【汗がつくから水洗いしたい夏の服。だけど、ドライじゃないとだめな商品は意外と多いものです。そんな時、どのように対応するかをお伝えします。人気記事の再アップ】

 

かわい……てなかった。

 

こんばんは、売場コーディネーターの平山枝美です。

 

洗濯物がよく乾きますね。

もうとっくに乾いているだろうと、ハンガーから外してそのまま着た服がまだ濡れていたときの衝撃ったらないですね。

まあいいか、着てるうちに乾きます。

たぶん。

 

はてさて。

 

今回の記事は再アップなのですが

2017年の7月に書いてから、かなりの頻度で見ていただいている記事です。

販売員の人だけでなく、お客様も興味があることがわかります。

 

今回は以前の記事を読みやすくしつつ

補足を書き加えていきますね。

 

夏は汗もかくし、家でざぶざぶと水洗いをしたいものです。

 

今年は何枚かアロハシャツを購入したのですが、

そのうちの一枚で、レジの際にこんなアドバイスをいただきました。

 

「こちらは、水洗いできない商品になっておりますので」

 

アロハシャツといえば、通気性も良く涼しい

夏のアイテム。

当然洗えるだろう、と思っていた私は衝撃を受けました。

 

アロハシャツに限らず

洗えると思って買ったら、ダメだった。

そんな想いをしたお客様は多いのではないでしょうか。

 

たくさん着たい。

でも、その度にクリーニングは嫌だ。

 

そう思ったのですが

洗ったらどうなるかわからないのは恐ろしく、まずはネットで調べてみました。

 

これが、私が見てみたサイトです↓

 

「水洗い不可」のマークは洗濯できないの?洗えるならどんな洗い方?
https://cojicaji.jp/laundry/how-to-wash/766

 

「おうちクリーニング」できる衣類の見分け方

https://panasonic.jp/wash/special/ouchi_miwake.html

 

水洗い不可でも洗濯できる素材はあります!

https://cleaning-kyubin.com/?p=8002

 

 

この3つのサイトから
私はこのように判断しました。

 

ウール・アンゴラ・レーヨン・ポリエステル・麻は家で(洗い方に気をつければ)洗える。

※素材についての話ですが、レースも同様だそうです。

 

ポイントは

30度以下の水でやさしく、かつ短時間で手洗い

洗濯機で脱水する場合は、タオルに包んで、短時間で脱水。

 

というわけで、このやり方で

 

・レーヨン→水で洗うと、縮みやすい

・ポリエステル→水で洗うと毛玉ができたり色があせる

 

で出来ているアイテムを洗ってみました。

結果は以下の通りです。

 

一番目立つのはシワです。

特に縫い目の部分が引きつったような感じになります。

 

また、洗う前の滑らかな印象は、なくなりました。

アイロンをかけても、

多少の凸凹が残ります。

 

レーヨンの特徴は、

綿や麻の天然素材よりも、

つやつやして、きれいめな印象です。

 

このアロハシャツには、カジュアルになりすぎずドレスシャツみたいな雰囲気で着るように、

この素材が使われていました。

 

ですので、

とろみのある、大人っぽい印象が気に入っていたなら

この仕上がりにはちょっとがっかりしてしまうかもしれません。

 

また、デメリットはまだありました。

 

少々の色褪せ

襟元の少々の歪み

 

です。

 

襟を閉じてきた時に、左右対称にならない

ということが起こりました。

開けて着て、目立たなくする、などの対処はできそうです。

 

さて、洗ってみた感想をまとめます。

 

  • 洗って後悔はない
  • なぜなら、カジュアルに着たいから、多少ざらついたり歪んでも気にならない
  • でも高級感出して着たい服は、流石にクリーニングへ出そうかな
 

カジュアルすぎないところが好きだったんだけど

すごくカジュアルになってしまったな

 

ざっくり言うとそんな印象です。

ちなみにこのブログは2017年に書きましたが、

書き直している今(2024年)でも、着ています。

 

ここからは、お客様から

「この服、洗えないんですよね

(でも、エマールとかの中性洗剤で、ドライ機能使って洗濯機で洗ってもいいよね)」

 

と、聞かれた時の答え方。

 

基本的には

 

「ドライクリーニングをおすすめします」

 

と、はっきり申し上げましょう。

ただ、お客様がどうしても家で洗いたい

洗えないなら、買わない、となっている場合は

 

「保証はできないのですし、劣化しやすいのですが家で洗う方法もあります」

「劣化とは、⚪︎⚪︎な素材の場合は、引き攣りなどがあります」

 

と、前置きや、劣化のイメージについて伝えた上で、このように伝えましょう。

 

「30度以下の水でやさしく、かつ短時間で手洗いしてください。洗濯機で脱水する場合は、タオルに包んで、短時間で脱水します」

と、伝えましょう。

 

お客さまに

「引きつった感じになりますが」など、デメリット言ったあとのお客さまの反応が

 

「それは嫌だ」といった表情か

「全然気にしない」なのか。

 

そこの見極めがポイントですね。

 

お手入れについてはいい面も悪い面も伝えましょう。

そして、高級感を残したい、でもどうしても家で洗濯したい

という方には、一回洗ってしまえばお客様の思ったようには着られなくなってしまいます、ということも話しておきたいもの。

 

買ってくれないかも、と思ってしまいますが

一度着ただけでダメになった!と思った服を買った店で

もう一度買おうという気持ちにはなかなかなれないものなので

嘘をつかないことがお互いのためでもあるな、と感じるのです。

 

お客様は洗えない、と言われた瞬間

じゃあ、どうすればいいの?

と思うもの。

 

じゃあ、洗っちゃったらどうなってしまうの?

まで説明ができると、お客様も納得した上で

「じゃあ、水洗いでもいいから買うわ」になります。

 

このような洗うものの知識も、自分で試行錯誤しながら

増やしていきたいですね。

 

 

それでは、

今日もお疲れ様でした。

また今度。
 

 

 

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