№5 「喧嘩腰」カルテット!開演《ブッカー・アーヴィン(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルン ご訪問ありがとうございます。
        ジャズサックス「ブッカー・アーヴィン」のレコード紹介です。ルンルン

 

「Book」第一弾、「べらんめぇえ~」本格始動

アクセル全開、ブレーキ・ぶっれ、

江戸っ子長屋4人「嘩腰」カルテット・開演

一句

   “ べらんめぇえ~ 他人が聞けば 嘩腰 ”
⑤『ザ・フリーダム・ブック』(63.12)
《The Freedom Book/Booker Ervin》
ブッカー・アーヴィン(ts)、ジャッキー・バイヤード(p)、リチャード・デイヴィス(b)、

アラン・ドウソン(ds)。

《Booker Ervin Blog紹介》
①『The book Cooks』(60.4)      ②『Cookin'』(60.11)

№1 「べらんめぇえ!」江戸っ子か?         №2 「あ~れぇえ~」アーヴィン節登場

③『That's It!』(61.1)           ④『Exultation』(63.6)

№3 酔っ払い・江戸っ子「でぇえ~いぃ」          №4 テキサス産れの「べらんめぇえ~」
 

本格始動「べらんめぇえ~」。

アクセル全開、ブレーキ・ぶっれ、驀進。

「Book」シリーズ第一弾、この番メンバで燃えたぎる。

名前Bookerをもじった「Book」Bookerとは本屋さん

 

聴きどころは1曲目「A Lunar Tune」、「べらんめぇえ~」調がブチ跳ぶ。

半狂乱のアーヴィン、狂った音のバイアード、叩き尽すドウソン、

弦が跳ぶデイヴィス。横綱級関取・4人総当りが凄まじい。

 

ピアノのバイアードはフリー系が得意技。

この特技&アーヴィンのH.バップはイブリッド・モード。

った奴等が魅せる異様なエネルギーが渦を巻く。


R.デイヴィスのベースはテクを見せる訳ではない。
弦を弾いた瞬間の「リ~ン」の迫力が眼前に迫る。
このベースの響きが、R.ヴァン・ゲルダー(録音)の威力。

ウーハーをブチりそうで、要らぬ心配を・・・。

A.ドウソンが加入し、超ハイテンポに走りまくる。
「べらんめぇえ~」「てやんでぇえ~」早口で怒鳴りつける。
まるで「嘩腰」フレーズ、し立てるのはドウソンのドラム。

「八っあん」「熊さん」・・江戸っ子長屋4人、「喧嘩腰」カルテット。

  一句

     “ べらんめぇえ~ 他人が聞けば 嘩腰 ”

 

音譜 注耳・1曲目!「嘩腰」カルテットのやりとりを楽しんで下さい  《フルアルバム》