教育漢字が読めるマイ・ビューティフル・マインド
徹夜していた最中に疲れて、ぼんやりと見上げて机の上の本棚に置いた、親友からクリスマスプレゼントとしてもらった日本語版のビューティフル・マインドという本に目を寄せた。今日教育漢字の勉強が終わって、その稽古の成果を調べる為に二、三ページ読んでみた。
今年冬休み前は、本や漫画に出てきた単語を一々暗記しようとして、複雑な漢字が偶に読めても、いかにも単純な漢字でも読めないことが多くて、不調和なレキシコンを通して日本語を読もうとした。しかしこの頃単語じゃなくて、漢字を全般的に勉強しているので、本を開いてすらすら読める調子でびっくりした。ビューティフル・マインドを仕舞って、前にはお飾りに過ぎなかった本を次々に恩棚から引き出して読んでみた。村上春樹の小説でも、子供に英語を教えないように警告する本でも、経済に関する探偵小説でも言葉の意味が伝わってくる。知らない漢字はほとんどの場合文脈から意味が判って、読書の流れに巻き込まれちゃうこともある。凄い刺激になって、全部がぴったりと納得できるようになるまでは漢字の勉強に励みたい。
パンドラの箱
徹夜していた最中休憩として前に受けた日本語能力試験1級の用紙に目を通して、何か気付いた。実と言えば、今の程度じゃ合格できない。読解や聴解ならば何となくできるけど、冬休みから戻ってから極力努めたのに文字、語彙、文法の部分はまだ全然駄目だ。1級の試験の為に勉強する前は2級に出てくる基礎の漢字や文法を勉強したが、結局時間を掛けすぎて、模擬試験の一ヶ月前に結構やばいことになってる。これからは勉強時間を倍加して、非常に頑張ればいけない。
そう思って、食堂に行って、パンドラの箱を開けてしまった。
皆様、パンドラの箱の伝説ご存知でしょうか。さすがギリシアの神話のように、神々のいたずら、人間の愚劣、道徳教育も有る物語だ。パンドラの箱の物語に、火を神達から盗んだ人間への復讐として、オリンポスの神々はパンドラという美人を作り出し、エピメティアスという善人の妻になるように天下に行かせた。神の陰謀を知らず、魅力的なパンドラが婦人との幸福な日々を送っていた。あの頃、人は悪も痛みもなかった世に住んでいて、その二人は毎日楽園での日々を楽しんでいた。或る日、人間に見せかけた神がオリンポス山から降りて、大きな箱を苦労して運んでいた。苦しんでいたところを見たエピメティアスがその神を家で泊まらせてあげた。その間、神が分厚い箱をエピメティアスに託し、早速寝た。箱の中身を知りたがったパンドラが何度もエピメティアスに開けてみようと頼んだが、行儀良いエピメティアスが断った。でも好奇心強いパンドラが、エピメティアスがいなかった間にこっそりと箱を開けてしまった。すると、オリンポスの神達に詰められた病や悲嘆や罪悪、全ての悪がその楽園に放り出した。痛みや怒りを感じたことのないパンドラとエピメティアスがつい大喧嘩で巻き込まれ、エピメティアスがその愚かな妻に激しく怒鳴った。しかし、ちょうどその時、開きっぱなしの箱から微かな声が聞こえた。その箱に残っていたのは、人間を助ける究極の力を持った精霊、希望だった。
どんなに辛くても生きている限りこの世には希望が在る。そう思って、危険でも自分のパンドラの箱を開けてみた。再びコーヒーを味わった。
再び独り言の世界へ
僕を被害者として思う自分が嫌いだ。一日に皆辛いことがあるんだよね。窒息って名付けた記事を書いていた最中に気付いたが、入学した時から分かった―大学に入ったのは、交際する為でも友達を作る為でもなかった。不健康、手術、先生からの批判、僕の所為で会話練習に行かない人に嫌われること、唯邪魔になる。無心すればいいんだよね。
しかし問題はまだ一つ残っている。それは、皆に嫌われても、皆に会話練習に参加しないで欲しくても、勝手に行ってもいいんだろう?
母と相談した。それは珍しいあまり、真夜中母と話していた間にまるで夢だった。僕の勝手な性格の原因は、母と話せば分かる。母から見れば、生徒の育ちは日本語の学部の責任で、学ぶのは学生として僕の責任だ。会話練習に行くのはそんなに大変な迷惑だったら、先生が何か言うべきだ。「しかしそんな迷惑ならば、僕が先生に強引に会話練習から引き出されるまで待ってはいけないだろう。」と僕が聞いた。すると母が素直に「いいんじゃないの?習う為に授業金払ってるじゃない?」と答えた。何と言っても、母らしい答えだ。ちょっと話してから判った。道徳を無心して僕だけのことを考えれば、母と相談するのと同じだ。やっぱり親戚だ―僅かでも嬉しい。
その後友達と散歩した。結局300番代を止めようと決めた。というのは、会話練習にも授業にも行かない。確かにあのクラスが易しくて、単位ももらわなければ学ぶこともほとんどない。結局あのクラスで僕は他の生徒達に邪魔をした。行かないで欲しい所に行く気もないし、これで勉強時間を得る。積極的だから上達させる方法を全て利用したくて、会話練習に行かないのは切ないけど、2ヶ月だけだから我慢して遠慮する。遠慮…大人らしい響きだ。
何か嫌だ。
窒息 上
昨日寮の友達、200番台のクラスの学生に24時間に渡る漢字勉強マラソンに誘われた。参加者は皆他人の刺激を受けて、その勢いで二階のラウンジで一日を通して漢字を勉強する大会だった。12時、ちょうど真夜中から開始した筈だったが、翌日にパーティーが行われるそうだったので、僕は6時半から、そしてあの友達は11時から始めることになった。僕も彼もやる気がたっぷりあったけど、僕達以外一人も参加しなかった。開始の少し後色々な人は寄ってきたが、2時に達してから寮の皆が眠り込んでいるまま、あの部屋でずっと二人きりで頑張った。
しかしやっぱり、午前3,4時になってから僕が非常に疲れていて、彼に向けて「僕はもう駄目」と諦めようとした。確かにその前の日もあまり眠らなかったし、まだ14時間も残ったし、頭が全然動いていなかったのに無理に勉強するのは無益だと思った。すると彼が「実は僕もそろそろ寝ようと思ったが、貴方がいる限り帰らないと決めましたので…。」それを聞いて、つい目が覚めた。勝負だと思わなかったが、彼がそのように思ったら負けないと決心した。確かにいつも彼から尊敬されているのは明らかで、先輩等と思われたら先に負けるわけにはいかない。そう思って、6時半彼が諦めた時まで非常に頑張った。「勉強し始めたのは貴方より遅くて、8時間だけ勉強したなんて、我ながら情けないと思います」と彼が言った。彼を慰めて帰してから僕はもう一度机で座って勉強を続けたが、その後2時間ぐらい、つまり午前8時半やがって疲れ切った。
その事件はもう24時間前のことだ。6時間ぐらい寝て、起きてからパーティーに行って酒を呑んで、そして再び机の元に戻った。あの時頭がちょっと痛くて我慢したが、今はずきずき痛む。それは寝不足の所為か現状か将来の悩みの所為か分からない。
この間300番台のクラスメート達の不平について語った。あの時からあの人のブログに偽りの名前でコメントを書いた。(それは勿論英語だったけどここで日本語で訳します。)
「初めてのコメントです!そういうエリートがいるのは貴方のクラスだけじゃ有りません。あたしの200番台のクラスにも色んな人が見違っているにもかかわらず返事を大声で言い出して困りますわ。勉強する人は練習したい気持が解るけど、馬鹿ならば黙って欲しいですね。下手な日本語で皆の会話練習の時間を無駄にしないで欲しいですね。」
彼女を馬鹿にしていたことは気付かれてしまうと思いきや、彼女が同情してくれて、出会ったことがあるかと訊いた。そして、先日黙るように言われた彼女からのコメントも出てきた。
「あたし達非エリートで会話練習を改正しようよ!あたし、あの人達が練習から出て行く、またあたしの程度で話してくれるまでに『分かりません!』と叫ぶわ。」
次の返事をどうやって書けばいいか寮の友達と相談してから、つい面倒臭いことになった。超えた旧ライバルさんが言ったことで特に悩まされた。「この前一人の助教授がうちのRAに言ったよ、君が喋り過ぎるって。それはこの間のことで、先RAが震えたまま僕に言ったよ。」それは信じ難いあまり、嘘だと思った。すると旧ライバルさんに怒られた。色々なことで困って、それに頭が痛かったので小うるさいラウンジから勉強の物を部屋に移して、そこで勉強するつもりだった。しかしその前メールをチェックして、上智大学の先生からの返事を読んで、頭が引っくり返したように感じた。
つづく