原題:Extremely Wicked, Shockingly Evil and Vile(2019年)
評価:★★★☆☆
【STORY】
1969年、ワシントン州シアトル。シングルマザーのリズ(リリー・コリンズ)は、バーでテッド・バンディ(ザック・エフロン)と出会う。やがて彼女はテッドと暮らすようになり幸せをかみしめていたが、誘拐未遂事件の容疑でテッドが逮捕されてしまう。突然の出来事に戸惑うリズは、別の誘拐事件でテッドの愛車フォルクスワーゲンらしき車が目撃されていたことを知る。テッドは誤解だと説明するが、数々の事件への彼の関与が判明する。(シネマトゥデイ)
【CAST】
ザック・エフロン
リリー・コリンズ
カヤ・スコデラーリオ
ジェフリー・ドノヴァン
アンジェラ・サラフィアン
etc,,,
1970年代のアメリカを震撼させた殺人鬼テッド・バンディの実録ドラマ。
その凶悪さに加え、恋人の視点からの善人としての一面も描く。
メガホンを取るのは『ブレアウィッチ2』などのジョー・バーリンジャー。『WE ARE YOUR FRIENDS ウィー・アー・ユア・フレンズ』などのザック・エフロン、『シャドウハンター』などのリリー・コリンズ、『ザ・シークレット・サービス』などのジョン・マルコヴィッチらが出演する。
本作はエリザベス・ケンドールが1981年に発表した回顧録『The Phantom Prince: My Life with Ted Bundy』を原作としている。
原題の「Extremely Wicked, Shockingly Evil and Vile(極めて邪悪、衝撃的に凶悪で卑劣)」は、被告人のテッド・バンディに死刑を言い渡す際、裁判長のエドワード・カワートが読み上げた判決文の中に含まれていた文言である。
諸外国ではNetflixでの配信のみでしたが、日本でのみ劇場公開されたそう。公開時気になっていたのです観れてうれしい!もっと前の作品な気がしてたけど最近でしたね。
自分にすごく優しくしてくれる恋人が何十人もの女性を惨殺していたなんて裏の顔がすごいなって思ったけど、逮捕されて刑務所に入って裁判にかけられて~って展開が急というか。惨殺シーンとかがないからかな?テッド・バンディという人物にフォーカスした映画でちょっと思ってたのと違った。
法学生だからと自分で自分の弁護をするってなんか異常というか。他に弁護してくれる人がいなかったのかもしれないけど。でも歯形とか証拠もあるのにあそこまで潔白を主張する図太さもすごい。そしてあの状況でテッドの助けになりたいというキャロルね。しかも女児を授かって妻となるというのもなかなかすごい。
実はリズが警察にテッドが犯人か追って通報してた展開はびっくり。でも自分が彼の人生を狂わせたかもとか、でも愛した人だしとかいろいろ苦悩があったんだと思うとつらかっただろうなぁ。
ハーレイ・ジョエル・オスメントも出ているのですが、一時期役で太ったと思ってたけどもうあの体系が通常になったんか?って感じでこの映画でもふくよかでしたね。エンドクレジットにわかっているだけの犠牲者の名前が出てくるのですが、悲しい。実際の映像もあり、忠実に再現してたんだな。