、和泉市、泉佐野市、奈良市、生駒市、京都市、
亀岡市,向日市、長岡京市、松山市、岐阜市、広島市、横浜市、東京都、和歌山市、名古屋市、北海道-札幌市、鹿児島市、島根県