僕たちはガンダムのジムである | A Day In The Boy's Life

A Day In The Boy's Life

とあるエンジニアのとある1日のつぶやき。

僕たちはガンダムのジムである/ヴィレッジブックス
¥1,000
Amazon.co.jp


冬休み中に読んだ2013年最初の本。

内容としては、ガンダムの世界観を通して、私たちごく普通の人がこの厳しい社会の中でどう生き抜けばいいのかを、ガンダムの中で平凡(いや、アニメの中ではそれ以下の存在のように扱われているかもしれませんけど)な存在のジムに例えてそのヒントを解説しています。


「君は生き延びることができるか?」
まさに本書では、この問いの答えを考える。
(略)
本書は「機動戦士ガンダム」という作品を通して、僕たち普通のサラリーマンのこれからの生き方について考える、キャリア論の本である。

私自身も「自分は特別な存在」と思ってた時期はありました。

漫画の主人公のように、そしてその主人公が持っている特殊な能力があるかのように。 

このアイデアは自分しか思いつかないだろうとか、就職の面接ではその特別感を前面に出して伝えようとか、まぁ社会人になればそんな特別感など何も無く、どれも平凡なアイデアであるということには否応無く気づかされるわけですが。


ある意味、そういった特別感というのは漫画によって植えつけられたりもしますし、「君たちはやればできる」とか「夢をあきらめなければきっとかなう」といった周りや先輩から見聞きする言葉に見事に乗せられるところもあるのですが、それを諦めさせる「僕たちはガンダムにはなれない。僕たちはジムなのだ。」という言葉は潔く、その中で考える次のステップと戦略というものを考えさせられます。


ジムは量産型であり戦力としてはごく普通の兵器にはなっていますが、その戦力があるからこそ一年戦争の中で戦略が担えたわけです。

悪く言えば捨石のような存在なのかもしれませんが、その数が要るからこそ戦力というのが生まれるわけです。

そして、多くいるのは私も含めてその普通の人だと。

普通をまず普通と認めるところから始めるのは自己分析として必要なことではないかと思うわけです。

普通を特別と思い込むのは一番危険で、突っ込んでいったらやられるのは当たり前のことですから。


凄い人にならなければ、凄いスキルを身につけなければ、そんな堅苦しく自分を追い込む観念からフッと開放させてくれるそんな本かもしれません。

まぁ、ガンダムの世界観を基にして書いているわけなので、それを知らない人は少し読みづらいかもしれませんが、ただそこまでものすごく色濃く描かれているわけでもないのであまりそっちの突っ込んだ話を期待しても残念かもしれませんが。

私はガンダム好きではあるのでさくっと読める本でした。



目次


第1章 僕たちの「戦場」は今、どうなっているのか?
 劣化する会社という名の「戦場」
 やりたいことができない会社
 「躁鬱」が激しい会社員の日々
 「親父にもぶたれたことない」人が結構殴られている日本の職場
 リーダー不在の僕たちの職場
 ジム型人材を襲う「曖昧な不安」の正体

第2章 僕たちはこうしてジムになる
 会社はジムで動いている
 僕たちがジムになる理由1 - 学校教育と受験戦争
 僕たちがジムになる理由2 - 就活
 僕たちがジムになる理由3 - 会社員という日々
 「すごい人」にならなければいけない病
 世の中は普通の人で動いている

第3章 僕たちジムのための人生戦略
 自分の存在価値を再確認する
 期待されていること、できることで仕事をする
 職場にいるジム型人材に学べ
 戦記を書く
 自分の人生戦略を考える
 騙されないための知識・情報武装法
 「幸せ」を客観視する
 「帰れるところ」を作る

おわりに 僕たちはガンダムのジムである