日本ファミリーオフィス協会 -85ページ目

マック赤坂

今日、海江田万里さんからダイレクトメールを頂いた。思えば3年前に「お金の教室」というものを私がやっていた時に一度講師として来ていただいたのだ。たまたま私が東京一区に住んでいるので、海江田さんの選挙区になっている。一区では自民党から与謝野馨さんが出ており、この方とは以前、囲碁関係の場所でお会いしたことがある。東大時代は囲碁部だったようで、政治家の中では実力は一番だろう。でも、小沢一郎さんと公開対局をして「負けた」こともあるようで、不思議なものだ。


東京一区で何より不思議なのは、「マック赤坂」氏だ。この方には数年前に赤坂のシティクラブオブ東京でお目にかかった。全くの世間話をしていたのだが、髪の毛を染めている以外は全くの普通の方だった。不動産関係のお仕事をされているようで、まあまあどこにでもいる方だ。


ところが、その後の東京知事選でこの人が立候補していたのには驚いた。「日本スマイル党」なるものをつくっているそうで、何とレオタード姿で街頭で踊っている姿を見かけた。確かに、道行く人は全て「スマイル」だ。今度も

東京一区から立候補しており、彼のポスターには人気が集まっているようだ。おばさんがそのポスターを見て、「スマイル」している姿を目撃した。


この暗い時代にこういう方の存在は貴重だ。しかし、実際問題として8月30日の選挙では誰に入れるか、悩むところだ。もう大勢は民主党勝利で決まっているのだろうが、政権交代後の混乱を思うと憂鬱になる。高速道路の無料化などは有難いが、公務員削減は役人からものすごい抵抗に会い、相当な混乱になるだろう。今度こそ自民党にはできなかった本当の改革をやってもらいたいものだ。

「ファミリーオフィス」の本当の意義ー日本をタテ割り社会からヨコ割り社会へ

日本は特に明治維新後、タテ割り社会になったと言われている。キャッチアップが必要な状況、あるいはお手本がある状況では、確かに役所のようにタテ割りにして、そのことだけをする方が効率は上がっただろう。しかし、キャッチアップが終わった今、タテ割りの弊害は行政のみならず、我々の生活面にも及んでいる。


忙しいときに、誰か自分にもコンシェルジュがいて、何でもやってくれたらどんなにか助かる、と思った経験は誰にでもあるだろう。残念ながら現実の日本では、高級ホテルにでも泊まらない限り、こんな便利なコンシェルジェにはめぐり合えない。そのコンシェルジェも欧米と違い日本では、何でもかんでもやってくれるわけではない。


そこに、超富裕層のコンシェルジュたる「ファミリーオフィス」が日本にもできた。弊社(永田町ファミリーオフィス)がそれで、お客様のニーズは全てカバーする。代表的な業務は医療(名医の紹介)、法務、税務(優秀な弁護士や税理士の紹介)、子弟教育(教育コンサルの紹介など)である。昨年は弊社ではお客さまのお墓の移転もやった。本当にニーズのあることは何でもするのだ。


こういう業務が根f付けば、日本での「ヨコ割り業務の成功例」の一つとなる。小さな一歩だが、「草の根からの改革の一歩」になりうると考えている。


かつて、ハーバードの先輩である元通産省の一柳良雄さんからアドバイスを頂いたが、「新しいことをする時には小さな成功を繰り返すこと」が肝要だそうだ。同じことは他の方からも聞いたが、成功事例がない限り新しいことをする、あるいは「これで日本が変わる」と言うこと自体がうさんくさく思われるのだろう。現に、富裕層ビジネスの分野でもそういう大言壮語をして、実は詐欺師だった人が結構いるのだ。困った話だが。


「ファミリーオフィスの意義」は、日本の金融界を顧客寄りにするとか、超富裕層のニーズを満たすとかいろいろあるが、根本は「日本社会の構造変革」にあると考えている。タテ割り社会打破のための、小さなトリガーになることができれば、これは私の本当の喜びである。

「官僚たちの夏」秘話ー古きよき官僚の時代

最近、ますます官僚バッシングが激しい。今度の衆院選でも、官僚出身者はほとんどが落選の危機にあるという予測もある。昔は大蔵省出身というだけで当選間違いなしと言われたものだが、時代の移り変わりは激しい。


なぜこうなったのか?天下りや渡りは国民感情では許せないものだろうが、これは昔からあった。でも昔は「官僚は優秀で天下国家を考えて仕事をしている」という国民のコンセンサスがあったから、国民も天下りなどには目をつぶっていたのではないか。今は、役人は私利私欲のために働いているとしか映っていない。実態は、そんな役人ばかりではないのだが、悪いイメージはかなり浸透してしまっている。


こんな時期に「官僚たちの夏」のテレビ化とは、何ともいえないタイミングだ。これは通産省の佐橋さんという非常にアグレッシブな人と穏やかな今井善衛さんとの事務次官争いという側面もある。結局は今井善衛さんが事務次官になるのだが、この方の甥の今井尚哉さん(経済産業省勤務、安部総理の秘書官などを歴任)から今井兄弟の話を20年以上前に伺った。


私は経団連に入ったときにまず、環境問題の担当になったのだが、その時たまたま環境庁の総務課課長補佐として出向していた今井さんと知り合った。ちなみに、もう一人の課長補佐だったのがこの度、環境省の事務次官になった小林光さんだ。その当時、私は留学を考えていたが、これを知った今井さんは通産省内で、私が受けるハーバードやエールの卒業生を何人もご紹介いただいた。まさに恩人なのだ。


「官僚たちの夏」にでてくる今井善衛さんの兄弟は、「今井5兄弟」として財界でも有名だ。5男の今井敬さんは新日鉄の社長から1998年に経団連の会長になった。東大囲碁部の選手として活躍され、私も学生時代に一度お手合わせ頂いたことがある。その時は今井敬さんは新日鉄の部長だったが、もう将来の社長候補として有名だった。大学囲碁界の先輩として尊敬していた。


今井5兄弟は全て囲碁が趣味で、全員が6段以上というからすごい話だ。当然のように全員が東大卒だ。経団連の初代会長の石川一郎さんの息子さんの「石川8兄弟」が全て東大卒なのと同じだ。今井尚哉さんも血筋だろうか、非常にシャープな方で面倒見がいいことでも有名だ。私も経団連にいる間はずっと今井さんにお世話になっていた。


役所の人事は「官僚たちの夏」のように本当にわからないが(特に経済産業省はわからない。ハーバードの先輩の荒井さんや林さんのような事務次官の呼び声が高かった人でさえ、NO.2で終わった例もある)、今井さんは運も見方にするような気がする。これは世話になった者の希望も入っているのだが。



初めて終戦の日に靖国にー経団連の後輩の都議に会う

昔から靖国神社のそばに住んでいるが、終戦記念日に行ったことはなかった。そこで今日は行ってみたのだった。予想以上に右翼の車が路駐していて驚いたが、神社に入ると人の多さに驚いた。外人がビデオカメラを回しているのが目についた。


本殿の方に歩いていくと、見覚えのある男性が携帯電話をかけていた。経団連の後輩の吉田康一郎君だ。彼は民主党の都議だ。選挙区は中野、杉並だが、こういう時に顔を売っておかねばならない。吉田君は私が留学する直前に経団連に入ってきて、同じ部で隣に座っていた。私も留学直前のバタバタで彼の世話が十分できずに、本当に申し訳ないことをしたと思っている。何とか上を目指して精進してほしいものだ。


正午の黙祷をして靖国を後にしたが、またまた帰りの路上(麹町)で、大学の先輩である板沢幸雄弁護士にお会いした。板沢さんは秋田高校出身だが、同級生に早稲田の囲碁部主将だった藤井陽光さんがいる。この人は文部省を退官しているが、今度の衆議院選で秋田一区から無所属で出馬するようだ。


何か、私の周囲には無所属での出馬が多いのだが、今日、田中真紀子でさえ「組織に属さねば政策を実現できない」ということで民主党に入った状況だ。日本も本格的な2大政党制に入ったので、無所属で何かできる時代ではないのだろう。


靖国を舞台に、終戦の日とは全く関係ない「政治」を考えたひと時だった。




官僚の2大使命―予算取りと天下り先確保

今週の日経「さらりーまん生態学」で江波戸哲夫さんが官僚に対して当然だが、辛らつなコメントを寄せている要点は以下の2点だ。

①多くの予算取りと天下り先確保が至上命題の官界の在り方に自ら嫌気がささないか、

②「公務員制度改革」の骨抜きばかりに血道をあげず、自ら改革案を出すつもりはないか

これについて私からコメントを出したい。


①の自ら嫌気がささないかだが、確かに「若い時」には嫌気がさすだろう。そのことを上司に言ったりする。でも上司は「そんな生意気なことを言う前に仕事ができるようになれ」と怒鳴りつけるだろう。おそらく自分が若い頃同じように言われた通りに。組織とはそういうものだ。それでも嫌気がさして、かつ転職できる人は既に転職して役所にはいない。


②の自ら改革案だが、これは組織人としては不可能に近いだろう。組織では、特に役所では自己防衛が至上命令で「改革」は敵になる。前例主義をルールとする役所では「変える」ことに対するアレルギーは想像以上に大きいだろう。

もし、役人で「天下り反対」などと言ったら、、、おそらくは即窓際になることは間違いあるまい。自分たちの利益に反することを言う人間は組織にとって「敵」だからだ。


そうはいっても、国民の目から見ると「学校では神童と呼ばれ、東大法学部でも優秀な成績だった人がなぜこんなつまらない仕事をしているの?」という当然の疑問が沸く。これに対しては、私の親しい経済産業省のエリート(同期でもトップ)がこんな話をしてくれた。曰く「国益と省益と自分の利益の間で悩むのが誠実な官僚だ」と。


確かにその通りなのだろう。その中で「省益」(これこそが江波戸さんのいう予算の確保と天下り先の確保)を一番推進した人が事務次官になるのだろう。こういうことに嫌気が指す人はそもそも役人には向かないのだろう。出世もしない。


でも確かに江波戸さんのいうように「無駄使いと天下り先確保にしか関心がないとバレてしまった霞ヶ関にいい人材はやってこない」のも事実だ。そのことは巡りめぐって国民の不利益にもなるので、霞ヶ関改革は民主党の手で絶対にやってほしい。





政治との「距離」に悩む経済界ー今日の日経一面

今日の日経一面で、久々に「花村仁八郎」の名前を見た。戦後経団連の初代事務総長であり、私が経団連に就職したときも事務総長だった。1980年代まで行われていた経団連から自民党への政治献金(毎年130億円)の各企業への割り振り先を決める「花村リスト」の作成者だ。ともかく顔の表情が変わらず、就職面接では驚いた記憶がある。後で聞くと、お金集めに関わっているので、意図して喜怒哀楽の表情は出さないということらしい。

この話を聞いて、自分には絶対にできないことだと感じた。


経団連と自民党との関係は、平岩会長の時の政治献金廃止から変わってきた。2003年には献金を再開したものの、額は大きく減り、今度、民主党政権になったらどうするのか、全く不透明だ。中央省庁が「民主党シフト」を進めているのとは対照的だ。


しかし、2大政党制になった今、経済界がどう政治と向き合うか、答えは簡単には出ないだろう。しかも民主党は3年後には政治献金廃止をいっている。そもそもが、お金を出して大企業に有利な政策にしてもらおうという考えがおかしいともいえるが、民主主義の先頭をいくアメリカでも企業献金は当たり前になっている。何が正しいか、結論はなかなか出てこない。


企業献金がなくなった後の経団連の存在意義も問題になる。1993年に政治献金廃止をした時にも、様々なメディアから「経団連不要論」がいわれた。そのときに事務局の若手スタッフで議論したが、まだまだ経団連がやることはあるという結論だった。しかし、今度はなかなか難しいと思われる。民主党政権が誕生すると役人の力は相当

弱くなることが想定され、そうなると役人に対してもモノがいえる経団連の存在意義は薄れる。


なぜなら、大企業でも、規制があるため中央省庁にはモノが言えない。だから経団連の存在意義があるのだが、中央省庁の力が落ちると状況は一変する。大企業にとっては高い会費を払って経団連の会員である必要はなくなるのだ。日本のためにはいいことだと思うが、経団連OBとしては悲しいことになる。


ともかく、民主党政権になって経済界はどうするのか、推移を見守りたい。





渡辺さんの「みんなの党」に桜内君が参加ーハーバードの同級生

渡辺喜美さんが新党「みんなの党」を結成した。この人で本当に脱官僚が実現できるのか、疑問もあるが、ともかくマニフェストの中心は脱官僚だ。そこに、私のハーバードの同級生で大蔵省出身の桜内文城君が入ったのは、ある意味皮肉だった。彼は出身地の愛媛4区から出ているが、自民党から公認されず無所属で出るとは聞いていた。今回の渡辺新党の結成は渡りに船だったのかもしれない。でも自民党も民主党も出ているので当選までは大変だろう。


彼は、ハーバード留学時代に私の住んでいた隣の寮にいたので、時々夜、話しにいった。私の知る大蔵官僚とはちょっと違う頑固者の感じだった。帰国後もある雑誌のインタビューでセンセーショナルなことを言って組織の中では冷や飯の時もあったようだが、桜内義雄氏(元自民党幹事長)の孫と結婚して姓も変え、大蔵省をやめて政治家になると言われた時には若干驚いたものだ。大蔵省では民主党の古川元久さんと同期だ。


古川さんの方はバランスの取れた感じで、2年前にたまたま新幹線の中で会い、その時はずっと桜内君の話をしていた。桜内君は東大の剣道部主将で、公務員試験も上位で体育会系が好きな大蔵に入ったようだ。当初から政治家志望だったようで、確かに留学時代もそんな話をしていた。ケネディ兄弟を尊敬しているようで、寮の部屋にはケネディ兄弟のポスターが貼ってあった。


今回のこの状態では、周囲も出馬には反対だっただろうが、それを押し切って出馬したのは大した勇気だ。でも当選しないと彼自身、退路を断っているので、なんとか渡辺新党が「風」に乗って逆転勝利することを陰ながら祈っている。





非自民政権になったときの経団連の役割ー民主党は政治献金を廃止する

昨日の日経新聞のコラムにもあったが、民主党政権になると経団連の役割が変わるのは確実だ。そもそも、経団連が会員の大手企業から集めている「政治献金」なる仕組みは相当ユニークなものらしい。アメリカに留学した時に、日本通の学生だと「KEIDANREN」と聞いた瞬間に「SEIJIKENKIN」と言ってくるのだ。


アメリカ人に日本の政治献金について説明すると、「それは見返りを求めているのか」と必ず聞いてくる。「そうではない」というと、相当彼らは混乱する。日本では、戦後、企業が直接政治家にお金を渡し、見返りを期待したため様々な疑獄事件が起こった。その結果、経団連が見返りを求めないお金(100億円以上)を自民党に渡していた、といってもアメリカ人にはほとんど理解されない。


見返りを求めないといっても、自民党は活動資金を財界に依存していれば、財界の言うことを無視できないのは明らかだ。その証拠に、戦後の自民党の政策はほとんど経団連の意見に沿った形で決まってきた。これを、「政官財の鉄のトライアングル」と言っていた。それほど、政治家、官僚、大企業は持ちつ持たれつだったのだ。


私が経団連に入ったのは20年以上前だが(中曽根政権時代)、そのときもまだ自民党と経団連は密接な関係だった。また大企業からは優秀な方々が自民党事務局に出向していた。頻繁に大臣と経団連の朝食会もあった。

それが変わったのは1993年の自民党分裂、下野の時だった。当時の経団連平岩会長は小沢一郎に期待し、自民党への政治献金を廃止した。ある意味、すごい決断だ。それを森幹事長(当時)に通告したのは三好正也経団連事務総長(当時、当協会理事)だった。


今も時々、三好からそのときの模様を伺うが、森さんにとっては寝耳に水だったようだ。今でも森さんはその時のことを恨みに思っていることは広く知られている。三好さんに向かって「三好先輩、それはないでしょう」と言ったそうだ。もっとも誰でもそういうだろうが(ポイントは三好「先輩」と言ったことであり、三好は森さんの早稲田の先輩なのだ。ということはかなりの歳でもある)。


ともかく、民主党は政治献金の廃止をマニフェストで明記しているので、政治献金という制度はなくなるだろう。となると、経団連の意見をいかに政策に反映させるかは、政策提言の中味のみにかかってくる。これは大変なことで、改めて「経団連の存在意義」が問われる厳しい局面となる。もっとも私はもう退職しているので気は楽だが(OB会には入っているものの)。


評論家FPの空しい議論ー日本でFPが伸びなかった理由

10年ほど前、FP(ファイナンシャルプランナー)が日本でも注目された時期があった。私もその時期にCFP(公認ファイナンシャルプランナー)という資格を取った。同時に日本FP協会の会員ともなったが、今は退会した。日本のFP(CFPが最上位で、1級から3級までのFP資格もある)のレベルがあまりに低いからだ。


アメリカでは独立系FPが3万人ほどいて、その平均年収も2500万円程度と一番の人気商売である。ハーバード卒でも独立系FPが百人単位でいて(彼ら上位のFPは、いわゆるファミリーオフィス的な業務形態だ)、レベルも高い。日本でも20年前には、20年後には日本もFPの時代になる、、、とかいう協会関係者もいたようだが、今では誰もそんなことは言わない。一向に、優秀な人が独立系FPの世界に入ってこない。なぜか。。。


日本のFPは、新聞や雑誌でよく見るが、ほとんどが「評論家FP」である。実際に富裕層の顧客を持っている人はいない。富裕層の顧客がいると公言している人もいるが、それは「投信」や「保険」の客であり、包括的な相談を受けているわけではない。しかも、ピントのぼけた議論をずっとしている。


その一例が、「FPは証券仲介で金融商品を売るのがいいかどうか」という議論だ。ある評論家FPは、商品を売ると中立性が損なわれるのでダメだ、という説だ。他方、商品を売らなければ手数料も取れないし、アドバイスだけでは片手落ち、という立場の評論家FPもいる。しかし、私から言わせると、彼らは本質的なことを忘れている。それはすべては「お客様の考え方次第」という点だ。お客様が単なるアドバイスだけが欲しいならそれだけをすればいいし、実際の商品の購入までやってくれと言うならば、そうすればいいだけだ。


この「すべてはお客様次第」という考えは、今の日本のFPが持っていない視点だと思われる。口先では「顧客重視」と誰でもいうが、実際にはそうなっていないということだ。だから、日本のFPは伸びなかったのだ。顧客の立場で、顧客のニーズから考える「ファミリーオフィス」が欧米で伸びたのとは対照的だ。


私もいろいろなFPの方から相談は受けるが、それなりの方々は私の話に感銘をしてくれる。日本のFP業界を他山の石として、常に自分自身「本当に顧客の立場から仕事をしているか」をチェックしながら仕事をしていきたい。




自民党大物議員も落選の危機

私も経団連に勤めていた関係、あるいは留学先での官僚の知り合い、永田町の事務所の隣人など、いろいろな政治家(候補)と毎日のように会っている。でも今回は本当に自民党代議士には厳しいようだ。小泉チルドレンなどは今回当選できるのは数えるほどしかいないと言われている。


私の高校の同級生も前回、自民党で出馬したので比例で復活したが、今回は厳しいという予想だ。もっとも、前回の郵政選挙は異常事態で、自民党から出た人は全て比例復活しているので、今度が正常に戻るということだろう。


永田町のマンションの同じフロアに事務所を構える自民党の大物議員も、ちまたの予想では厳しいらしい。他方、同じフロアの民主党議員は楽勝のようだ。何十回も顔を合わせて世間話をした議員が落選して、このフロアから出て行くような事態になると非常に寂しい。


ハーバードの同級生で大蔵省出身の男も出馬する。無所属でだ。おそらく渡辺新党に入るということだが(渡辺喜美さんの事務所も別のフロアにある)、同じ選挙区で自民も民主も出ているので厳しかろう。でも留学時代(十数年前)から選挙に出ると言っていたので、今回は、ある意味念願がかなったということで喜ばしい。


日本は二世議員が多く、政治の不毛が指摘されて久しいが、優秀な人材が政治の世界に入らなくなっているのは国家の損失だ。また国民の民度が低いことも諸外国から指摘されている。タレント議員の多さは「政治家なんて誰がなっても同じ」という国民の誤った理解がもとになっているだろう。ようやく、2大政党制が実現し、今度の選挙は戦後初めて国民が政権政党を選べる選挙と言っていい。政治への関心はさすがに高まるだろう。