FLLまたはLEGOを使った教育プログラムの評価 | 科学教育プログラム ithinkplus

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いろいろお伝えしていければな~と思います。

10月22日(火)三鷹市の某所で行政の方とレゴエデュケーションの方を引き合わせ、打ち合わせを行いました。まだまだ計画段階なので秘密めいた感じになってしまいますが、ご了承下さい。

さて、打ち合わせの議題は「FLLを通して世界に通用する科学・技術を地域に根付かせる」といった内容でした。1時間程度の予定が、気がつけば2時間を越し、充実した打ち合わせとなりました。

議論の中で、「LEGOは使う子どもたちが主体的にかつ自由に使うことができる大変優れたツールである」と参加者全員の意見が一致することを確認。しかし、だからといって審査員に「LEGOは良いツールですから」と説明するのでは説得力が弱く、計画を通すためには、「どのような効果がでるのか」具体的な数字でアピールしなければなりません。実はこれが問題。LEGOはユーザーの主体性にまかせ自由に使えるツールなので、その成果を数値化することは大変難しいのです。

さあ、これをどうやって評価すればよいでしょうか?

例えば、学校の理科の実験であれば、教師が実験の目的、その手順、どのような結果になるか最初に長々と説明します。そして、子どもたちの実験結果が、教師が示した結果と同じでなければならないのです。なので評価も簡単です。

しかしLEGOを使うFLLは、子どもたちが「どうして?」と思うことから始めます。そしてその「どうして?」に対して頭をフル回転させ「仮説」をたて、その仮説を子どもたちが立てた実験計画により検証します。仮説が正しくなければ、それはどうしてなのか、さらに検証するわけです。レゴ・マインドストームを使ったロボット作りも同じです。知識を増やすことではなく、論理的に考えるプロセスを体得することが目的といってもよいのかもしれません。そして論理的に考えるだけでなく、さらには説明出来なければなりません。まさに文部科学省が新学習指導要領で示した「生きる力」です。この力は1、2年で身につかず、大変時間がかかります。評価するにも時間がかかり、何を「ものさし」にし評価すればよいでしょうか?

と、言う訳なんです。

従って、今回はこの評価結果に関する数字の提示は難しいそうなので、他の側面から数字を使って切り崩すことになりそうです。

しかし、今後の展開を考えれば、何か評価手法が確立するとよいですね。

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最後に、日本の教育は基礎学力を高める良い教育だと思います。しかし、答えのないものにどうアプローチするばよいのか、常に実績を求められている学校にこの指導を任せるのは荷が重いように思います。だからこそ地域の中で学ぶことができればよいのですが。

今回の打ち合わせで議論された計画が、上手くいきますように!