№9 前衛路線?アグレッシヴに《ブッカー・アーヴィン(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
        ジャズサックス「ブッカー・アーヴィン」のレコード紹介です。ルンルン

 

前衛路線に一歩、グレッシヴに変化

不快・違和感が、安定な響きを

この程度にえて欲しいんだが

一句

  “ アグレッシヴ やる気削ぐのも どかしい ”
⑨『ザ・スペース・ブック』(64.10)
《The Space Book/Booker Ervin》
ブッカー・アーヴィン(ts)、ジャッキー・バイヤード(p)、リチャード・デイヴィス(b)、

アラン・ドウソン(ds)。

《Booker Ervin Blog紹介》
③『That's It!』(61.1)         ④『Exultation』(63.6)

№3 酔っ払い・江戸っ子「でぇえ~いぃ」      №4 テキサス産れの「べらんめぇえ~」

⑤『The Freedom Book』(63.12)   ⑥『The Song Book』(64.2)

№5 「喧嘩腰」カルテット!開演                     №6 最高速度達成「べらんめぇえ~」

⑦『The Blues Book』(64.6)          ⑧『Groovin' High』(63~64)
№7 独創「べらんめぇえ~」独走し          №8 祭囃子!投げ捨てアクセント


Bookシリーズ第4集、最後となる。
このアルバムには珍しくローな曲が収録されている。

A#2「I Can't Get Started」、スローな曲。

 

「べらんめぇえ~」流石に江戸っ子の捲し立てはない。
ましてや、「投げやり」にフラットするアーヴィン節もない。
だが、バラードのを成してない。

 

ブッ飛ぶアメ車の暖機運転のような。

ブッ飛ばしたくて「ズウズ」してる、そんなアーヴィンが聴ける。
心落ち着け、バラードでも。そんなのとても期待出来ない。

B#2「There Is No Greater Love」、この曲もスローテンポ。
大きな変化をみせるのが、バイアード(p)とデイヴィス(b)。

衛路線にさらに一歩近づく。

不快・違和感な音が、安定な響きを聴かす。

B#1「Mojo」は③『That's It』にも収録(3年前)。
③のメンバは全員異なり、淡々ベースの4ビートだった。
この⑨では前衛に一歩進み、よりグレッシヴに変化した。
この定番メンバ、この程度の変化で抑えて欲しいもんだ。

  一句

      “ アグレッシヴ やる気削ぐのも どかしい ”

 

音譜 アメ車の暖機運転、ブッ飛ばしたくて「ズウズ」の音をお聴き下さい 《A#2の曲》

音譜 前衛に一歩進んだ「グレッシヴ」なサウンドをお聴き下さい  《B#1の曲》

《Booker Ervin Blog紹介》
①『The book Cooks』(60.4)    ②『Cookin'』(60.11)

№1 「べらんめぇえ!」江戸っ子か?        №2 「あ~れぇえ~」アーヴィン節登場