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科学教育プログラム ithinkplus

アイシンクプラスでの授業の様子、お知らせetc…
いろいろお伝えしていければな~と思います。

12月22日(日)東京工業大学で開催されたFLL東日本第2ブロック大会に、Falcons2代目リーダーと一緒に応援に行きました。

以下に大会の様子を取りまとめました。




閉会式前、審査員の方からコメントがありました。
大変参考になるコメントです。





そして表彰式。



全国大会に進めたチーム、2月までにさらに磨きをかけて下さい。残念だったチーム、この大会で見た他チームを参考に、来年は全国大会目指してしっかり準備をしましょう!

やっぱりFLLは楽しいな!

【おまけ】
FLL東日本第2ブロック大会のチラシにこの写真が使われていました!
懐かしい!
2013WF EV3パンフ
この秋、高校生を対象にしたアメリカの科学フェア(International Science and Engineering Fair)について書かれた本を読みました。

 「理系の子―高校生科学オリンピックの青春」
 ジュディ ダットン (著), Judy Dutton (原著), 横山 啓明 (翻訳)
 文藝春秋

 "Science Fair Season: Twelve Kids, a Robot Named Scorch . . . and What It Takes to Win"
 Judy Dutton

凄い子たちがいるもんですね。頭が切れるだとかではなく、何が凄いって、好きなことをとことんやる!ってこと。その子たちを認める社会があり、自分のやりたいことを自分の力で切り開いて行けること、いいですね。

アメリカ発祥の大会FLLと共通点もあり、FLLなどサイエンスフェアが盛んな理由と、どのような意図があるのか、新しい気づきもありました。なるほど、そういうことなのねって。

そして、読んだだけでは気持ちがおさまらず、2012年世界大会でFLLの上位カテゴリーFRCに参加していたアメリカの高校生、しかも日本人の女の子、Rさんに連絡をとり、本に書かれていたことが、本当なのかと色々質問させて頂きました。そうしたら大変素晴らしい回答が返ってきました! この素晴らしい回答をみなさんとシェアしたいと思います!

Q:Falconsメンターからの質問
A:Rさんの回答
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Q : 一般高校の数学、理科、技術(以下、理系)の授業は理系好きな生徒にとって物足りない?

A : そうですね。一般の数学、理科、技術は理系好きな生徒にとっては物足りないかもしれませんね。でもアメリカの高校の授業は選択式なので、難しいクラスをとることもできます。実際APクラスと言って大学レベルの授業を選択することもできます。私も化学や数学のAPをとったことがあるのですが、やっぱり大学レベルなので、難しいです。大学では1年生の時にとるような授業ですが、やっぱり他のクラスとは桁違いです。APクラスは難しい分、GPAが Weightedされます。アメリカでは、オールAをとったら、4.0のGPAとして記されます。しかし、4.0以上のGPAをとることも可能なんです。つまり、4.0以上のGPAをとっている子達はAPクラスでAをとっている子達なんです。一年の終わりに全国共通のAPテストがあります。このテストを受けるか受けまいかは生徒の自由です。成績には全く影響しません。このテストの成績は1から5の数字で表されます。5が一番いい成績です。もし成績がよければ、大学によっては授業が免除されます。5の場合は数クラス免除、4は2単位免除など。大学にもよりますが、大体3以上は単位を免除してくれます。アメリカの授業料はとても高いので、6000円程度のテスト料金だけならば、本当に助かります。だから大勢の生徒はAPテストでいい成績をとれるよう、クラスをとります。あとGPAも上がり、大学に書類を送ったときにこの生徒はこんなにAPクラスをとっていたのかと評価が上がります。アメリカは向上心の国だと思います。チャレンジしようと思えば、いくらでもチャレンジできるのです。一般高校のクラスが物足りなかったら、さらに難しいクラスをとればいいだけの話なんです。高校レベルじゃ物足りなくて、実際、大学で数クラス授業をとっている子も私の友達ではたくさんいます。チャレンジするか、するまいかの差だと私は思います。
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Q : そもそもISEFなど科学フェアは、広く知られていますか?

A :ちょっとよく分からないですね。広く知られているとは思うのですが、やっぱりScienceに興味がない人だと知らない人も多いいかもしれません。でもアメリカでは、幼いころから、Science fairなどをやるようすすめられるので、そういう科学フェアは広く知られています。実際私の中学では科学フェアに出場をすることでボーナスポイントを貰えました。ただ、ISEFではなく、学校全体でやるような規模のものでした。科学フェアは皆知っていますが、ISEFと言われると分からない人も多くないと思います。私も実は高校に入学してからISEFというフェアを知ったんです。私の学校は高校4年全体で200人という小さい科学に力を入れているオプション校です。School of Science and Technologyと言います。皆はSSTと呼びます。やっぱり科学に力を入れているだけあって、ISEFをやることで単位をもらえるようなシステムになっています。私もISEFに参加するようになってから今年で4年目です。やっぱり周りの影響だと思います。ISEFは科学に興味がある人は誰でも知っていると思います。私の学校では知らない人はいません。
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Q : ISEFに参加する生徒は特別な才能をもった子だと思いますか?

A : そうとは限らないと思います。私の学校では単位が貰えるのであまり頭がよくない子でも参加しています。参加は誰でもできます。ただやっぱりすごい時間と努力が必要なので、皆が皆フェアまで行ける訳じゃないですね。でも大学に書類を送るときなどにこういうフェアに参加したと言うとプラスになります。私もISEFのRegionalフェアで1位をとったので、履歴書にのせるようにしています。そうするとやっぱりたくさんの人が興味をもってくれます。でもやっぱり県大会などになると桁が違いますね。はっきり言って、皆何の研究をしたのかちんぷんかんぷんです。私の先輩にISEFでInternationalまで行った人たちがいます。Internationalで賞もとりました。オバマ大統領にも会って彼らの研究を発表しました。たしか、世界初、手に収まる放射線なんたらかんたらとかちょっと理解できない機械を作りました。やっぱり、彼らはその分野には長けてました。天才というほどではありませんでしたが、好きな分野については天才的でした。ISEFに参加する子達皆才能を持った子ではないと思いますが、たくさんの人才能を持っていると思います。特に勝ち進んでいく子達はその分野にたいしては特別な才能を持った子達だと思います。
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Q : スポーツの出来る生徒の方が人気者で、理系好きの生徒はオタクというイメージを持たれますか?

A : はい。やっぱりアメリカでは一般的にはそうなってしまいますね。(笑)アメリカンフットボールプレイヤーやチアリーダーがポプラーグループに入ります。あくまでステレオタイプですが、一般的にはそうです。私の学校はオタクというよりもNerd学校だと思われています。
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Q : 本の中では、理科の教師や大学の職員の協力も研究を成功に導く大きな要因であるよに思います。Rさんの周りを見渡し、地域の中に協力してくれそうな、または声を掛けやすい専門家はいますか?

A: はい、たくさんいます。大学に連絡をすれば専門家たちがMentorとしてついてくれることもあります。ただ、プロジェクトプランが気に入ったらの話ですが。興味を持ってくれなかったら別の話です。研究所も借りることができます。6ヶ月待ちとかは普通ですけど。アメリカはメンターシップが多いです。実際私の友人の数多くはメンターがついています。メンターは科学フェアの実験のサポートをします。
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Q : 賞を受賞することによって学校の知名度をあげようと、先生が熱心になりすぎていないでしょうか?

A : なっているところもあるかもしれませんね。実際私の知っている私立高校は先生がすごく熱心です。私立なだけあって、お金でのサポートも桁外れです。研究所、メンターは当たり前です。やっぱり実験するのにもお金はかかります。その分やっぱりレポートから何までもクオリティーが高いです。熱心になりすぎかは分かりませんが、他に比べたらずいぶん熱心ですね。Judge もここの高校の関係者が多いです。
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Q : 本の中で受賞しスカラーシップや賞金を獲得し、大学に進学しようとする生徒が紹介されていました。このような動機は珍しくないことなのでしょうか? 周りの大人も、スカラーシップや賞金を獲得することについて肯定的でしょうか?

A : 物凄い肯定的です。(笑)私は親にスカラーシップ貰えないようだったら大学に行くなと言われています。アメリカの大学はすごく高いので、どれだけスカラーシップが貰えるかによって大学選びする人がほとんどです。例えいい大学に受かっても、スカラーシップなしでは非常にきついです。だからそこそこの大学でもスカラーシップがたくさん貰えるならばと、いい大学を蹴る人も珍しくはありません。はっきり言って大学にうかるかどうかじゃないんです。どれだけお金でサポートしてくれるかなんです。だからISEFやFRCなどスカラーシップをたくさん出してくれるプログラムは人気なんです。
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Q : ISEFに参加する生徒にはスポンサーがつくこともあるようですが、Rさんの周りでも、企業お金を出して支援するといったことはありますか?

A : はい。たくさんあります。大学がお金を出してくれるケースが多いですね。私の親しい友人もISEFの際に研究所が必要になったので大学に連絡したんです。研究所を使うのにはメンターが必要です。幸い教授も興味を持ってくれたので、交渉は成立しました。ここの大学では研究をすることによって10万円貰えます。支援のお金と一応働いていることになるので、給料込みだということだと思います。他にも企業が出してくれたというケースもたくさん知っています。スポンサーシップは特に珍しいことではないと思います。勝ち進んでいく子達はこういうケースの子が多いです。

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最後に二つ。

一つは、「理系の子―高校生科学オリンピックの青春」お薦めです。是非手にとってみて下さい!

もう一つ、FLLに挑戦することにより、Rさんのように国境を越えたつながりを持つことができます。世界目指してがんばって下さい!
FLLつながりで、元USBの保護者Kさんから高専ロボコン全国大会観覧のお誘いを受け、Falconsのロボットを担当した2人と行ってきました。

アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト全国大会
 開催日  : 11月24日(日)
 開催場所 : 国技館 (東京都・墨田区)

高専ロボコン、TVでは見たことはありますが、生で見るのは初めてでした。そして国技館も初!以下は観覧後の感想です。

・さすがNHKが入ることにより、進行がスムーズ。13時に始まって19時の終了まであきないし、だれない。ゲームもドラマティックな展開のものが多く、高専ロボコンにつきものの「涙」、今回もあり。
・国技館は約11,000人収容するようで(実際には向側の座席にステージが設営され使用できないため7,000~8,000人収容)、キャパ、見やすさでは申し分ないと思う。
・ロボットがFLLのロボットに比べ大きいので観客席からでも見やすい。その分、トーナメント制となり、ゲームの回数は制限される。
・今回の課題は縄跳びをするロボットであったが、どのチームも非常によく工夫し、大会に臨んでいることがよく分かった。NXTに連続ジャンプをさせることを考えれば、難しいことがよく分かると思う。
・審査員のコメントにもあったっように、どのような技術を考え出したのか気になる。FLLやFRCのようにチーム毎にピットを用意し、競技者だけでなく一般の観覧者もピットを見学でき、ロボットを間近にみることが出来れば良いと思う。技術は出来るだけオープンにし、お互いに切磋琢磨できるとよいのだが。
・スポンサーが、この規模の大会にしては少ないように思う。単純にアメリカと比較することは出来ないと思うが、アメリカだったらもっと企業が支援し、学生をスカウトしていると思う。高専ロボコンでもこの程度ということにがっかりした。
・各チームは個別にスポンサーを獲得してもよいのだろうか? 全費用、学校負担なのか? 将来、技術者になるにしても、資金を調達することは避けて通れないはず。学生のうちから資金調達を経験できるとよいと思うのだが。アメリカのFRCは、ロボットに500万円以上かかるとか。その資金集めもチームの仕事のようだ。

どうしてもFLLやFRCとの比較になっちゃいますね(汗)。

$科学教育プログラム ithinkplus-高専ロボコン全国大会

ロボット担当の二人、やっぱりロボット大好きなんですね。真剣に見ていました。

ちなみにこの全国大会の様子は、
 平成25年12月21日(土)午後4時~4時59分
 NHK総合(全国放送)
で放送されるそうです。
今年は、ithinkplusからFLLに出場するチームはありません。しかし7回もFLLに関わってきたので、今年のFLLがどんな感じなのか、そしてどんなチームが参加するのか、気になります。そこで、11月3日(日)に開催されたFIRST JAPAN主催『FLL2013 Friendship Day』にお邪魔してきました。

会の流れはこんな感じでした。

・FIRST JAPANよりご挨拶
・今年の春から初夏にかけて行われた国際大会報告
 アジアオープン
 ワールドチャンピオンシップ
 ヨーロピアンオープン
・ロボットゲーム・交流タイム

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Falconsのメンバーも2人参加しました。どこにいるか分かりますか(笑)。

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FIRST JAPANよりアジアオープン、ワールドチャンピオンシップについて報告。

ワールドチャンピオンシップの説明の中に一部誤りがありましたので訂正致します。FLLの上位カテゴリでFRC・FTCの説明がありましたが、FTCでなくFRCが最上位のカテゴリです。また最上位のカテゴリFRCの参加資格は大学生でなく高校生です。つまり高校生はFRC、FTCのどちらかに参加出来ます。高校生はワールドチャンピオンシップで好成績を残すと、大学の奨学金を手にすることができるようです。大会パンフレットには、奨学金を出す数百の大学がリストに掲載されており、そのリストには名門校のYaleやMITなども名を連ねています。

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ヨーロピアンオープンについてはFIRST FUJISANのメンター・志村さんから報告。ヨーロピアンオープンの報告だけでなく、「FLLで大切なのは何か」と言う大変有意義なお話もお聞きできました。

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今年のミッションチャレンジはこんな感じです。

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参加者にとって一番気になるロボット。大勢の参加者がフィールドを取り囲み、ロボットゲームは盛り上がりました。

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今年のミッションチャレンジについて、出場者、メンターの方々にお話を伺いました。みなさんのお話によると今年は以下のような変化があるようです。

■ロボットの小型化
この数年、ロボットが大型化してきています。

数年前のミッションオブジェクトにテクニックパネルプレートが大量に使われ、そのテクニックパネルプレートを翌年のロボットに流用するといったことが大型化の理由の一つだと思われます。また、2分30秒の時間制限がある中、1回の往復でより多くのミッションを行う必要があります。ミッションも年々複雑・困難になっています。そのため、アタッチメントの多機能化が進み、多機能化すれば当然大型化してきます。これもロボットの大型化の理由の一つだと思います。

しかし、今年はルールによってその大型化に歯止めをかけようとしているようです。高さ制限が40cmから30cmになっています。ベースの枠も少し狭くなったように見えました。フィールド南側中央から北東へ張られた糸の下をロボットがくぐらないとならないので、おのずと背の低いロボットになってしまいますね。

「なぜ、小型化なのか?」 これはスコット・エバンスに聞かなければ、その本意は分かりませんが、以下のような理由と推測します。

1.今年からモータを4つ使えるようになり、大がかりな機械的仕掛けを使わなくてもミッションをクリアできると考えている。

2.大がかりな機械的な仕掛けを作るには、ある程度の技能が必要。しかし初めてFLLに参加するチームのメンバーにはその技能がなく、新規チームの参入を阻んでいると考えている。

3.FLLはロボットだけでなく、プロジェクト・コアバリューもロボット同様に取り組まなくてはならない。ロボット以外にも時間を割けるようにするため、ロボット製作時間を軽減する狙いがある。

どうでしょう?

■モータ4つ
EV3の登場により使用できるモータが3つから4つに変更となりました。これは大きいですね。NXTだとモータのポートが3つしかないので、その恩恵はあまり受けられません。EV3を購入するように仕向けているようです。

■戦略的オブジェクトの回収
これまで戦略的オブジェクトは置きっぱなしで良かったのですが、今年は回収しなければならないようです。ロボット小型化の上、このルールは大変ですね。特に何かを持ち上げる、レバーを押す等は戦略的オブジェクトを置きっぱなしということが多かったからですね。

■ライントレース
ライントレースを促す黒のラインがマットにはありません。今年の黒のラインはどちらかと言えば停止線のような感じです。これまで外部環境を取り込むこと、特にラインを読み取ることが推奨されていたように思われますが、傾向が変わってきたようですね。

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ロボットゲームに登場したロボットたち!

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プロジェクトですが、例年同様難しく、各チームとも頭を悩ませているようですね。あるチームは「まだ、全然やってません! 今日、これから考えます!」と元気よく答えてくれましが、逆に私が心配してしまいました(苦笑)。

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会の終わりにマカレナをみんなで踊りました。

国際大会の報告にもあったように、どの大会もダンス、ダンス、ダンスです! 昨シーズンは「GANGNAM STYLE」「Harlem Shake」が流行り、Falconsは大会前にこれらのダンスをマスターして大会に臨みました。国際大会を目指しているチームは、世界ではどんなダンスが流行っているかチェックしておくことをお勧めします!

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最後に、「え、Falconsは参加しないんですか?」「Falconsを目指していたのに・・・」とFalconsのことを気にかけてくれていた子どもたちがいました。ありがとうございます。

みんな、頑張って下さい。そして楽しんでね!

応援しています!
10月22日(火)三鷹市の某所で行政の方とレゴエデュケーションの方を引き合わせ、打ち合わせを行いました。まだまだ計画段階なので秘密めいた感じになってしまいますが、ご了承下さい。

さて、打ち合わせの議題は「FLLを通して世界に通用する科学・技術を地域に根付かせる」といった内容でした。1時間程度の予定が、気がつけば2時間を越し、充実した打ち合わせとなりました。

議論の中で、「LEGOは使う子どもたちが主体的にかつ自由に使うことができる大変優れたツールである」と参加者全員の意見が一致することを確認。しかし、だからといって審査員に「LEGOは良いツールですから」と説明するのでは説得力が弱く、計画を通すためには、「どのような効果がでるのか」具体的な数字でアピールしなければなりません。実はこれが問題。LEGOはユーザーの主体性にまかせ自由に使えるツールなので、その成果を数値化することは大変難しいのです。

さあ、これをどうやって評価すればよいでしょうか?

例えば、学校の理科の実験であれば、教師が実験の目的、その手順、どのような結果になるか最初に長々と説明します。そして、子どもたちの実験結果が、教師が示した結果と同じでなければならないのです。なので評価も簡単です。

しかしLEGOを使うFLLは、子どもたちが「どうして?」と思うことから始めます。そしてその「どうして?」に対して頭をフル回転させ「仮説」をたて、その仮説を子どもたちが立てた実験計画により検証します。仮説が正しくなければ、それはどうしてなのか、さらに検証するわけです。レゴ・マインドストームを使ったロボット作りも同じです。知識を増やすことではなく、論理的に考えるプロセスを体得することが目的といってもよいのかもしれません。そして論理的に考えるだけでなく、さらには説明出来なければなりません。まさに文部科学省が新学習指導要領で示した「生きる力」です。この力は1、2年で身につかず、大変時間がかかります。評価するにも時間がかかり、何を「ものさし」にし評価すればよいでしょうか?

と、言う訳なんです。

従って、今回はこの評価結果に関する数字の提示は難しいそうなので、他の側面から数字を使って切り崩すことになりそうです。

しかし、今後の展開を考えれば、何か評価手法が確立するとよいですね。

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最後に、日本の教育は基礎学力を高める良い教育だと思います。しかし、答えのないものにどうアプローチするばよいのか、常に実績を求められている学校にこの指導を任せるのは荷が重いように思います。だからこそ地域の中で学ぶことができればよいのですが。

今回の打ち合わせで議論された計画が、上手くいきますように!