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ジャズサックス「ブッカー・アーヴィン」のレコード紹介です。
前衛路線に一歩、アグレッシヴに変化!
不快・違和感が、不安定な響きを!
この程度に抑えて欲しいんだが!
一句
“ アグレッシヴ やる気削ぐのも もどかしい ”
⑨『ザ・スペース・ブック』(64.10)
《The Space Book/Booker Ervin》
ブッカー・アーヴィン(ts)、ジャッキー・バイヤード(p)、リチャード・デイヴィス(b)、
アラン・ドウソン(ds)。
《Booker Ervin Blog紹介》
③『That's It!』(61.1) ④『Exultation』(63.6)
№3 酔っ払い・江戸っ子「でぇえ~いぃ」 №4 テキサス産れの「べらんめぇえ~」
⑤『The Freedom Book』(63.12) ⑥『The Song Book』(64.2)
№5 「喧嘩腰」カルテット!開演 №6 最高速度達成「べらんめぇえ~」
⑦『The Blues Book』(64.6) ⑧『Groovin' High』(63~64)
№7 独創「べらんめぇえ~」独走し №8 祭囃子!投げ捨てアクセント
Bookシリーズ第4集、最後となる。
このアルバムには珍しくスローな曲が収録されている。
A#2「I Can't Get Started」、スローな曲。
「べらんめぇえ~!」流石に江戸っ子の捲し立てはない。
ましてや、「投げやり」にフラットするアーヴィン節もない。
だが、バラードの体を成してない。
ブッ飛ぶアメ車の暖機運転のような。
ブッ飛ばしたくて「ウズウズ」してる、そんなアーヴィンが聴ける。
心落ち着け、バラードでも。そんなのとても期待出来ない。
B#2「There Is No Greater Love」、この曲もスローテンポ。
大きな変化をみせるのが、バイアード(p)とデイヴィス(b)。
前衛路線にさらに一歩近づく。
不快・違和感な音が、不安定な響きを聴かす。
B#1「Mojo」は③『That's It』にも収録(3年前)。
③のメンバは全員異なり、淡々ベースの4ビートだった。
この⑨では前衛に一歩進み、よりアグレッシヴに変化した。
この定番メンバ、この程度の変化で抑えて欲しいもんだ。
一句
“ アグレッシヴ やる気削ぐのも もどかしい ”
アメ車の暖機運転、ブッ飛ばしたくて「ウズウズ」の音をお聴き下さい 《A#2の曲》
前衛に一歩進んだ「アグレッシヴ」なサウンドをお聴き下さい 《B#1の曲》
《Booker Ervin Blog紹介》
①『The book Cooks』(60.4) ②『Cookin'』(60.11)
№1 「べらんめぇえ!」江戸っ子か? №2 「あ~れぇえ~」アーヴィン節登場