№3 不安定な音空間がストレスを・・《ボビー・ワトソン(as)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルン ご訪問ありがとうございます。
          ジャズサックス「ボビー・ワトソン」のレコード紹介です。ルンルン

 

音を「ばらまく」安定な音場空間

変則8ビート・パーカッション打法の乗効果

両者合体音がトレス・テンションのピークに
 ②『ラウンド・トリップ』(85)
《Round Trip/Bobby Watson(as)》
ボビー・ワトソン(as)、ピエロ・バッシニ(p)、アッチリオ・ザンチ(b)、
ジャンピエーロ・プリナ(ds)。

《Bobby Watson Blog紹介》

①『Appointment In Milano』(85)①『Beatitudes』(83)
№1 没個的音色は8beatでgroove!!     №1 経歴・所在不明&意味不明

②『Robert&Bobbyの紹介』
№2「ロバート」or「ボビー」ワトソン、同じ奴??


①『Appointment In Milano』と同じメンバー、同年録音。

癖の無いストレートな音は変わらない。
繊細・優しい音からダイナミックな音まで、

上下左右・横無尽に音が走り回る。


音の表現が多彩でクワク感がとまらない。
ただ、4ビート・ドラムのド下手クソさは①と変わらない。
あまりにも単純過ぎるシンバルレガートは、耐えれない。

このレコードの聴かせ所は、「Round Trip」(作曲O.コールマン)。
強弱・抑揚のないストレートな音をラマクように投げ付ける。
この曲だけは、流れるようなメロディーが、一切無い。


1音・1音が何の果関係も持たないようにバラ撒いていく。
不安定な音空間にトレスを感じる。

このアンバランスがワクワク・ドキドキさせる。
 

この曲のドラムが凄い、パターン化したリズムを叩かない。
変則8ビート?ーカッション的打法でドラムを叩きまくる。
ワトソンのアンバラ音空間とパーカッション打法の乗効果は、
聴いたことの無い音場空間を創り上げている。

 

音譜 不協和音がもたらす安定な音場空間、ドラムのリズムとの相乗効果が面白い。