asanonacaさんから送っていただきました!


内田新哉さんのイラスト、挿絵がとても素敵ですラブ




著者の水内喜久雄さん、

編集者さんとのことですが、

大人向けの小説を書きたい思いを持ち続けていたそうです。


そして初めて書き上げた物語、

読ませて頂きました。

軽井沢のカフェを舞台にした物語、

映像化されたら素敵だろうなぁラブ


本当はやりたかった、

やっておかないと後悔するだろうなぁ、

やるなら今だよな、、、。


それなりに満足な生活を送っていても、

人生折り返し地点を過ぎ、先が見えてくると、

そんな思いが

誰しも頭をよぎるのではないでしょうか。


私は今まさにそういう思いで過ごしています。


勝手な想像ですが、

水内さんも、そういう思いをこの作品の中に

込められたんじゃないかなぁと感じました。


登場人物の1人の言葉で

私の日ごろの思いを

代弁するセリフがありました。


「良いものを飲食してもらおう、という

(店長の)気持ちが全然伝わって来ず、

いつの間にか、自分も何事もなく、

バイト時間が過ぎるのを待つだけの人間になっていた。」


私の仕事は飲食店ではありませんが、

良くしていこう!という覇気が上の人に全くない、事なかれ主義の職場です。


「パートなんだし、歳も歳だし、

それなりに給料もらえてるんだから、

それでいいじゃないか」

という気持ちと、

「人生先が見えてるからこそ、

納得のいかない時間を過ごしたくない。」

という思いの中で揺れる毎日、、。


このセリフがじわりときましたにやり


カフェの店員さんである難聴者の麻代さん(asanonacaさんがモデル)が

自分の難聴をお客さんにどう伝えるか、で、

周りの人と一悶着する場面があります。


難聴を伝えるのに

「ご迷惑おかけします、」

と言う必要はない、と言われ、 

言い争いになるのです。


「みんな多かれ少なかれ、何かハンディを持っているんだよ。(中略)みんなハンディがあって、それだけでも大変なのに、みんなが『ご迷惑おかけしますが』なんて言わないといけない世の中なんて嫌いだー」


うーん、こんなこと言われたら泣けるぐすん


けど、世の中そんな考えの人ばっかりじゃないし、はじめに謝っておいて、保険をかけて自分の心を守りたいという気持ちもすごくわかる真顔



聴覚障がい者って、謝ってばかりで、

必要以上に下手に出過ぎて、、

相手に舐められて、、

結果、、良い関係を築けない。


聞こえなくてごめんなさい、

っていう気持ちが前面に出すぎちゃうと、

そういうことに繋がってしまうのかもしれないなぁキョロキョロ


ところでこの麻代さんのモデルになったasanonakaさん、難聴がありながら、飲食店を経営してらしたそうなんです。


きっと人当たりが良くて、お客さんが会いに行きたくなるような、素敵な方なんだろうなーと想像していますラブ


asanonacaさんのこと、最近知ったばかりなのに

厚かましくも本をお願いしたら、快く送ってくださいました。

お陰様で、軽井沢にいるような気持ちで週末を過ごすことができました。


新しい出会いに感謝ですおねがい