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偶然読んだ脳科学者、茂木健一郎先生の著書
「脳が変わる生き方」
その中に書かれていた言葉、
「脳には無限の可塑性(変われること)がある」
に触発された私は、
自分のASD脳の特性を変えていくために、
自分に対して、
毎月1つは、新しいことに挑戦する。
という命題を課しました。
そして、今月取り組んだ新しいこと。
先月から通い始めた絵画教室で、
テンペラ画と油絵を描き始めたこと。
以前、ちょっとだけ油絵は習ったけれど、
16年前のことで描き方は忘れてしまっていて、
テンペラ画に至っては、
どんな絵かも知らない素人だったため、
先生は私に下絵を提示されて、
白・黒・赤・黄・青の色を使って、
塗り絵のように色をつける
という課題を出されました。
そうして、楽しく色を塗った作品がコチラ↓
油絵の具だけで色を塗ったのですが、
以前に通っていた絵画教室では、
ずっと白黒の木炭デッサンをしていたので、
色を混ぜて作るだけで楽しかったです♡
でもね、、、
新しいことへの挑戦って、
決して楽しいことばっかりではないのが、
私の中のお約束。
私が取り組む新しいことって、
自分の今出来ることより、
少し上の難しいことに取り組む
っていうのを心掛けているので、
新しいことに取り組む時は、
難しくて上手くいかないことが多くて、
その度に頭を掻きむしって、
「あーもー出来なーい!!」
って叫び出したくなるような状況に、
たびたび陥ります(^◇^;)
今回も、楽しく色を塗った後に先生から、
「バルールを考えて塗り直してみよう」
って言われて、
「バルール??(@_@)」
状態だった私は、
先生からバルールを説明してもらったけど、
よく分からなくて、
泣きたい気持ちになってしまいました(T_T)
バルールって絵画の概念で、
色の明度・彩度・色相の関係を合わせる、
ってことなんだそうだけど、
以前通っていた絵画教室では先生から、
「色を使うのは難しいから基礎(モノクロデッサン)からやりましょう」
と言われて、
結局4年間色を使うことがなかったくらい、
とても理解するのが難しいものなのです。
(バルールを詳しく知りたい方はウィキペディアをご覧ください)
それでも必死に先生の説明を聞いて、
自分なりにバルールを考えて、
塗り直した絵がコチラ↓
出来上がりを見た先生からは、
「次回もこれ(バルール)をやってみましょう」
と笑顔で言われましたf^_^;
(ダメってことよね?)
でもね、
実は今回挑戦したことは、
これ(バルール)だけでは無いのです。
今回他にも挑戦したのは、
まさにASD脳を変革するくらいのつもりで、
行ったもの。
それは、いくら説明されてもよく理解出来ない、
バルールについて、
「よく分からないけど取り敢えずやってみます」
と先生に言って行動したこと。
「なぁんだ、そんなことか」
なんて思わないでね。
基本的にASDさんは、
自分が納得出来ないことはやらない(やれない)
という特性を持っています。
だからASDである私が、
よく分からないことを、
「こうじゃないかな?」
と想像力を働かせながら行うことって、
まさに自分の脳の特性に逆らう行為
なのです。
正解を求めたがるASD脳を持つ私にとって、
理解出来ていない曖昧なことを、
曖昧なまま進めることって、
本当に不安と苦痛のせめぎ合い
だったりします。
だから今までの私だったら、
自分が納得いくまで先生に質問して、
どうするべきか理解してから、
行動を起こすのだけど、
それだと絵画教室の他の生徒の人達が、
先生に質問する時間を奪ってしまうし、
何よりも今の私ではバルールを、
言葉だけで理解出来ると思えなかった
ために、
理解出来ないまま、
やり方もこれでいいか不安なまま、
とにかく行動を起こすことにしたのです。
今回の絵画教室で、
「取り敢えずやってみます」
この言葉何回言ったかな?(笑)
とにかく理解出来ないことばかりだったので、
先生から何かを教えてもらうたびに、
こう言っていた気がします(^◇^;)
でもね、こんな行動が、
自分の脳の可塑性を促進していくんじゃないか、
って思うのです♡
先生は明らかに理解していない私の言葉に、
心配そうだったけど(笑)
間違えて失敗しても大丈夫
そうやって失敗しても続けていった先には、
きっと自分の望む未来が、
拓けてくると思うのです╰(*´︶`*)╯♡