火星はマレフィックとして扱われますが、そうでもないと思っています。
何かあった時に真っ先に立ち上がるだけの瞬発力は、ほかの天体にはないんですよ。
天王星は興味がなかったらそっぽ向いてるし土星は慎重だし金星は楽しくなかったら見向きもしないし水星は立ち上がるというよりもあることをそのまま流すだけだし月は寝てるし太陽はおろおろ。木星はもはや「なんでも経験だよね」みたいな楽観的な態度なのでアテにできない。
ということで、実は火星は命を守る天体なのだということを私は言いたいのですが、これは医療でも言えることです。
医療において火星が何を示すかというと「炎症」です。
良くないイメージがありますよねぇ。
でも、炎症というのは赤くなるので、その時だけ集中して直そうと血液を集めるわけですよね。そして経過が良ければ解散する。
集中することも、血液も、赤くなることも、すべて火星管轄です。
この炎症がなければどうなるか？
そこでとどめることができずに全身に行き渡ってしまうということです。
まぁ、無理矢理言うなら全身に行き渡らせることで希釈するって考え方もなくはないと思いますが、じゃあそれって全身に症状が出るということでもありますよね。それってまずいと思うんですよ。
身体のウィークポイントは月や6ハウスカスプを見ますが、その弱いところに攻撃をされたとしたらまず火星が立ち上がります。
それは誰かから攻撃された時の怒りも同じことです。
心でも体でも、攻撃されっぱなしではいられないので、こちらからも攻撃をするということで火星を使います。
もちろんそうならないようにできればそれが一番良いのですが、わけわかんない人が攻撃してくることはあるじゃないですか。
怒りは正当なものであれば適切に出すべきだし、それをしないとハゲます。
か、炎症になります。皮膚炎とか。
ストレスで炎症が出る人はその発散場所を知らないということです。もしくは適切に発散ができないか。
発散させるのは火星なので、ここでも火星が役に立つし、火星を使わなければいつまでも同じことの繰り返しで、不当に虐げられたり、従属させられるようなことになったりします。
だから、やはり命を守るのは火星なんですよね。普段は温厚でも、必要な時には適切に出せるようにしておきたいものです。
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