№6 幸せボケ!音はケツマづき《タル・ファーロウ(g)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

♪~♪ ご訪問ありがとうございます。

        ジャズギター「タル・ファーロウ」のレコード紹介です。 ♪~♪

 

結婚休業から10年後の帰第一作

A.ドーソンのドラムがけたたましく鳴り、タルを
逃げるように太い音が駆け回るが、音がツマづき・・

一句

   “ 幸せに ボケるや音は ツマづき ”

⑥『ザ・リターン・オブ・タル・ファーロウ』(69)
《The Return Of Tal Farlow/Tal FarLow》
タル・ファーロウ(g) 、ジョン・スカリー(p)、ジャック・シックス(b)、アラン・ドーソン(ds)。
《YouTubeリンク:The Return Of Tal Farlow》

《Tal FarLow Blog紹介》

②『The Interpretations』(55)   ③『The Swinging Guitar』(56)

№2「樽(タル)の音はドラムに勝る」       №3「タル&コスタ!双子・二人三脚

④『Fuerst Set』(56)         ⑤『Music Of Harold Arlen』(59)
№4「相撲協会運動会?ギター&ピアノ」      №5「結婚休業中製作!だる~いBGMジャズ

 

タルは58年に結婚し引退、10年後の帰第一作が当⑥のレコード。

1曲目は「Straight No Chaser」。イスピードで果敢に挑む。

復帰作1曲目を飾るには最高のお膳立て。


ドーソンのドラムがけたたましく鳴り、タルをおる。
しかし、タルの腕は落ちた。

ハイテンポが売りの曲に指がいつかない。
特に、エンディングテーマ。

追いかけられ・逃げるように太い音が駆け回るが、音がツマづく。

  一句

     “ 幸せに ボケるや音は ツマづき ”


オープニングの曲、一抹のしさを感じる。
休業中の作品⑤の軟弱BGMジャズに比べれば価値観は高い。
ドーソンのドラムのメリハリで、
気のタルが聴ける貴重な1枚。
タルの特異な・
徴的演奏は他に、ピアノのコスタとの協演盤。
③『The Swinging Guitar』、④『Fuerst Set』が貴重といえる。