☆ささやかな人工内耳生活☆

インターホンは苦手

ピンポーンインターホンが鳴るのは99%宅急便なので、つい出てしまいました。「¥&@&&?@&¥%#」なんて言ってるのか全然わからない❗️プチパニックになりました娘が在宅していたので「全然わかんない！ちょっと聞いてー！」と言って聞いてもらいました。「〇〇銀行ですが、担当が変わったので、ご挨拶と、キャンペーンのお知らせです。」とのこと。その銀行は私のパートの給料振り込み指定の銀行ですが、ATMしか使っていないのに、担当と言われてもポストに入れといてくださいとだけ言ってインターホンを切りました。インターホンでの聞き取りは苦手です。もし娘がいなかったら、どうやって対処したんだろうインターホンじゃ聞こえないからとわざわざ出て行って面倒なことになる、と言う経験が何回かあります久しぶりに気が滅入りましたが、ふと、障害者雇用で働いていた金融機関のことを思い出しました。そこでは電話やダイレクトメールを不要とする顧客には名簿に✖️がしてあり、その人を抜かして営業していました。そっか！断れば相手も手間が省けるし、こちらもビクビクしなくて済むってこと早速、名刺に書かれていたメールアドレスに「今後は電話や自宅訪問は控えてください。投資は、しません」とメールしました。すぐに副支店長から返事が来て「貴重なご意見ありがとうございました。今後は、電話と訪問を控えさせていただきます」ということでしたひと安心です

麻生圭子さんが人工内耳装用者であることを知った記事で思い出したこと

最近、麻生圭子さんが人工内耳装用者であることを知りました。66歳は再構築世代！小泉今日子に浅香唯らのヒット曲を手がけたエッセイスト・麻生圭子、失聴で傷心の日々を癒した音楽との別れと「新たな“聞こえ”」 | 週刊女性PRIME感受性の強い少女が、心の病気になったとき、麻生圭子を救ったのは音楽だった。音楽の道を目指し、作詞家として'80年代にアイドルたちに次々とヒット曲を提供。しかし、耳の聞こえが悪くなり、音楽を断念、エッセイストとなる。東京、京都、ロンドンと住まいを移し、たどり着いたのは、琵琶湖畔。難聴は進行し失聴したが、昨年“人工内耳”の手術で、新たな聞こえを得た。リノベーショ…www.jprime.jp麻生圭子さんといえば、一昔前に、よくテレビでお見かけしました。きれいで、知的な雰囲気を持つ作詞家の方でした。若い時から、徐々に聴力が低下していったそうです。人前に出る職業なので、だんだん仕事の幅が狭まり、辛い思いをされたと思います。66歳で決心して人工内耳の手術を受けられたそうです。そして聞こえを取り戻した麻生さんにご主人がこう言ったそうです。「やっとひとり暮らしが終わった。」2人暮らしなのに、相手は耳が聞こえず、気楽に話ができない。ご主人も辛く、しんどい思いをされていたのでしょう。麻生さんがこの言葉をどのように感じたかは、わかりません。でも、当事者の私は、このご主人の言葉を、すんなりと受け入れることができませんでした。自分の話になりますが、私は結婚してから聴力が急激に落ち、夫との関係は悪化する一方でした。気が付けば、夫からかけられる言葉は「今日のごはん何？」「お金ちょうだい」だけになっていました。そして、人工内耳で聞こえを取り戻すと、夫は人が変わったように、私と関わろうとしてきました。ま、、人間そんなものでしょう。そして夫は言いました。「今まで俺はかわいそうだった！」私は思いましたね。それ、私に言うかな？たしかに、私が聞こえないことで、家族に不便で面白くない思いをさせてきたことは確かです。ただ、聞こえを失った当事者が、毎日毎日どんな思いで生きて来たか、、想像することはできないのでしょうか？自分の気持をわかってほしい、なんて、お互いぶつけ合っても、何も生まないことは、長い結婚生活でよくわかっている私です。自分の気持は納めて、けれど返事はせず、その場を流したのでありました。

障がい者の不安感

車椅子ユーザの方の記事ですが、共感したので書き留めておきます。助けてもらえるかどうかはその時のスタッフ次第。まるでガチャのようです。困ったことを周りの優しさや助け合いだけで補おうとすると、不安定で、障害のある人の不安感が増すことにつながります。この感じ、わかるなぁ。聞こえにくくて、話がわからない時、気安く同じことを言ってくれる人もいれば、1回聞き返しただけで怒る人もいる。仕事探しでも、難聴を伝えると、完璧に聞こえないなんてとんでもない！と不快を露わにする人もいれば、あーそうなんだ。わかるようにするから大丈夫だよ！と軽く言う人もいる。何を言いたいかというと、障害があると、人の優しさや助け合いで、どうにかしなきゃならないことがよくあるが、世間にはいろんな人がいる。「普通に」できない人を迷惑がって、ちょっとした手助けを渋り、この場に居ないで欲しい、と、平然と言うような人もいる。自分の行く先に、どんな人がいるか、それこそ行ってみないとわからない。手助けが必要な人間は、常に不安を抱えている、ということ。そこに大きく共感したのでした

転職活動撃沈

転職活動全然だめです。とにかく近所で働きたいので、徒歩圏内の保育園全て受けたけど、全て撃沈。昨日は徒歩3分の老人ホームの早朝調理補助の面接を受けました。優しそうな施設長さんに部屋に通されると、大きなモニターが❗️採用担当者と繋がっており、またもやウェブ面接でした聞いてないよーいきなりなので、人工内耳をBluetoothで繋ぐ余裕はなく、苦手なスピーカーからの音声を聞き取ることに。何度か聞き返しながら、隣に座っていた施設長さんに助けられながら、1時間にも及ぶ面接でした。質問の内容は、新卒で入った会社の就活のことから始まり、何年も前の職歴の一つひとつを舐めるように、入った理由、仕事内容、やめた理由を聞かれ続け、、どっと疲れましたアラカンですよ、私30年以上前に新卒で入った会社の就活のことなんか、聞かれると思わなかったし、聞いてどうする？と思うし、そもそも忘れちゃったよ、そんな昔のこと先日の面接も、週3日早朝だけのパートなのに、新卒並みの面接でした。ここ何十年もパートの面接受けてきたけど、内容は実質的な勤務条件などのやり取りだったのに、今回は、志望理由とか、自己PRとか、まるで新卒みたいな面接が続きました。今は短時間パートでも、新卒並みの面接をする時代になったんだろうか？結果はすぐに来て、、またもや撃沈おそらく、取る気がないから、どーでもいい質問をダラダラしていたのでしょう。それなら、さっさと済ませればいいのに。無駄に時間を使い、無駄に疲れて、腹が立ってきましたアラカンの上に聴覚障害者の私。転職はもう無理かなぁと思うこの頃です

説明し続ける大変さ

先日の新聞記事。椅子ユーザーの方のエッセイの中で、共感した言葉がありました。「説明や交渉をし続ける大変さは、障害のある人が抱える、周りからは気づかれないつらさの1つでしょう」わかるなぁ私も、自分の聞こえのこと、人工内耳のこと、何か行動起こすたびに、1から説明することに、嫌気がさしてます今、転職活動中の私。面接のたびに、人工内耳を装用していること、今は普通に会話してるけど、聞こえにくい場面があること、をいちいち説明するんですが、、しんど過ぎる相手は全然理解できなくて困っているしそりゃそうだよね。今日web面接でした。Bluetoothで人工内耳をスマホに繋げてるから、会話はスムーズに運びました。履歴書に人工内耳のこと、書いたんですが、話題に出ないまま、終了しそうになりました。このまま終われば、採用されるかもしれないけど、それじゃ騙しているのと同じで意味ないので、自分の聞こえを説明し始めました。すると、場の空気が怪しくなり、、次第に面接官からは面倒くさいオーラが何日かお試し入職して、どんな聞こえなのか、一緒に働けそうなレベルなのか、見てから、選考して、合否を決めてくれたらいいのに。自分の聞こえの説明が嫌すぎて、もう転職諦めようかな、、って気持ちになってます、、。本当、こういう説明と交渉が常について回る生活。ため息でちゃいます

仕事辞めたくなってきた

久しぶりの投稿私が働いている会社は、障がい者福祉を手広くやっています。社員さんは、障がい者の助けになりたい、と思っている人ばかりなので、優しい人が多いです。聴覚障害者である私も、やーな顔されたことがほとんどなくて。そう、とても居やすい職場なんです。仕事は未就学の障がい児支援なんですが、満足しています。時給だって悪くない。じゃあなんで辞めたいか？会社の不正行為です。明らかに不正なのに、それが厳しいノルマになっているんです。嫌で嫌でどー考えても、不正。なのに、全社をあげて、不正行為の数字を上げろと言う。上層部がよっぽど頭悪いのか、確信犯なのか？そのうちしっぺ返しが来るはずなのに。この年になって、不正の片棒なんか担ぎたくないし、そもそも、全社をあげて不正しなきゃ給料払えない会社って、かなりヤバい状態なのでは？と思う。なので、保育園に転職活動中なのですが、あんまり芳しくありませんやっぱ、人工内耳っていうと、引かれちゃうんですね。「それ、子どもが壊したら、補償はどうなるの？」なんて聞かれちゃうしやっぱり私は、今の会社みたいなところでしか働けないのかなぁ、、と思うこの頃です

謝り癖と会話脳

Silent やっと6回まで見ました。感想は他のブロガーさんが私が思ってること全部書いてくれてたので、省略めちゃくちゃ共感したのが「つい謝ってしまう」こと。大人として、周りと波風たてないために、自分が悪くなくても先に謝って、いえいえいえいえこちらこそとか言ってお茶を濁すっていうのは、誰でもやることだと思うけど。それとは違って、なんかわかんないけど、世の中に申し訳ない、みたいな気持ちが巣食ってしまった、というのか今日歩道歩いてて、お店に入ろうと思ったら、後ろから来た自転車が、私とお店の間から抜かそうとしてきて、接触したんですよ。若い女性だったんですが。歩道だから、歩行者優先。こっちは何も悪くない。でも私とっさに謝ってしまったんですよ。中途失聴者のあやまり癖+大人のいえいえこちらこそ、の癖で。そしたらさ、相手はめちゃくちゃ怒ってるおかしくない？悪いのそっちだよね。普通謝るよね？それで、いえいえこちらこそ、ってなるよね？自分、こういうふうに相手が予想外の反応してきたとき時、ほんと頭が回らなくて、なんて言っていいかわからなる。つくづく自分てダメだな、と思ってしまう。20代半ばで聴力落ちてから20年以上、人工内耳にするまで、まともに人と会話してなかったから、、会話する脳が20年以上止まってたんですよね。その損失が大きいと思うのは私だけでしょうか？こういうこともあるので、なるべく早く、脳が会話力を失わないうちに人工内耳の手術をした方が良いのかもしれませんね。補足四年前も、同じこと書いてたわ。あきれた成長しないな、自分

Silent 見る気がしない

録画してるんですが、２回ぐらいたまってます。もともと、深夜にやるような、脱力系のドラマが好きな私。ゴールデンでやってるような、感情揺さぶられるドラマは、録画しても、今日はいいやとなって、結局見ずじまいなことも多々あります。そんな私ですが、silentは中途失聴者としては、見るのが義務のような気持ちでおります。でも見ると気持ちが、ずーんとしてしまって。想くんの表情ね。心細いような、もどかしいような、いたたまれないような、諦めのような、感情消してるような、、。あの表情が、ずーん。ああいう表情になるよね。我々は。自分を外側から見てるようで、いたたまれない気持ちになってしまうのは、私だけでしょうか。

Silent ②

ドラマサイレント第2回目。失聴した男の子が話さない理由。予想してみた自分が人工内耳の手術する前、聞こえないのはもちろん嫌だったけど、1番凹んだのは、周りの人に「声が大きい」と怒られることだったなぁと思って。スーパーで知り合いに声をかけると、周りをキョロキョロして嫌な顔されたりねぇ。あれは私の声が大きいのが、恥ずかしかったんだろうなーって後になって気がついた中途失聴者は自分の声の音量が適切かどうかわからなくなり、結果、周りに迷惑をかけることになり、話したくなくなる。これあるあるだと思います。さてドラマの主人公はどんな理由なのかなぁ。また楽しみに見たいと思います

テレビドラマ　Silent 惜しい

若くして失聴する男の子のドラマが始まりました。聞こえなくなる過程が自分と似ていて、身につまされました。耳が悪くなるにつれて、昔の友達に会いたくない、となる心境はすごく共感できた昔の自分のことを思い出して胸が痛くなったけどね。たった数年で、全くしゃべらずオール手話ってどうなの？私の知ってる限り、健聴から失聴した人で、そんな人はいませんよ。手話って難しいしさぁ。絶対しゃべらんぞ！手話しかやらんぞ！って、鋼のような意志と、尋常じゃない努力を続けないとああはなれないよ。普通は自分は喋って相手には書いてもらう、とかだよね。今はスマホがあるからLINEとか音声変換アプリとかじゃないのかなあまぁ、、ツッコミどころはありますが中途失聴者の心理を丁寧に汲み取ってくれてるようで、好感が持てました。今後の展開を楽しみに見たいと思います。

自己紹介

今更ですが(笑)自己紹介初老のおばはんです。夫と娘おります。☆略歴20歳過ぎからだんだん聞こえなくなる結婚、出産などを経て2011 保育士資格取得2014 左に、人工内耳埋め込み手術　　　コクレアn5使用2019 〜コクレアn7使用☆人工内耳ユーザーになってからの職歴（パート）高齢者のデイサービス（すぐ辞める）保育園障がい者雇用で金融機関（半年で辞める）放課後ディサービス①（会社が傾き辞める）放課後ディサービス②（いろいろ嫌で辞める）　放課後ディサービス③（いろいろ嫌で辞める）児童発達支援←今ここアメブロ全然書いておらず、読む専門になっておりますが、よろしくお願いします

リブログ記事”準備中”

asanonacaさんから送っていただきました！内田新哉さんのイラスト、挿絵がとても素敵です著者の水内喜久雄さん、編集者さんとのことですが、大人向けの小説を書きたい思いを持ち続けていたそうです。そして初めて書き上げた物語、読ませて頂きました。軽井沢のカフェを舞台にした物語、映像化されたら素敵だろうなぁ本当はやりたかった、やっておかないと後悔するだろうなぁ、やるなら今だよな、、、。それなりに満足な生活を送っていても、人生折り返し地点を過ぎ、先が見えてくると、そんな思いが誰しも頭をよぎるのではないでしょうか。私は今まさにそういう思いで過ごしています。勝手な想像ですが、水内さんも、そういう思いをこの作品の中に込められたんじゃないかなぁと感じました。登場人物の1人の言葉で私の日ごろの思いを代弁するセリフがありました。「良いものを飲食してもらおう、という(店長の）気持ちが全然伝わって来ず、いつの間にか、自分も何事もなく、バイト時間が過ぎるのを待つだけの人間になっていた。」私の仕事は飲食店ではありませんが、良くしていこう！という覇気が上の人に全くない、事なかれ主義の職場です。「パートなんだし、歳も歳だし、それなりに給料もらえてるんだから、それでいいじゃないか」という気持ちと、「人生先が見えてるからこそ、納得のいかない時間を過ごしたくない。」という思いの中で揺れる毎日、、。このセリフがじわりときましたカフェの店員さんである難聴者の麻代さん（asanonacaさんがモデル）が自分の難聴をお客さんにどう伝えるか、で、周りの人と一悶着する場面があります。難聴を伝えるのに「ご迷惑おかけします、」と言う必要はない、と言われ、　言い争いになるのです。「みんな多かれ少なかれ、何かハンディを持っているんだよ。(中略)みんなハンディがあって、それだけでも大変なのに、みんなが『ご迷惑おかけしますが』なんて言わないといけない世の中なんて嫌いだー」うーん、こんなこと言われたら泣けるけど、世の中そんな考えの人ばっかりじゃないし、はじめに謝っておいて、保険をかけて自分の心を守りたいという気持ちもすごくわかる聴覚障がい者って、謝ってばかりで、必要以上に下手に出過ぎて、、相手に舐められて、、結果、、良い関係を築けない。聞こえなくてごめんなさい、っていう気持ちが前面に出すぎちゃうと、そういうことに繋がってしまうのかもしれないなぁところでこの麻代さんのモデルになったasanonakaさん、難聴がありながら、飲食店を経営してらしたそうなんです。きっと人当たりが良くて、お客さんが会いに行きたくなるような、素敵な方なんだろうなーと想像していますasanonacaさんのこと、最近知ったばかりなのに厚かましくも本をお願いしたら、快く送ってくださいました。お陰様で、軽井沢にいるような気持ちで週末を過ごすことができました。新しい出会いに感謝です

iPhoneで音楽とラジオを聞ける生活

暑いですね私は徒歩10分程度のところに通勤してるのですが、ありがたいことに通勤路は木陰率70%去年の夏は電車を乗り換え乗り換え、駅からはエアコンの室外機の熱風吹き荒れる商店街を20分歩いて通っていました今はまさに天国です。転職してよかったあぁその通勤ですが、N7のおかげで、iPhoneで音楽を聴きながら気分良く歩けるようになりました。気持ちを切り替えるために音楽を聴く30年振りだなぁ音楽のある生活が戻ってくるとは！有り難や有り難やさて、既にご存知の方も多いと思いますが、産業医で精神科医の井上智介先生という方が、アメブロやTwitter、podcast、YouTubeなどで、メンタルヘルスについて、わかりやすく発信してます。私はYouTubeやpodcastで先生の話を聞くのが癒しの時間になっています。内容もさることながら、ゆっくりした優しい口調で、話がとても聞きやすいのです。人工内耳で聞く練習にもぴったりだと思います。時間も10分以内でちょうどいいんです。Podcastはラジオですが、そのラジオに字幕をつけてYouTubeで再upしてくれています。産業医として障がい者雇用の聴覚障害者、視覚障害者の悩みに接することで思いついたそうです。嬉しいなぁ。良かったら見てください↓https://youtu.be/_goAmDvsrb0You Tubeに字幕をつけて再UPする理由私は、このPodcastのラジオ音声を、後日ですが、You Tubeに字幕をつけて再UPしています。 そこには１つ理由があるので、今回はそれについてお話させて頂きました。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 私の公式 LINE スタンプが発売されました！ 普段の挨拶からはじまり 私、特有のホッコリ心が癒される語録も入っています...youtu.be

スタートラインに続く日々

今村彩子さんという、ろう者の映画監督の著書を読みました。コミュニケーションについて、あーでもないこーでもないと悩み続ける姿に共感して、一気読みしました。難聴で人工内耳の自分に置き換えて、気づいたことがあります。ゆっくり話してほしい、もう一度言って欲しい、という本当の気持ちを言えずに黙っていることは、相手に気をつかっているようで、実は相手に「面倒臭い」という顔をされて傷つきたくないから、自分を守っていただけ。結構は自分のことしか考えてなかったということ。「わからないから我慢する」と言うのはお互いにとってプラスにならない。なぜなら黙っていたら、聞こえないからわからないのか、それとも話題に興味がないから入りたくないのか、相手を悩ませてしまう。また、聞こえる人の多くは、聞こえない人と接した経験がないので、自分が話しかけた人から「私は聞こえない」と予期もしない答えが返ってきたら、軽いパニック状態になってもおかしくない、ということ。（これは盲点でした）そこで、多くの場合、気まずい状態になる。そして気まずくなったときの対応を考えるのは、聞こえない側であること。ゆっくり話してください、または、書いてください、と伝えれば、健聴者もどうすれば良いかわかる、ということ。これらの事は自分でも、うすらぼんやりわかっていたことですが、いつも惰性で、その場を流してしまっていました。この本を読んで、文字で目の当たりにしたことで、はっきり意識することができました。人工内耳にして、それなりに聞こえるようになってからは、つい「え？」で済ますことが増え、コミュニケーションについて、真摯に考えることがなくなったこのごろ。自分を振り返るきっかけになりました。

よりそい〜静寂と生きる男性難聴医師

三重県の尾鷲総合病院に、今川竜二さんという難聴のお医者さんがいます。その方のドキュメンタリー番組が、5月26日まで無料配信されています。https://locipo.jp/creative/a83380c6-081c-434a-b3b7-5da306e52223?list=5a767e90-3ff9-479c-a641-e72e77cf42c3今川さんの人間性、コミニュケーションに対する姿勢、仕事に対する姿勢が素晴らしく、心を打たれました。見終わった後、自分も頑張ろう！と、温かい気持ちで思えました。多くの方に見ていただきたいです早く安心してラーメン食べに行ける日常が戻りますように

N7と音楽と、運転させてもらえない問題

こんにちは。N7にしてからスマホをiPhoneに変えました。音楽がダイレクトに入ってくるって快適です。最近は、BGMチャンネルを適当に選んで、ジャズやボサノバを小さな音で流しながら、家事などをしています。音楽って生活に潤いを与えてくれるものだったんだなぁと思い出しました。もちろん健聴の時と同じようには聞こえません。昔好きだった洋楽やJポップを聞いてみたけれど、全く別物に聞こえてしまい、楽しめないので、、諦めました。こればかりは仕方ないですね。話は変わりまして、、。私は、ハンディのあるお子さんを放課後お預かりする事業所で働いています。普段は午後出勤なのですが、今は丸一日のお預かりとなり、ヘトヘトの日々です(泣)で、冒頭の運転させてもらえない問題です。仕事としては見守り業務と送迎業務があります。運転業務がある事は、この仕事の好きな面のひとつです。子供の学校へ迎えに行ったり、ご家庭に送り届けたりすることで、子供に安心感と親近感を持ってもらえて、良い関係に繋がるのです。そして何より楽しいし、息抜きにもなります。私はずーっと室内にいるのが好きじゃないんです。だけど今の職場では私だけ送迎業務をさせてもらえません。やりたいと伝えてますし、わかりました、とも言われているんですけどね、、。同業他社でいくつか働いてきましたが今までこんなことなかったんですよね。責任者は若い男性で、とにかくリスクを避ける考えの方。おばさんに運転なんか任せられないと思われてるのかな。人工内耳の聴覚障害者だからかなぁ、、。私はリスクなんだろうか、、。なんて考えてしまいます。無事故で30年運転してきているんですけどね。今の職場は、待遇も通勤も満足してますが、やはりどんな職場にも穴はあり、100%の職場なんてないですね。いろんな考えの方がいるのは仕方ないけど、、いつか何かが変わるかもしれないので、、諦めずに、、これからも希望は伝えていこうと思います休みの日にドライブしたりおいしいもの食べたりして楽しんで悩まないようにしよう

N7についての訂正と仕事の話

前回の日記でN7には場面に応じたモードがあって、、と書きましたが、間違えだとわかりました。参考にされた方、すみませんでした。正しくは、STさんが作ったマップにレストラン会議のように「名前をつけられる」というだけの事でした実は、最初の話は臨時のSTさんから聞いた話でした。それでいつものSTさんに確認したところ勘違いだとわかりました。がっかりSTさん曰く「そんなモードがあれば、こんな楽なことないよ。」だよねーところで仕事を変わりました。前の職場は聴覚障害児の支援の仕事で、職員は聴覚障害に理解と関心のある方ばかり。聞こえに関して気を使うことがなく、理想的だと思えたのですが…通勤時間、待遇面、社風に不満があり、転職しました。当たり前ですが、私は耳が不自由なだけの人間ではないので、聞こえの面で安心できても、それだけでは満足とは思えませんでした。今はまた、一般的な健聴者の中で聞き返しながら働いています。幸い、皆さん優しくて、キツイ対応などされずに働けています。が、職場は音が響きやすく、健聴者でも聞きにくいとのこと。人工内耳の私にはなかなか厳しい環境ですN7のマップ、もう少し何とかならんかなぁ

アウトプット

近頃、インプットとアウトプットのバランスって、心身の健康に大事だと実感。読書、テレビ、スマホ見るのはインプット。会話や日記はアウトプット。意識しないとインプットばかりの日を送ってしまう。それがずーっと続くと、頭パンパンで、気持ちがモヤモヤしてくる。なるべく人に会わなきゃ。いや、会いたい、話したい！と思うようになりました。若い時は、気が合って、話して楽しい人じゃないと、わざわざ会おうという気にならなかったけど。近頃は、さほど楽しくなくても←会話したくて、集まりに出かけるようになりました。年のせいかな今年は、積極的に友達に会おうと思います。会話したくて出かけるなんて、昔の自分には考えられなかった。人工内耳様のおかげですN7にしてから数ヵ月。N5とは聞こえが違うので、まだ満足いくマップではなくて、試行錯誤中です。N7の気に入ってるところは、ForwardFocus。マイクが前方に切り替わるので、騒がしいところでの話の聞き取りに効果てきめんなんです。あと、いろんな場面のモードがあるので、、レストラン会議1対1音楽テレビ、、等々気長に試して行こうと思います。今は「1対1」が聞こえやすくて気に入ってます。リモコンがスマホのアプリなんですが、私は小さいリモコンをポケットからサッと出して使いたいかなぁ。

アメンバー限定記事職場のモヤモヤ

昔の友達に会いました

30年振りに昔の友達グループの集まりに参加してきました。10人以上集まるとのことで、聞こえの面で不安はありましたが、、、みんなに会いたいし、もうこんな機会はないかもしれない。どう思われても、私がみんなに会いたいんだから事前に人工内耳のことをラインで報告して、後は野となれ山となれ！のおばさん根性で結果、すっごく楽しかったーほんと、人工内耳にして良かった遠い席でもハキハキ喋る人の話はよく聞こえ、逆に目の前にいても、何回聞き返しても、聞きとれない人もいましたが、気にせず聞こえる人と喋りまくり、聞きにくい人の話は、心の中でごめんなさい&笑顔でスルーの得意技←友達っていいなぁー楽しいなぁーまた会いたいなぁーと心から思えましたところで私はn5なので、ワイヤレスの機器が使えず、でも、有線のラペルマイクを相手に持って話してもらえば、よく聞こえるんです。これです↓しかし、これがなかなか心理的にあれでして使えずじまいでした有線であること、マイクを持って、というのは、相手も若干引いちゃうんですよねn6以降ならワイヤレスのマイクが使えるのになぁーと思っていたら、このたびめでたくn5が故障し、修理不能となりました。好きな機種を保険適用で購入できるとのこと。最新のn7にして、ミニマイクロホンを使えば、グループトークが楽しめる日がくるのでは？とワクワクしてます