正月気分もだいぶ落ち着いてきたでしょうか?

わたしはノンストップで働いていたので、正月気分も何もありませんが・・・。

 

ということで、明日はまたまた休みなので、今日のこの1枚はやや元気なものをということで、久々にあのマイケル・ジャクソンをチョイス!

勿論、スリラー・・・ではなく、わたしがマイケルの最高傑作はこれだ!と密かに思っている、その1つ前の1979年発売の「オフ・ザ・ウォール」という作品を選んでみました。

 

ところで、マイケルと言えば、ムーンウォークとか、インパクトの強いダンスで有名ですが、これはいちいち書かなくとも大勢が知っている事実と思いますが、ジャクソン5というちびっ子兄弟グループの一員として、子供時代に古くからデビューし、歌手としてスターだった方です。

そんなマイケルをわたしが知ったのは、当然「スリラー」の世紀の大・大・大ヒットが切っ掛けでした!

あれは1980年代初頭、わたしが中学2年生か3年生くらいの頃で、丁度洋楽ロック&POPSとビルボードチャートに夢中になって、ヒットするシングルレコードを毎週チェックしていた頃でした。

 

当時のスリラーはホント、その前後にあまり同じ例を見ないというくらいのすさまじい勢いでした。

あの当時はシングル・・・当時はレコード盤でしたが、シングルヒットがかなり重視されている時代背景で、それもシングル盤のみの発売という感じではなく、アルバムからそのままシングルカットしてヒットするという形でした。

このスリラーからは収録曲が、ほぼ全曲くらいの勢いで次々とシングルカットされ、その全てがトップ10に入るという状況だったと思う。

アルバムと全く同じ曲で、カップリング曲も特に珍しかったり、今みたいに何バージョンもあるわけでもなく、いちいちシングルを買わなくても、「スリラー」一枚持っていれば全部聴ける。

なのに、シングルカットされた曲がことごとく売れるのを不思議に思った記憶があります。

 

とまあ、このスリラーは今でもアルバム売上の最高記録を保持したまま、誰にも破られてないようですが、この破格のスリラーと比べ、今回の一つ前の「オフ・ザ・ウォール」はあまり話題にならない気がします。

でもこれはスリラーで花開く、マイケルの有名なイメージの第一歩というような作品で、ある意味マイケルの歴史で一番重要なアルバムではないかと思うのですが。

 

 

アルバム1曲目のDon’t Stop 'Til You Get Enough

 

このオフ・ザ・ウォールは、スリラーを含めたこの後の作品と比べると、聴いていて、ファンク、ソウルといった、純粋なブラックミュージック色がまだまだ濃厚にある感じで、そのやや上品なファンキーといった、爽快感、疾走感、ノリがいいところがわたしが好きなところです。

スリラーはベースこそこれと似たような感じはありますが、この作品に比べるともっともっと派手というか、ハードなロックや白人ウケを狙ったPOPなものに接近してみた感じがする。

 

曲単位でのマイケルの最高傑作も、このoff the wallという曲だとわたしは思っています。

爽快に疾走する、ファンキーな、まさにザ・マイケルといった曲で素晴らしいですが、やはりまだまだブラック・コンテンポラリー枠といった感じの音楽だ。

 

ちなみにわたし個人的には、スリラー以降のスター・マイケルが放った「バッド」とか「デンジャラス」という作品は、まったくつまらないアルバムだと思っています。

わたしにとって、マイケルの最高傑作は、この「オフ・ザ・ウォール」しかない!

スリラー以降のマイケルは、どれも有名なので一応おさえてはいるという方、あれらが嫌いでなければ、このオフ・ザ・ウォールも間違いなく気に入ると思われますので、ぜひ聴かれてみることをお勧めします。