グリーンブック | Let's watch a movie, shall we?

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2009.02.16~ Blog開始

原題:Green Book(2018年)

評価:★★★★☆

【STORY】
1962年、ニューヨークの高級クラブで用心棒を務めるトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は、クラブの改装が終わるまでの間、黒人ピアニストのドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)の運転手として働くことになる。シャーリーは人種差別が根強く残る南部への演奏ツアーを計画していて、二人は黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに旅立つ。出自も性格も違う彼らは衝突を繰り返すが、少しずつ打ち解けていく。(シネマトゥデイ)

【CAST】

ヴィゴ・モーテンセン

マハーシャラ・アリ

リンダ・カーデリーニ

ディミテル・D・マリノフ

マイク・ハットン

イクバル・テバ

 

etc,,,

 

黒人ピアニストと彼に雇われた白人の用心棒兼運転手が、黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を手に人種差別が残るアメリカ南部を巡る人間ドラマ。

 

はじまりへの旅』などのヴィゴ・モーテンセンと、『ムーンライト』などのマハーシャラ・アリが共演。『メリーに首ったけ』などのピーター・ファレリーが監督を務めた。

 

 

アカデミー賞の前哨戦の一つとされるトロント国際映画祭で、最高賞の観客賞を獲得。第91回アカデミー賞では、作品賞・助演男優賞など三部門を受賞した。

 

アカデミー賞受賞作ということもあり話題だった作品をこの度初鑑賞!この映画をお勧めしてくる友人も多く、気になっていたので観れてよかった!

 

この映画を観るとケンタッキーを食べたくなるというのをよく耳にしていたので気になっていたのですがなるほどでした。「ケンタッキー州に来たからケンタッキーフライドチキン食べなきゃ!しかもバケツで買っちゃう!」っていうのが可愛すぎ。そして骨はどうすれば?というドクにこうすりゃいいんだよ!って窓からポイって捨てて2人が楽しそうにしてるシーンウケた。でも自然に返らない飲み物のごみを捨てるのは許さないあたりも最高。そしてしょっちゅう「Eyes on the road.」って注意されるトニーも最高。

 

 

昔の黒人の扱われ方ひどさたるや。そんな時代にただ耐えて愚直に生きているドクがすごい。そんなドクだからこそ「暴力は敗北だ。品位を保つことが勝利をもたらすのだ」って言えるんだよな。プライドを捨てたわけではなく正当な権利として凛とした態度が素敵でした。ていうかそもそも黒人が利用できる施設が書いてあるガイドブック“グリーンブック”っていうものの存在がやばい。

 

徐々にトニーとドクの間が打ち解けていく過程もよくて、最後のほうで黒人たちが集う酒場で楽しそうに演奏してるシーンは印象的だったし、クリスマスイブに間に合わせようと運転変わってあげたドクとパーティーに戻ってきてくれて嬉しそうにハグするトニーがとてもよかった!これが実話なんだもんな、人の数だけいろんなストーリーがあって良いね!

 

個人的にトニーのホールピザの食べ方の豪快さもなかなかツボでした。

 


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