№5 未来永劫・永久保存・聴き倒しの1枚《ウディ・ショウ(tp)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
        ジャズトランペット「ウディ・ショウ」のレコード紹介です。音符

 

リリアントにモードで爆発F.ハバード

オームにH.バップで心を唄うW.ショウ

R/Lch両者入替り、リル&ストレス・興味倍増
 

⑤『ダブル・テイク』(85)
《Double Take/Freddie Hubbard & Woody Shaw》
ウディー・ショウ(tp)、フレディー・ハバード(tp)、

ケニー・ギャレット(as,fl)、マルグリュー・ミラー(p)、

セシル・マクビー(b)、カール・アレン(ds)。

《Woody Shaw Blog紹介》

 ①『The Iron Men』(77)  ②『Stepping Stones』(78)

№1 前衛派の臭いを残す         №2 ジャズの王道と伝統の息吹

③『United』(81)       ④『Master Of The Art』(82)

№3 粋の空間!見せ場の一発     №4 派手見せ・大道芸人的パフォーマンス


この作品はジャズ一級品。

一糸乱れぬリズム&スリル・緊張感が継続する。
 

最近、70年代以降に特化し、聴きまくっている。が、
「今まで聴いた70年代以降のジャズは何だったんだ」

と、この1枚が訴える。

ブルーノート・レーベル復興に相応しい演奏。

モダンジャズの軌跡を辿る字塔になる1枚。
 

新たな技法・奏法を持ち込んだモノでは無い。
ハードバップ、モード奏法のリキタリのジャズ。
だが、昔々から楽しんできたジャズの醍醐味を凝縮。

2本トランペットは珍しい。
Rchからリリアントにモードで圧倒するのはハバード。
Lchからは、オーム・トーンでH.バップで繰り出すショウ。

 

バードの中低域の太く、大らかなトーン。

ハイトーンは膜を破れかぶれにするブリリアントな響き。

モード音階で上下に揺さぶり、天国・地獄を駆けづり回る。

 

ョウの心タップリのフレーズはウオームに。

今までの集大成となる力量を如何なく発揮。

2人を比べ・楽しめる最良の演奏だ。


ところが、曲によってはR/Lch入れ替わって録音。
どっちが・どっち? と思うと、より一層緊張感が楽しめる。

この1枚は来永劫・永久保存・聴き倒すレコードになるだろう。

 

音譜 2人を比べ・しめる最良の演奏です、お楽しみください。