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ジャズトランペット「ウディー・ショウ」のレコード紹介です。
「モールス信号」を吹いてる?
突発的奇声音は要らない!
前衛派の香りを残す一作だが・・
①『ジ・アイアン・メン』(77) 《The Iron Men/Woody Shaw》
ウディー・ショウ(tp)、アンソニー・ブラクストン(as,ss)、
アーサー・ブライス(as)、ムハール・リチャード・アブラムス(p)、
セシル・マクビー(b)、ヴィクター・ルイス(ds)etc.。
ウディー・ショウが好きだ。
この人、地下鉄事故(88年)で44歳で死亡。
だから、残されたレコードは多くはなく貴重。
ジャズの王道・伝統ベースの歌心&刺激。
だが、このアルバムは駄盤。
フレーズがメロディアスでない、煮ても焼いても喰えない。
「モールス信号でも吹いてるのか?」。
突発的に奇声を上げるように音を噴出。
モーダルな一面もあるが、活かされていない。
ハイトーンのテッペンの音はツブレ、醜い限り。
ブラクストン(as)が入る曲は、前衛っぽくアオッテくる。
ショウも付き合ってグチャグチャ。
テーマがアンバランスだから、雑音マガイのアドリブに。
聴いてる方も辛抱できない。
70年に初リーダ作をリリースし、前衛路線真っしぐら。
当①は33歳・77年の演奏、前衛路線の臭いを残す一作。
どうしても、この臭いが好きになれない。
前衛っぽくアオッテくる刺激の音をお楽しみ下さい。