№4 テキサス産れの「べらんめぇえ~」《ブッカー・アーヴィン(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルン ご訪問ありがとうございます。
        ジャズサックス「ブッカー・アーヴィン」のレコード紹介です。ルンルン

 

「ゴリ・ゴリ」々しい録音・プレスティッジ移籍

「べらんめぇえ」調、テキサス出身が起源??

豪放・豪快・荒っぽいキサステナーの「男道」

一句

   “ 豪快に キサス産れの べらんめぇえ ”
④『イグザルテイション』(63.6)
《Exultation/Booker Ervin》
ブッカー・アーヴィン(ts)、フランク・ストラジャー(as)、ホレス・パーラン(p)、

バッチ・ウォーレン(b)、ウォルター・パーキンス(ds)。
《Booker Ervin Blog紹介》
①『The book Cooks』(60.4)      ②『Cookin'』(60.11)

№1 「べらんめぇえ!」江戸っ子か?         №2 「あ~れぇえ~」アーヴィン節登場

③『That's It!』(61.1)
№3 酔っ払い・江戸っ子「でぇえ~いぃ」


レコード①~③の3社を経て、この④からレスティッジ社へ移籍。
ここから今後有名になる「Book」タイトルが続出。


プレスティッジ社の最大の特徴は、R.ァン・ゲルダーの録音。

「ゴリ・ゴリ・ン・ゴン」の生々しい音が凄い。

アーヴィンが「がばっ」と立ち、一歩手前でブリブリ吹きまくる。
音の張り出し・ド迫力がプレスティッジ社の最大メリット。

この④の目玉はF.ストラジャーとの協演。
彼の初リーダ作『Fantastic』で過激な演奏のファンになった。
このレコードではまるで借りて来た
『Fantastic』のように暴れまくれば、半狂乱・異端児合戦が聴けたが。

「ナ~ニ、言ってやんでぇえ~」「べらんめぇえ~!」

べらんめぇえ調アーヴィン、ここでは少し大人しぎみ。
ストラジャーに遠慮? or 新たなグループで調子づかない


「べらんめぇえ」調の起源は何か??

アーヴィンの出身地・キサスが起源とされる。
テキサステナー、ホーンカーの有名人アーネット・コブ。
彼に共通する「豪放・豪快・っぽさ」がそのまま。


テキサステナーを起源とした独特の節回し「べらんめぇえ」調。

ナンバーワンでは無いが、ンリーワン。

何処を探してもこんな奴は居ない。似た奴も居ない。

  一句

     “ 豪快に キサス産れの べらんめぇえ ”


こんな音を極端に毛嫌う有名評論家「島靖国」。
「吹き過ぎて敗北した男・・・・、

聴き手の意向を無視したマスターベーション・・」。(抜粋)
耳でジャズを聴き、メロディーと単純4ビートしか解らない方。
ジャズを感できない老人なんだろう。
「生き様のジャズ」が聴けないとは、可哀想なもんだ。

 

音譜 まだまだ弱々しい「べらんめぇえ~」調をお聴き下さい     《フルアルバム》