今日のこの1枚 オリヴィア・ニュートン・ジョン/The Essential Collection
今日は仕事休みです。なんて、いつもの出だしですが、緊急事態宣言中の今、東京ナンバーは嫌がられそうだし、やることと言えば、これまたいつもの通り、ステイホームでCDを聴くしかありません。ということで、またまたわたしの1000枚コレクションから・・・そういえば、以前まだここがYAHOOブログだった頃、わたしのCD1000枚コレクションが・・・と書いたら、「1000枚程度で自慢ですか?ブログの他のコレクターは3000枚とかが普通ですよ!」なんてブログ仲間にコメントされました。なんかすぐそういうことを言ってくる人っていますが、別に枚数自慢をしているのではなく、純粋に事実を述べているだけですから。なんて話は飛びましたが、いつものようにハードロックからソウルミュージックまで、好きな洋楽オンリーで節操なくあれこれ聴いていたのですが、最後にふと気分を変えたくなって、久々にチョイスしたのが、CD棚を見てたまたま目についた、オリヴィア・ニュートン・ジョンのベストアルバムBack to Basics: The Essential Collection 1971–1992です。オリヴィア・ニュートン・ジョンは、確かイギリスかオーストラリア出身だった、本業は歌手なのか女優なのかよくわかりませんが、わたしたち中高年世代には説明はいらないくらい有名な人だと思います。わたしの思い出としては、中学生くらいだった80年代初頭に、「フィジカル」という曲が数週にわたって全米No1を記録していて、それで彼女を知って、当時レコードであった「ベスト」盤Olivia's Greatest Hits Vol. 2というアルバムを買って、かなり愛聴していたことです。ロックンロールだパンクだ後に言っていましたが、子供時代はこういう商業POPSが、ホント好きだったんですよね。Physicalここまで書いておいてなんですが、この大ヒット曲、実はわたしそんなに好きな曲ではないんですよね。ちなみに、わたしは10代後半からその後バンド活動などで、虚勢を張ったロックばっかり聴きだし、その後は古い名盤ばかりを集めたりしていたので、こんなどちらかと言えばタレントみたいな、産業音楽の代表といったオリヴィア・ニュートン・ジョンなんて、かつてレコードで所持していた以来、CDなんてずっと購入したことはありませんでした。それなのに、なぜこうしてあるのかというと、数年前にブックオフで見つけて、1000円もしない値段だったし、「懐かしいオリヴィア!久々に1枚くらい持って懐かしんでみるのもいいか!」と買ってみていたんです。それで、今日ふと流してみたわけですが、こういう昔馴染んだ懐かしいものは、結構いろんな音楽を経験した今、大して良くなかったりしますが、オリヴィアは変わらず良かった!何がいいかと言えば、この人の場合はやはり声が最高に素晴らしいと思ったのだ。わたしは男ですので、やはり女性の声というのはとても興味があるというか、好きで癒されるのですが、中でもオリヴィアの声はダントツに男心をくすぐるというか、わたしだけかもしれませんが、聴いていてほんわかします!アメリカとか、向こうの女性はどうも、男勝りというか、パンチがきいているような勝手なイメージがわたしはあるんですけれど、彼女の声はとても女性らしいというか、母性みたいなものとかわいらしさが両立している魅力がある。それに、かわいらしいく透明感がある割には、しっとりしたものだけではなく、賑やかなパーティー曲みたいなのや、ELOのザナドゥーみたいな、派手なアレンジのスペーシーな曲も、どれもバッチリはまるのがいいと思う。そういう、結構女性のかわいらしさがある声のボーカルって、スザンナ・ホフスにせよ、シェリル・クロウにせよ、意外と洋楽女性ロックシンガーには結構あるような気がします。映画グリースの挿入歌で、共演したジョン・トラボルタとのデュエット、 You're The One That I Want オリヴィアも当然いいですが、トラボルタの甲高い、アホみたいな声がインパクト強くて大好きです。ちなみにこの二人が共演した「グリース」という映画は、この曲のサントラも含め、当時大ヒットしたようですが、私はまた小学校4年生とかそれくらいだったので、当然洋画なんかチェックしていませんから、この映画はテレビの再放送で見た記憶はうっすらとありますが、良く知りません。やはりオリヴィアの名曲と言えば、ベタですが、 Have You Never Been Mellow 、邦題「そよ風の誘惑」ホント、我ながらひねりがありませんが、いいんだよねこの歌。とまあ、この初期のオリヴィアは、カントリー系のシンガーだったようで、このHave You Never Been Mellowみたいな、カントリーっぽいのどかな曲が多いです。定番のカントリーロードのカヴァー曲も、このベストに入っています。それが徐々に、派手な産業POPっぽくなってくる。このバラエティーの多さも、名盤、名サウンドに疲れた頃に、気負いなく聴けてとてもいい。わたしが中学生の頃、レコードで一番好きだった曲、Tied Up今回のCDに、これが入ってないのが一番納得がいかないところです。とまあ、ロックの歴史に残る名盤だけではなく、こういうものも時にアクセントになって、いいものです。でもロックを語っちゃうような人はまず聴かないでしょうが、もったいないと思うなぁ。